1.意識する年齢
小学生高学年になり、僕は自分の持っているゲームの女性キャラが気になって仕方がないので、ゲームを携帯モードにして、近くの児童公園の木陰でプレイするようになった。
僕はその日も、公園でそのキャラを見ていた。
鎖骨まで見えている胸元や、セパレートで見えているヘソに目を近づけたり、画面を撫でたりすると、ドキドキが止まらなくなった。
ズボンの中で勃起した陰茎は窮屈で、僕は意味が分からないままにズボンを下ろした。
むずむずする感覚のまま、棒をにぎり玉をさすり皮の中に指先を入れてみる。もどかしい感覚だった。
2.眼鏡お姉さんからは逃げられない
そんな時。
「あ……」
誰かの声がした。
かなり激しくびくっとしてから、思わずそちらの方を向いた。
こちらを見ていたのは、学校の制服を着た隣のお姉さんだった。
「あんた、外でそういうの……」
お姉さんは眼鏡をズリ上げつつ、言いかける。
僕は逃げだそうとしたが、半端にズリ下げたズボンが足に絡んでいた。
転ぶまいと踏ん張ったら、今度は仰向けにバランスを崩す。
倒れてしまうと思った瞬間、身体が抱き留められた。
「慌てんな、誰にも言わないよ!」
後ろから抱きしめられたまま、耳元で言われた。
「ほ……本当?」
「オナニーなんか、誰でもするんだから!」
お姉さんのシャンプーか何かの香りがして、胸の感触が背中にはっきり伝わって来て、また股間が脈打った。
「オナ……?」
「ひょっとして知らないでやってんの?」
「し、知ってるよ」
「本当に?」
声のトーンが少し違った。
「……どうしたら良いのか、分かんない」
3.オナニーチュートリアル
僕はお姉さんと向かい合わせに座っていた。
「それは、オナニーって言って、こすってると精液っていう?オタマジャクシみたいな赤ちゃんの種が出るんだよ。男の人は、そうやって古い精液を捨てるんだって。だから全然おかしくないよ」
お姉さんは、やや恥ずかしそうに説明してくれた。
でもお姉さんも、実際の男のオナニーは知らなかった。
試行錯誤の末、お姉さんはふと気付いたように言った。
「……そうだ、縦じゃない?」
お姉さんは自分の右手の人差し指を、左手で掴んでしごいて見せる。
「あ、これみたい」
僕は少しづつスピードを上げていく。
この時のお姉さんの性知識は僕と大差なく、ただ「千摺り」というワードを知っていたに過ぎなかった。
しごくうち、興奮は増して来た。
腰の力が抜け、仰向けに近い。
お姉さんも無言になり、僕のオナニーをのぞき込む。
「お姉さん、出っ」
言い終わる前に、弾けた。
放尿とは違う、身体の奥からの激しい快感と共に、大量の精液が飛び出した。
「わ!」
のぞき込んでいたお姉さんの眼鏡と顔にべったり付着する。
「ご、ごめ……」
謝る気力もなく、僕はだらりと仰向けに倒れこんでしまった。
4.廃課金級の贅沢
お姉さんは顔と眼鏡についた精液をティッシュで拭き取る。
「あとでちゃんとお風呂入んなね」
お姉さんはティッシュで精液とカウパーまみれの僕のものを拭こうとする。
「い!?」
「まだ敏感なんかな……じ、じゃあ、まあ、色々、なんだし」
お姉さんはごにょごにょ言いつつ、僕のを口で掃除し始めた。
その時、僕の角度からはそれは見えなかった。
ただ、温かく柔らかいもので、優しく撫でられてる、そんな感じだった。
この時の事は今になっても蒸し返されて、「とんでもない贅沢なのに、本当にリアクションが薄かった」と文句を言われる。
その後の色々で、結構お返しをしているつもりだけど、お礼のタイミングというのはまあ、重要なものだ。