【ブルセラショップの興奮】
昔、ブルセラショップというのがあった頃、女子高校生や女子中学生がこぞって履いたパンツを売りにいってはお小遣い稼ぎをしていた。
写真付きや生脱ぎのオプションがつくと相当良いお小遣いだったらしい。
購入した男性は、その臭いを嗅ぐと興奮すると言っていた。
買ってしばらくすると臭いがなくなってしまうので電子レンジでチンする猛者まで現れた。
最後は、そのパンツを使ってオナニーするらしい。
そんなテレビ番組を見てもドン引きしなかった私。
むしろ、その逆で「なるほど」と感心したのをハッキリと覚えています。
【臭いフェチのパンツ好き】
臭いフェチには理解のある私。
私も体の部位よりも、男性の脇の下の臭いが好きだから。
一度だけ、付き合っていた彼にそのことを打ち明けたことがあった。
ベットの中で、彼の脇の下の臭いを嗅ぐのが好きで顔をうずめて堪能していると「変態」と言われ間もなく交際関係も破綻。
それ以降は、誰にも話していません。
そんな「変態」と呼ばれる私に同胞の「変態」である彼氏ができました。
はじめて会った日から、フィーリングが合うと感じノーマルではない雰囲気が漂っていて付き合う前からワクワクしていました。
交際を申し込まれる時も、前のめりでOKの返事をし私たちはその後二年間交際をしたのです。
【少しづつ開花する彼の性癖】
彼と交際後すぐに同棲をはじめました。
家事も彼が率先してやってくれるので、いい彼氏だなとはじめは感じていました。
引き出しに入れてあるはずのパンツの数が少なくなっていることに気が付いて、下着泥棒を疑ったんです。
そのことを彼に話すと、ブランドバックが入っていたであろう箱に私のパンツがマカロンみたいにきれいに畳んでありました。
しかも、洗濯していないパンツだけ。
出張が多い時期になると寂しくなるからという理由でした。
新しい下着を買おうとすると嫌がる素振りをみせるのもそのせいだったのかもしれません。
その一件があってから彼は自分の性癖を隠すことをやめてしまいました。
私が仕事から帰宅すると、私の脱いだパンツをおねだりをするようになり、セックスで濡れた下着を嗅ぎながらフィニッシュしたり。
彼が喜ぶならそれでいいかと思っていました。
最後のお願いをされるまでは。
【彼のパンツへの執着】
「このパンツを一週間はいて欲しい」と渡されたのは、彼がコレクションしている「私の臭いつきパンツ」
履いているフリをすればいいかな?と一瞬頭をよぎったものの、女性の体はデリケートで清潔に保ちたい部分がいつも汚いとなるとさすがに気持ち悪いし、病気になりそうで断りました。
彼のパンツへの執着は強く、臭いのこだわりも強かった。
私よりもはるか上の師匠クラスだったと言える。
臭ければ臭いほどいいパンツを欲しがる彼は、もう私といたいのではなく臭いパンツといたかったんだと思いそっとサヨナラしました。
性癖が同じだからと言ってうまくいくわけではないと痛感した恋愛です。
それ以降、本命の彼には臭いを求めずセフレの脇の下を存分に嗅いでいます。
偶然なのか?セフレもパンツにこだわりがあって、かならずセックスの時は紙パンツを履くように準備されている。
その辺はお互い様ということで許容範囲ですが。