今やネットで何でも買える時代だ。
しかし私の子供の頃はTV通販やカタログ通販が全盛。
自宅には通販のカタログが大抵2,3冊常備されてたと思う。
どこの家でもな。
そんなカタログには、女性用の下着のページが必ずと言っていいほどある。
カタログによってまちまちではあるが、かなりのページ数を割いて商品を紹介してるのもあるほどなんだよな。
まぁお子様時代は、そんなカタログがエロ本代わりってことになるわな。
デパート系のカタログとかだと大人しめの下着だったりするんだけどさ、カジュアル系のカタログになると、Tバックとかスケスケとかセクシーランジェリーのページがあるんだよ。
そんなの見せられたらモーレツにドキドキしてさ、なんか下腹部がアツくなってくるってのかな。
気持ちが昂るんだよな。
んでモデルは外人と日本人がいるんだけど。
ませてたのかなドキドキが大きくなるのは、やっぱり日本人モデルの下着姿だ。
生々しさがまるで違うんだ。
親に隠れてチラチラだけど、私が見てるの知ってるんだよ。
まぁ普通のカタログだから親としても良いんだけどな。
私的にはドキドキを味わってる訳で後ろめたさは否めない。
母親に「見終わったら、次貸してねぇ」なんて言われると非常に気まずい気持ちになるんだ。
<ドキドキから快感へ>
お子様だった私も月日と共に当然成長を見せる。
そんな中で勃起することも覚える。
カタログを見て勃起する。
そしてそれが気持ちいいと感じるという理屈が成立するのだ。
そうなってからはカタログを見る理由はドキドキするためじゃなく勃起するため。
とはいっても射精するとかチンチンをシゴクとか、そんな段階じゃ全然なくて。
今思えばあくまで勃起を楽しむだけ。
オナニーの前戯ってとこだろうか。
ただカタログの見かたはかなり進んではいたよな。
何故か私も分からないんだが、パンツを下ろして見てた。
勃起したチンチンを確かめてイケナイ気持ちになるのが堪らなかったんだろうな。
もちろん親に見つかったらただ事じゃない。
もしっていうスリルも重なれば興奮は自ずと倍増するってやつか。
<ドクドクと流れる精子>
勃起する気持ち良さを知った私。
そこからさらに刺激や圧を加えるともっと気持ちよくなることを発見する。
其の頃からだろうか、カタログを見る時は部屋に籠るようになったのは。
そしてパンツを脱いで下着のページを開いてチンチンを触る。
軽めの下着から流して最後は決まってスケスケやTバックで落ち着く。
オナニーっていつもルーティーンがあるもんだ。
知らぬ間に床オナの体位まで覚えるとは人の本能ってスゴイよなぁ。
だけどこの床オナの体位が事件を起こすことになる。
まぁあれだ、分かり切ったことだが射精だ。
下腹部に感じるいつもと違った異変。
それは反逆心に満ちた悪魔の囁きにも似てるかも知れない。
抗えるわけがないんだよ。
だってめっちゃ気持ちよかったんだから。
悪魔的に腰をベッドに押し付けて擦り上げたんだから。
ベッドのシーツには精子がベットリ。
やってしまったよ。
幸い見つかることなく洗濯することができたのは運がよかった。
これが私の初オナニーってことになる。
味気なくって申し訳ないが、こんなもんじゃないかな。