俺は大学4年生で将来は数学の先生になることを目指している。
6月には教育実習があり,既に田舎の出身高校で教育実習を受けることになっている。
いよいよ今日は初日だ。
緊張した。
普段することのないネクタイを締めて,昔と変わらない母校の校門をくぐった。
更に緊張感が増す。
挨拶の内容は考えてきた。
しかし,職員室に通された実習生は19名にも及び,近年になく人数が多かったようだ。
数学の希望者だけで3名もいた。
考えてきた挨拶は無駄となり,自己紹介は名前と教科,出身大学だけで終わった。
指導教官が1年5組の担任だったので,自動的に1年5組の担任となる。
緊張の初日が終わり,高校時代に取り組んでいたフェンシング部にも顔を出した。
一応,フェンシング部の顧問ということだ。
その中に1年5組の生徒が3名含まれていた。
一人は男子生徒,二人は女子生徒だ。
そのうちの一人の女子生徒,ここでは和美としておこう。
その和美がえらく馴れ馴れしく近寄ってきて話しかけてくる。
今の私にとっては単なる教え子の一人だが。
教育実習も既に終わり,夏休みを迎えた。
夏休みは田舎に帰ったり,お世話になった高校にも顔を出してお礼もしたかった。
教育実習のときと違って,取り立ての免許で父親の車を借りて高校を訪問した。
帰り際にフェンシング部の顧問に会った。
顧問からは大会も近いので,しばらく部員の指導をしれくれないかと依頼があった。
勿論,無報酬だ。
バイトもなく毎日ぶらぶらしているだけならそれも有りかと思い,引き受けることとした。
勿論,就活のプラスになればという打算も大いにあった。
相変わらず例の和美は親しげに声をかけてきた。
いつも私の傍らにいた。
小柄で普通体形。
胸が高校1年生としては発達している。
Eカップは固いなと内心喜んでいた。
日にちを重ねるごとにますます馴れ馴れしくなってきて,俺の腕に胸を擦ってきたり,Tシャツの胸元からブラが丸見えだ。
見えていると言ってもニコニコ笑っているだけで隠そうともしない。
屈託のない少女という感じだ。
そして大会も終わったある日,練習が終わると車で送ってと言って俺の腕にしがみ付いてきた。
特に断る理由もなかったのでOKした。
和美の家の近くに田舎ではちょっとは知れた公園があった。
彼女は公園へ寄って行こうと言い出した。
公園へ寄った。
そして車を景色のよさそうな日陰に停めて,しばらく景色を眺めていた。
言葉はない。
すると和美が「キスして」と言い出した。
俺は言葉を返さずに迷わず唇を重ねた。
彼女は緊張していた。
「初めてか?」問うと「うん」と声を出さずに頷いた。
少しずつ緊張が解けて呼吸が荒くなってきた。
次にキスをしながら手をEカップの胸の上に置いた。
初めは俺の手を払いのけたが,二度目は抵抗しない。
胸を揉んだ。
更に興奮の呼吸が俺の耳をついてきた。
和美は制服姿だ。
ブラウスをたくし上げてブラウスの下から手を入れた。
目指すはEカップの胸だ。
ブラの隙間から乳首を探し当てた。
和美の呼吸は完全に乱れている。
乳首を念入りに愛撫し,更に呼吸が乱れだした。
その日はそれ以上の進展はなかった。
どうだろう,30分はキスをしながら胸の愛撫を繰返していたような気がする。
それで彼女は十分満足していた気がする。
秋には結ばれた。
しかし,和美は妊娠を最も恐れていて,その1回切りで終わった。
今,彼女は何処でどのような生活を送っているのか全く知らない。
幸せな人生を送っていることを願っている。