1.姉を意識し始めた
小学生も高学年になった頃、少しづつ男女を意識するようになっていた。
ある時、男友達と自分の家で遊んでいると、姉が顔を出す事があった。
要件は何だったか忘れてしまったが、姉が出て行った後、友達が言った事は覚えている。
「お前の姉ちゃん、おっぱいでかいな」
友達から言われて、改めて姉が女である事を意識した。
考えてみれば、自分の好きなアイドルと変わらない年だった。
姉は、たまに意地悪をする事もあるが、7歳下の僕の面倒をよく見てくれた。
でも、女と意識してから、何となくどう接したら良いか分からなくなっていった。
2.夏休み
翌年の夏休み、僕達は母方の祖父母の家に遊びに来ていた。
1日1本の連絡船しか通っていない小さな島には、狭いけれどきれいな海岸があった。
その日も、父に連れられて僕らは海水浴に行った。
「泳ご!」
姉は去年と同じように、僕を引っ張り回す。
セパレートの水着越しの胸にばかり目が向いてしまった。
ひとしきり泳ぎ終わって、僕達は木陰に広げたレジャーシートに座り、弁当を食べ始める。
「どうしても海に入りたくなったら呼べ?絶対子供だけで海に入るなよ」
ビールでも飲みたくなったのか、父はそれだけ言って先に帰ってしまった。
僕らは弁当を食べ終えて寝転がると、疲れも手伝って、すぐに眠ってしまった。
3.眠ってる姉
10分ほどして目を覚ました時、姉はまだ眠っていた。
見慣れた顔に、ややクセのある肩までの髪が2、3本かかっている。
それから首、鎖骨から胸。
友達の言葉が思い浮かぶ。
僕の股間はいつの間にか痛いほど勃起していた。
それまでも、勃起をする事はあったけれど、理由は全然分からなかった。
この時になってようやく、性的な興奮に反応しているという事に気が付いた。
僕は海水パンツをおろし、ちんちんを出した。
折れてしまいそうで怖かった。
これをどうすれば良いのか分からなかった僕は、ただ握ったりさすったりするしかなかった。
そうするうちに、姉が何かとても愛おしいものに見えて来た。
その感覚はどんどん強まっていく。
ちんちんを揉みしだきながら、僕が衝動的に姉の唇にキスをした時、果てた。
大量の精液が、まだ小さなものから、どくどくと吐き出された。
必死に止めようとしたが、手からあふれ出た精液が姉の身体に滴り落ちていく。
僕はそれを拭き取ろうとしたが、精液まみれの両手では広げるだけだ。
罪悪感に泣きそうになった。
4.お姉ちゃんのおそうじ
「――大丈夫だよ」
声をかけられた。
姉はいつの間にか目をさましていた。
「ちゃんとキレイにしてあげるから、落ち着いて?」
そう言って身体を起こすと、姉は僕の頭を撫でる。
それから、弁当用に持って来たウエットティッシュで、僕の手を拭いてくれた。
「現実でもこんなに出るんだ……男の子って、面白い」
ちょっとからかう口調に、僕は恥ずかしさで何も言えない。
「初めて出したの? びっくりした?」
黙って僕は頷く。
「触って大丈夫?」
ウエットティッシュを持った手を、姉はぼくのに近づける。
「なんか……じんじんする」
「敏感になってるのかな」
そう言うと姉は、僕のを口に含んだ。
温かくヌルヌルの感触が全体を包み込む。
「はい、これでキレイになった」
姉は笑って口許の精液を舌でなめた。
「ごめん、なさい」
「ふふふ」
なんだか嬉しげに姉は笑う。
「チューしたよね。やっぱり、お姉ちゃんの事、大好きだって事だよね?」
「べ、別に」
「おちんちんがそんなになるのも、好きな子が相手だからだよ?」
「家族……と、仲は、良いもんだし」
「照れない照れない。私はずっと大事な弟で、大好きだって思ってたからさ」
姉が僕を抱きしめた。
また湧き上がる感覚の中で、僕は姉の胸にうずもれていた。