高校の修学旅行で東京に行きました。
私は初めての東京にテンションが上がり、友達とあちこち見て回りました。
その頃、私はクラスメートのA君と親しくなっていて、友達以上恋人未満という感じでした。
お互いに好きという気持ちはあったのですが、告白したわけでもされたわけでもなく、デートらしいデートもしたことがありませんでした。
修学旅行中はA君と違う班だったため、まともに話すことさえできません。
何か思い出が欲しかったんです。
すると、友達のC子がある提案をしました。
それは、男子の部屋にコソッと忍び込んで驚かそうということでした。
うちの高校では、男女交際は厳しく禁止されていて、修学旅行中も男女が行き来しないように先生が廊下で見張っているほどでした。
C子には、T君という彼氏がいたために、どうしても一緒にいたくて、私を誘ったんです。
「もしかしたら、A君との発展があるかもよ」
そんなことを言われ、私は悪いこととわかってましたが、C子とA君達の部屋に潜入しました。
男子は4人部屋になっていて、A君とT君は同じ部屋です。
私達は、夜中にそっと抜け出して男子の部屋に行きました。
ノックをすると、出てきたA君はかなり驚いたみたいでしたが、私達を部屋に入れてくれました。
トランプなどをして盛り上がっていると、急にT君が慌てて私達に隠れているように言いました。
「先生がそろそろ来るから、お前ら隠れろ」
と言われ、私は慌てました。
どこに隠れたらいいのか迷っていると、A君が私を布団の中へ入るように促しました。
「ピッタリくっつけよ。バレるから」
言われて、私はA君にギュッと抱きつきました。
それから数秒後。
担任の先生が部屋に来ました。
A君も布団に入り、私を守るように抱きしめてきました。
先生は、T君に色々聞いているようで、なかなか帰ってくれません。
すると、なんか固いものが当たるんです。
なんだろうと思って手を伸ばすと、A君がうっと小さく呻き声を上げました。
?となっていると、A君が真っ赤になってるんです。
そして、私は気が付きました。
自分が触れてしまった正体を。
「ご、ごめん」
私が謝ると、A君が更にギュッと抱き締めて来るんです。
「もう少しだけ触ってくんない?」
私は、躊躇いました。
だって、A君とは交際しているわけでもないですし、ましてやそんなところを触るなんて。
でも、A君に嫌われたくなくて、私はそっと触ってみました。
なんか、生々しくてかなり恥ずかしい気持ちになりました。
「すっげぇ。こんな感じなんだ」
A君はかなり興奮しているようで、私のお尻を触ったりしてきました。
ですが、途中からA君の様子が変になってきたんです。
「も、もう触るな。ヤバくなってきた」
ヤバいって、何がヤバいんだろうと不思議に思っていると、A君が股関を抑えて、とっても苦しそうにしていて、私は自分がとても大変なことをしてしまったのではないかと怖くなってきました。
やがて、先生が部屋から去るとA君がものすごい勢いでトイレに走っていきました。
その様子にT君達が何かあったのかと聞いてきましたが、私にも何がなんだかわかりませんでした。
その後、A君と交際することになり、修学旅行の時のことを教えてもらいました。
「あんまり一生懸命触るから、すっごい感じちゃった」
A君は、それから度々私に触ってと言ってくるようになり、かなり困りました。