『何か気持ちいい』
中学一年生の頃、俺は自分のチンコをいじると気持ち良くなるということに気が付いた。
しかし、オナニーという概念は知らず、何となくチンコを触っていた。
チンコを触っていると、だんだんチンコが硬くなってビンビンになる。
何故こうなるのかはわからない。
でもチンコが硬くなる時は快感も強くなるなと思っていた。
何か気持ちいいという理由だけでチンコを触るのを辞められなくなっていた。
『オナニーとは』
ある日、保健の授業で自慰行為というものを学んだ。
俺は何となく気持ち良さに気が付いてチンコを触っていたが、あれが自慰行為というものなのかと自覚した。
学校が終わって家に帰ると、保健の授業で習った自慰行為のことが頭から離れなかった。
気になってネットで調べてみると、それはオナニーとも呼ばれることを初めて知った。
オナニーの種類には色々あって、手を使うオナニーの他にも、床オナやオナホールによるオナニーもあった。
オナニーのためのグッズがあることを初めて知った。
しかし、当時中学生の俺にはオナホールは買えなかった。
まあでも床オナなら実践出来るかもしれないと考えた俺は、親が寝静まった夜中にこっそり自分のベッド上で床オナをしてみることにした。
フカフカの毛布の上で裸になり、腰を振るようにしてチンコを毛布にこすり付ける。
これがめちゃくちゃ気持ち良かった。
中学に入ってセックスというものも知ったが、男女が抱き合った時にはどれほどの気持ち良さを感じることが出来るのだろうと興味が湧いた。
床オナの気持ち良さは手でチンコをいじっている時の比じゃなかった。
床オナの素晴らしさに気が付いた俺は、親がいない時、ずっと毛布にチンコをこすり付けるようになった。
そんなある日の事だった。
いつものように床オナをしていると、快感が限界を迎えそうになった。
初めての感覚で、我慢出来ない程の快感。
俺は限界突破して腰を降り続けると、チンコからネバネバした白い液体が飛び出してきた。
俺はビックリした。
なんだこれは?
一瞬何が起きたのかわからなかった。
毛布に付着した白い液体は、ティッシュで拭き取ろうとしても取れきれなかった。
かなりしつこい液体だ。
『精通』
白い液体についてネットで調べると、それが精子だということを知った。
保健の教科書にも書いてあったようだが、あまり覚えてなかった。
精子が出たことで俺は精通を迎えた。
一般的に精通を迎えると一つ大人の階段を登ったということになるらしい。
俺は白い液体の正体がわかると、ホッと安心した。
それにしても、精通の瞬間はとんでもなく気持ち良かった。
限界を突き破る感覚で、またその感覚を感じてみたい。
俺はそれから、今に至るまで定期的にオナニーを続けている。
『進化』
俺のオナニーはどんどん進化していった。
最初は手でいじるだけだったのが、床オナへと進化し、その後オナホールを使うようになった。
今では、女性のアソコの形をしたリアルなオナホールを自作のラブドールに固定し、腰を振ってセックス同然のオナニーをしている。
ラブドールにはしっかりおっぱいも付いているし、手足もある。
本当に女性を抱き締めているような感覚になれる。
これを発明して初めてオナニーをした時、感動と気持ち良さで堪らなくなった。
俺は今のラブドールオナニーが、自分史上最高のオナニーとなっている。
しかし、今後も初めて精子を出した日のことを忘れずに気持ち良い日々を送りたい。