『性への目覚め』
俺は中学生の頃、自分の中に性欲というものの存在を知った。
それはあまりにも突然で、自分でも理由が分からないが、エロというものに対して興味が湧くようになった。
しかし、思春期である中学生時代は、エロというものに関して大々的に周りと話すのはまだ恥ずかしかった。
そんな中で、自分にもエロに関する「フェチ」というものが存在していることを感じるようになった。
それは「陰毛」だった。
俺は陰毛に対して、大人の魅力を感じるようになって行ったのだった。
『水泳の授業』
俺の中学校では、男子と女子が同じプールに入って水泳の授業を受けていた。
泳いでいる時は、同じプールではありながらも少し男女で距離を取りつつ授業を受けさせられていた。
ピチピチのスクール水着に浮き出る、女子の胸の膨らみをつい見てしまいながら、自分の股間が反応しないように注意して先生の話を聞いていた。
先生の話はなかなか頭に入ってこなくなっていたが、辛うじて話を聞き、指示通りプールを泳いで行く。
俺は人並みに泳ぐことが出来たので、水泳の授業で苦労することはあまり無く、やっぱり視線が女子の方へと行ってしまうという楽しみがあったのかもしれない。
自分が個人的に可愛いなと思っている女子の方には、特に視線が行ってしまいがちだった。
そんな中で、俺が1番可愛いと思っていた女の子が近くにやって来た。
本能のままに、チラチラとその子のスクール水着姿を見てしまう。
すると、そこで発見してしまったのだ。
その子の股辺りで、若干陰毛がはみ出ていたのだ。
本人は気付いていないであろう衝撃の事実に俺が気付いてしまった。
しかも可愛いと思っていた子の陰毛だ。
俺は「陰毛フェチ」である。
それを見つけた瞬間、俺の股間は我慢が出来なくなってしまった。
必死で自分の股間の膨らみを抑えていたのだが、あの子に陰毛が生えているという事実。
普段は無邪気な姿を見せるあの少女が、大人へと近付いている瞬間を目の当たりにしたという現実。
俺は様々な感情が重なって、よく分からないが満たされた気分になっていた。
俺は身長が低く見た目が幼いという事もあり、同級生の女子からは弟のように可愛がられることが多かった。
その子も普段は俺を可愛がってくれていた。
あんな無邪気な笑顔で俺を可愛がってくれていたあの子にも陰毛が生えているのか。
考えれば考えるほど当時の俺には刺激が強かった。
はみ出ている部分だけではなく、全てを見てみたい。
ボーボーに生え揃った姿を見てみたいとさえ思ってしまった。
その日の授業中、俺は全く集中することが出来なかったが、幸せな気分でいっぱいだった。
水泳の授業が終わり、制服に着替えて自分のクラスの教室に戻る。
周りの皆は、水泳の後で疲れてしまい、つい次の授業中にウトウトしてしまう。
しかし、まだ乾ききっていない髪をぶら下げながら、俺の斜め前で授業を受ける彼女を見て、俺は目が覚めていた。
俺は彼女の陰毛を見てしまったのだ。
その事実が頭から離れない。
それから、その子とは今まで通りのように話したり可愛がられたりしていた。
しかし、陰毛を見てしまってから、何日経ってもその子を見る度に、制服の下にある陰毛を想像してしまうようになった。
あれから10年近く経った今、中学卒業からお互いに関わることが無くなってしまったが、彼女も俺も大人になって行ったのだろう。
最近は脱毛をしてしまう人が多いが、俺は心から反対派である。
今どこで何をしているか分からない彼女の陰毛は、未だにボーボーであって欲しい。
陰毛は多かったですか、少なかったですか。 何色でしたか? その時、あなたは他の女の子の陰毛を身に着けていましたか?