・かわいい後輩くん
高校2年生になった時に、後輩の男の子に恋をしました。
アイドルみたくルックスも良かったですし、とにかく明るいんです。
彼と話しているだけで、なんだかフワフワした気持ちになるんです。
同じ山岳部だったため、何かと会話する機会も多くて気がつくと一緒にいる事が増えました。
自惚れかもしれませんが、彼も私の事を好きみたいなんです。
名前は、Tくんといってとても背が高い人でした。
私は、何かと理由をつけてはTくんを呼び出して話すようにしていました。
・強力なライバル
そんな私に、強力なライバルができました。
名前は、S。
私の親友です。
とにかく、胸がおっきい子でいつもバストを強調するようなポーズをするんです。
そのため、男子の多くは彼女のバストにメロメロです。
あまりおっきくない私としては、コンプレックスを感じずにはいられません。
そのSがTくんに注目したんです。
「Tくんって、かわいいよね。私、彼とならエッチしたいな」
そう言う彼女に、私は焦りました。
確かに、私とTくんは仲はいいです。
でも、Tくんからは告白されていませんし恋人のような雰囲気にもなりません。
そんな時に、TくんがSと話しているのを見てしまいました。
照れるような笑みを浮かべて、TくんがSの言葉に頷いています。
彼の視線は、やはりSのバスト。
私は、早くTくんを自分のものにしようと焦りました。
でも、自分から告白してもしフラレたら?
私は、それが怖くてなかなか一歩を踏み出せませんでした。
・テントの中でTくんが
私がTくんへの片想いで悩んでいる時に、山岳部でキャンプに行く事になったんです。
場所は、さほど遠くもなかったので私も参加しました。
Tくんもいて、私は妙に意識してしまいました。
普段通りに話そうとしても、意識してしまって。
ちょっとギクシャクしたんです。
なんだか、Tくんと顔を合わせづらくて花火大会には参加しませんでした。
皆がワイワイと騒いでいるのをテントの中で聞いていると、不意にTくんの声が。
「ちょっと、いいですか?」
2人きりでテントの中にいると、いきなりTくんがキスをしてきました。
驚いていると、Tくんから好きだと告白されたんです。
「あの。僕の童貞を、もらってください」
そう言われて、私はテントの中で押し倒されました。
こんな形で処女を卒業するなんて思っていませんでしたが、このチャンスを逃したら2度とはないような気がしたんです。
そして、私はTくんと大人になるために服を脱ぎました。
・手探りの初体験
互いに、セックスへの知識はあるものの、何をどうしていいのかわかりませんでした。
全裸で抱き合って、キスをしたり互いの体をあちこち触ったりしました。
Tくんの指に乳首をそっと弄られた時には、ムズムズするようなもどかしいような変な気持ちになったんです。
そして、初めて見る勃起した性器は私に恐怖心を与えました。
「あの、本で読んだんですけど、これを塗るといいそうです」
Tくんが、震える指で潤滑剤を塗ってくれました。
そして、指で丹念に解してから彼自身を挿入。
私は、痛くて泣きながらも幸福でした。
やがて、痛みだけではない気持ちよさも感じるようになって、気がついたらイッていました。
私は、自分が大人になったのだと肌で感じました。
Tくんとは、大学を卒業するまで交際を続けました。