『午後の優しい時間の中で』
あるまったりした午後の昼下がりのことです。
中学生時代の俺と幼馴染のKは川の土手で一緒にゆっくりとした時間を過ごしていました。
Kは話したいことをあれこれ気ままに話し、俺はそれをゲームボーイカラーでポケモン金版をやりながら聞く……
当時はこのようなことをよくやっていたのですが、今思えば非常にぜいたくな時間だったと思います。
目の前の川では水面に反射した日光がキラキラと揺れ、自分たちの周りでは大小様々な草花が気持ち良さそうに風に揺られていました。
髪を三つ編みにまとめた彼女は、女の子の集団ではなかなかできないような話を含め実に様々なことを楽しそうに話していました。
『パンツの魔力』
俺たちにとって幸いだったのは、当時人口の少ない地域に住んでいたということです。
なのでこうして土手で話していても、人が通りがかることはまれでした。
車は時たま通りますが、信号がほとんどなく見通しも良いこの辺りでは車は結構なスピードを出していました。
よってこうしていても誰かに邪魔される、誰かに話を聞かれるということはほぼほぼありませんでした。
そんなこともあってか、彼女はこんな話もしていました。
「男と女で性に関する感じ方って違うよねー」
曰く、男はパンツやおっぱいといった要素にすぐ興奮するらしいということがイマイチ分からないとのこと。
一方、男であった当時の自分にとってはその発想がよく分かりませんでした。
ポケモンの通信対戦に向けてホウオウ(伝説のポケモン)のレベルを上げながら、女は男の股間やパンツにあまり興奮しないというような話を聞いていました。
「じゃあ、何にキュンと来るの?」
「肉体じゃなくて、王子様みたいな行動をされた時とかかなー」
「王子様みたいな行動?」
「優しくロマンティックにリードしてくれるとか」
「えー」
「だってパンツ見ただけで男ってそんなに興奮するの?」
「だいたいそうじゃね?」
俺は何気なく答えました。
そして何気なく彼女の方に目を向けました。
「じゃあこんなのでも?」
彼女はいたずらっぽく笑いながら一瞬だけスカートをめくり、ちらっとパンツを見せました。
色は校則で規定されている通りの白でした。
『彼女の手の中で……』
うっすらと黄金色に染まりつつある空を、白い雲が泳いでいました。
俺はそれを、さっき見たパンツと何となく重ね合わせていました。
男のそれよりちょっとふわっとした感じ。
触ったらきっと気持ち良さそうなあの感じ……
「さ、触って、みる……?」
「わお」
彼女は冗談めかして言っていましたが、俺は今がチャンスとばかりにガッツリとパンツをもみもみしました。
それは温かく、また雲のようにもこもこな感触もありました。
そして俺は無意識に、パンツをもふもふした手を鼻に近づけていました。
うっすらとした洗濯洗剤の香りと女の子のいい香りがしました。
「わあ、本当だ! すごい興奮してるじゃん……」
一方、彼女は俺の股間の方を見ていました。
息子は彼女のパンツのせいかギンギンに勃起しており、今にも絶頂に達しそうな状態でした。
「射精っていうのするんでしょ? 見せて」
「えええ……」
彼女が社会の窓を開けると、息子がぷるんと元気良く姿を現しました。
おおお……という声と共に彼女が鈴口を触ると、その刺激のためか我慢する間もなく、彼女の手に向かってドクン、ドクンと思い切り射精をしてしまいました。
ネトネトな精液が彼女の手からこぼれ、それもそれで大変えっちな構図になりました……
「肉体じゃ興奮しないんじゃなかったんじゃ……」
「でもこういうのは1回くらいは見てみたいかなって」
私たちは急いでポケットティッシュで後始末をしました。
そして今度は、パンツの中身も見てみたいと思ったのでした。