私は27歳の時に結婚をしました。
彼との出会いはお見合いでした。
自分の中ではお見合い結婚だけは避けたいと思っていたので、結婚をする事になった時には若干の屈辱みたいなことも実は感じていたのです。
そんな夫とは結婚生活4年で終止符を打ちました。
今ならばあの頃の生活の事を振り返られるので、久々にあの頃を思い出してみたいと思います。
1.初対面は神経質そうだけど生活力は抜群。
私は恥ずかしながら、独身時代には恋愛経験が殆どなく、結婚するまで処女でした。
今時こんな人は珍しいと思うかもしれませんが、幼少期から女子だけの学校にいたので、正直、男性と出会うチャンスもありませんでした。
お勤めは一般企業に勤務しましたが、秘書だったので、出会うとしてもずっと上の男性で、しかも妻子ありの人ばかりでしたので、到底恋愛なんて気持ちにはなれない相手でした。
私が将来結婚でも出来ないと心配をした父親が知人の紹介で、彼とのお見合いを仕掛けました。
最初は一度だけでも良いから会いなさいと両親から言われていたのですが、当時26歳の世間を知らない小娘にしたら、39歳の彼はとても大人でした。
日本で一番頭の良いと言われてる学校を卒業していて、某食品の研究センター勤務している、とても安定した未来を持っている彼に、ふらふらっと来てしまい、一番嫌だった見合いと言う形で結婚を決めたのです。
初対面はとても神経質そうだな?と少し不安もありましたが、それよりも全ての肩書きが素晴らしくて、結婚はこんな風にするのが幸せなのかな?と自分を言い聞かせて、結婚を前提にお付き合いを始めました。
2.お付き合いしている間は指一本も触れてこない誠実な彼。
彼との交際期間は結果的に8ヶ月ありました。
本当は式場と披露宴会場さえ押さえることができたら、もっと早く入籍をしたいと彼には言われていましたが、婚約を整わせて、式場を抑えるのには8ヶ月かかりました。
彼の実家は九州で、しかも三男なので、姑の苦労がないと思う生活は快適なんだろうな?と、彼との生活を楽しみ式を待ちましたが、お付き合いしている間は本当に彼は全く私に触れて来ませんでした。
彼曰く、大切にしたいと言っていたので、本当に彼に感謝する分、少し寂しい気持ちもありました。
3.新婚旅行で豹変。
彼とは予定通りに式と披露宴を終えて、結婚式の翌日のフライトでハワイへ行く予定でした。
新婚初夜は式をあげてホテルに泊まりましたが、そこでも彼は何もしてこなかったので、どうしてですか?と質問したら、初夜から疲れさせては可哀想だから、明日からは時間がたっぷりあると言われたので、その日は何もなく休みました。
次の日は夜の7時過ぎの飛行機なので、夕方までホテルを延長していてくれた彼と私はとうとう結ばれました。
しかし、私が想像していた処女を失うことと、それからの性生活は少し人とは変わっていたのか知れません。
男性を知らなかった私はそれの性生活が当然のことだと思って、一生懸命に彼を受け入れました。
朝になりお風呂に入ろうといわれましたが、少し恥ずかしい気持ちがありました。
しかし夫婦になったのだからと言われて、裸にされました。
しかも浴室を明るくされて、体中をすみずみ彼が見るのです。
そして私は彼に顔や体を全身舐めまわされて、彼と一体になりました。
とても痛かったですが、彼は容赦してくれません。
初めてのセックスで色んな体位をされて、私を彼の体の上の乗せたり、いきなり彼のモノを加えさせられたり、新婚旅行へ行く前にぐったりしましたが、ハワイでも更に連日激しいセックスが続きました。
4.これからは自分のスタイルに仕上げる。
ハワイで彼から言われた言葉はある意味とてもショッキングでした。
これからは自分スタイルに仕上げるから、君は僕にとにかく従えば全てが上手くいくと言われたのです。
その日の晩はハワイの部屋で縛りあげられて、撮影もされました。
僕のスタイルに染める始まりの日から全てを記録するといわれて、それからはセックスをする度に彼はビデオを回しました。
5.生活も何もかもの調教が始まる。
新婚生活は甘いものでは無かったのです。
彼は食事の仕方、作り方、部屋の掃除に関する何でも口を出して、彼の思う通りに指示をされましたが、夜の生活はもっと束縛をされました。
基本的に彼の事を拒否する事は生理中でもしてはいけなくて、ノーマルセックスからアナルセックスもされましたし、基本的は彼はSで私はMだと意識付けをされました。
そして夜は彼の事を先生を呼ばされて、次第にその行為はエスカレートして、浣腸プレイでどこまで我慢できるか、挙句の果てには尿意も彼に支配されるようになり、おしっこをしている姿を撮影されたりもしました。
6.もう限界。
私は丸4年間は彼の言う通りにしました。
しかし結婚生活5年目に入るときに、久々にハワイへ行こうと言われた時に、新婚旅行の時の悪夢が蘇りました。
この結婚生活は普通ではないと悟ったのです。
4年かかりましたが、今、決断するしかないと思い、彼に離婚を申し出ました。
離婚するまでは約2年間かかりましたが、33歳の時に晴れて彼の調教から逃れられて、やっと普通の生活に戻りました。
しかし、別れてから2年・・・
人間の体や心は不思議です。
異常だと感じていた彼との性生活が愛おしいと感じている私がいました。
すっかり心も調教されていのですね。