【女子の性の目覚め】
私の周りでは、男子より女子の方が性に関して夢中で情報収集をしていた気がします。
小学4年生の頃には、私も自慰を覚え(当時は自覚がないまま)学校に行けば、誰かが親の本をコッソリ持ち込んでいたり、ティーン雑誌を買って一緒に読んでいた。
家に帰れば、父親のエッチなビデオや本が山積みだったので読み放題だったしグラビアごっこと称して全身鏡の前で胸をギリギリまで隠したポージングをしたりしていた。
その頃の男子と言えば、ヨーヨーに夢中だったり子供に見えた。
【中学校入学】
中学生になると、毎日制服を着る。
何だか大人になった気分で登校していた。
男子生徒の制服は当時詰襟で、大きな制服の袖を萌え袖のようにしていたので黒い塊が歩いている感じだった。
ここでも、男子は子供にしか見えないのかと思いガッカリしたものです。
【男子の性の目覚めがはじまった】
折りたたみ傘を制服の股間に詰めてイチモツを大きく見せて女子をからかったり、エロ本を持ち込んで、教室の後ろで興奮の雄たけびを上げたり。
それは、一気に広まって「自慰」にも興味津々の様子。
オナニーのノウハウが書かれた男性誌を夢中になって読んでいる男子もいた。
性器の下部分を握り、鬼頭を手のひらで丸く円を描くように擦る「ヘリコプター」が気になっているらしいが騒いでいる彼らはまだ、オナニーを知らないらしい。
珍しく、そういう連中の輪に入っていたお調子者タイプの男子。
彼は、顔面偏差値がかなり高いのだが背が低く「惜しい」タイプの男子。
でも、明るくて場を盛り上げるが好きなタイプだから人気はあった。
そんな彼が、休憩時間に一人で机に座っていた私のところにやってきた。
前の生徒の椅子に腰かけるといきなり「お前はやってるよな?」と聞いて来た。
何のことかととぼけるつもりが、すぐに察しがついてニンマリ笑ってしまった。
【彼の初自慰体験】
彼は、オナニーを初体験したことを誰かに話したかったらしい。
しかし、いつも騒いでいる連中は実際には経験がないことも知っていて何となく私なら大丈夫と思って打ち明けることにしたらしい。
自分のチンチンの先から「何か」が出るのが恐怖で、初体験の場所は「風呂」「自分の部屋」「トイレ」の中から自宅のトイレを選択。
初体験の感想は「ものすごく気持ちよかった」
しかし、どういう風に射精されるかもしらなかった彼はトイレの便座にまき散らしてしまったらしい。
もう一回、オナニーをしたかったけれど父親にドアをノックされたこともあり慌てて便座の周りを拭いて出たそうだ。
【その後も続いた自慰報告】
ただでさえ元気な彼は、自慰の事を話すとき目がキラキラしていて顔も明るい。
そういうことは、女子に話す事じゃないよと思っても注意できないくらい可愛い。
「今日は立ったままやってきた」
「昨日は三回やった」
など場所や方法なども逐一報告されていた私。
オナニーがこんなに気持ちいいならセックスってもっと気持ちいいと思わない?と誘い文句まで。
気が付かないフリをしながら、しばらくやり過ごしていたら「コンドーム買ってきた」「どこに入れればいいのか分かった」と報告されて「初体験俺とじゃイヤ?」とダイレクトに誘われた中一の夏。
その後、男子生徒のほとんどがオナニーをするようになってトイレや屋上などでする同級生もいました。