・期末テスト後の放課後
高校1年の時の話。
期末テスト後の半日授業の放課後、皆がいなくなった教室で、俺は母親がうっかり作った弁当を食べていた。
・ギャルのリコ
「いたんだ?」
声がして、リコが隣りに座った。
リコは俺の隣の席で、色んな噂のある、いわゆるギャルだった。
陰キャというかヲタクで童貞の俺とは接点がなかったが、3学期の席替えで隣りになってから、会話が増えて何となく意識し始めた。
でもそうなると、リコの噂の悪い方、「パパ活してる」ってのが凄く嫌になって来ていた。
「まあ」
「それ」
リコが睨む。
「最初めっちゃ優しく勉強とか教えてくれたじゃん」
リコは椅子をこちらに向ける。
「私無神経で人怒らせる事よくあんだ。ツレは怒ってくれるけど。教えて? 私、何やらかした?」
パパ活の事、肯定されたら耐えられない。
耐えられない? なんで?
頭の中がぐるりと混ざって、そして。
俺はリコを抱きしめていた。
・噂の真相
「あ、あは、なんだ」
リコは抱き返す。
「照れてただけ? はは」
胸の鼓動が伝わって来る。
触れている俺の股間に、リコが太ももをすり付ける。
「私でなるんだ?」
「決まってるだろ、好きな子抱いてんだから」
「ふひぇっ」
リコが妙な声を上げるや、みるみる表情が緩んでいく。
「好き、と、言った? 私を」
「初めてでもないだろ」
「……なんで?」
「色々……噂」
「信じてる?」
俺は黙って、リコと唇を重ねた。
キスを続けながら、リコの手が俺のズボンのファスナーを下ろす。
俺は彼女のスカートの中の下着の奥に指を這わせる。
すっかりヌルヌルになっているリコのそこは、俺の指先に吸い付くように動く。
「……ね」
キスの合間、リコが言う。
「男なんて、小学校の1回キリでキスもしてないよ。ツレと話合わせてたら、なんかエラ付いたみたいだけど」
「ヒレかな」
「んふっ」
・喪失
彼女の手が俺のを揉み始める。
その刺激に、びくりと大きく身じろぎする。
「生きてるみたい、カワイイ」
リコは跪くと、亀頭に唇を這わせる。
「ぅ……」
声が漏れた。
「どこ、気持ちー?」
「……隙間、とか」
リコは半分ほど口に含み、音を立ててしゃぶり始める。
舌先が亀頭と皮の隙間を舐め回す。
温かくヌルヌルした中で、全体を吸い舐め回される感触。
秒で射精した。
「んぶっ」
むせかけて口を離した彼女の前、脈打つタイミングで精液が飛び出す。
彼女の顔に精液が付着し垂れる。
「あ、ごめ……」
彼女は顔についた精液を手で拭い、精液まみれの指を、やや呆けたようにしゃぶる。
「……こんにゃ一杯、知らん」
まだドロドロの手で、俺のを撫でる。
「入りゅ?」
IQデバフ。
こっちも。
「出来たら、結婚だよ、良いの」
「嫌なん?」
「俺は好きだつった」
「……わたしもぉ、だいしゅきぃ」
リコはスカートをたくしあげる。
愛液まみれの下着を引き下ろし、ゆっくり腰を落としていく。
亀頭が温かなものに包まれた。
「ん、んふっ、ちゅう……」
求められるまま、俺はキスをする。
「んぅくぅ……」
狭い場所にもぐり込んでいく感触。
温かく脈打つ圧迫感。
ただ入れているだけの状態で二度目の射精が訪れた。
「……ぴゅー?」
「分からないもの?」
「嬉しいのと痛いのでバグってっかりゃ」
ゆっくりと抜くと、ピンク色に染まった液が、リコの中からこぼれた。
・それから
俺とリコの付き合いは続いている。
あっという間に色々覚えてしまって、若干の空恐ろしさはあるが、今のところは幸せ。
あ、流石に避妊はするようになった。