【意識し合う私と彼】
中学三年になるころ、従兄は受験のための予備校に通うべく私の実家に居候をすることになった。
従兄は温厚で朗らかで体格や顔も、私にとってドストライク。
でも、従兄妹ということで我慢をしていた。
しかし、ある日私が従兄に「社会科の宿題を手伝ってほしい」とお願いをして、私の部屋で二人きり。
勉強をするようになった。
密着する肩。
私はワザと薄い服を着たりして甘えたりして…もともと私が懐いていてお互いが仲良しだったのもあり、それがゆるされては、従兄も少しずつ意識をしはじめたのです。
【初めての行為は隠れて、ベッドで、ひっそりと】
意識し始めてからは、彼氏彼女のような関係になるのは早かった。
家族に隠れては手を繋いだり、勉強しながらソフトキスしてイチャついたり。
中学の私には三つも年上だった彼氏は憧れもあり、気持ちは昂るばかりでした。
そして、私は勉強中にイチャつくその時に、自らソフトキスから大人なキスへと攻めてみたのです。
といっても、中坊のキス。
ぎこちない下づかいに従兄は目で微笑んでくれて優しく抱きしめてはリードするように舌を捻じ込んで絡み合わせる。
部屋の外からはテレビの音と、母と弟の声が聞こえる。
芸人の話をしているようだから、きっとバラエティでも見てるのだろう。
しばらくは2階に誰も来ない…
従兄はねっとりとしたディープキスを繰り返した後、私のベッドに連れて行き優しく押し倒した。
この時のために、スカートなんて履いてた。
この時のために可愛いブラジャーをしていた。
誘ってたよ、従兄ちゃん。
……私は嬉しかった。
脱がされながら、キスを落とされていく。
私はアダルトビデオとかを見ていたとて、初めてだから何をしていいのかわからなくて、ただくすぐったい気持ちで身を震わせていた。
そんな反応に従兄は「可愛い」と微笑む。
そして、十分に愛撫されてから従兄と繋がる時が来る。
従兄は避妊具をつけて秘部にそっと入り口へ押し当てた。
感じたことのない物体が入り口に当たっているのがわかる…
すると、階段を登る家族の誰かの気配に気づいた。
私はやばいと思ったが、その瞬間、従兄はぐぐっ、とソレを押し込み処女膜を一気に破いて奥を突いた。
一瞬、犬の鳴き声のような声を上げかけたがグッと堪えて、家族にバレるかもしれないという気持ちと、隠れて淫らな事をしているという気持ちが入り乱って激しく興奮してしまう。
それは膣にも影響していたみたいで、従兄は締め付ける膣に耐え切れなくなって部屋の外にまだ家族がいるのにも関わらず激しく突き上げて、あっという間に果ててしまったのだった。
私はというと、初めてでヒリヒリしたのもあり、性行為の長さが短かったのもあって性行為に対する気持ちよさはあまりわからなかった。
…けれど、隠れて見つかるか見つからないかのスリルでエッチをする性癖は確実にこの時開花した。
【その後】
その後は、勉強のたびに部屋で二人。
エッチをしたりいちゃついたりしていた。
そしていつしか家族がいない日は日中もエッチ三昧。
中学生と高校生の真っ盛りの二人だし。
しかしそれは長くは続かず、従兄の予備校が終わる一ヶ月前ごろ。
日中に誰もいなかった実家で相変わらず、私と従兄は激しく愛し合っていたのだけど…
その瞬間を帰宅した弟に見られてしまい、大騒ぎ。
弟は半狂乱になってしまい、私も頭が真っ白に。
そして家族会議がその夜行われ、大好きな従兄は予備校を卒業しないまま出て行ってしまったのでした。
今も大好きな従兄。
でもその従兄には大事な奥さんがいて子供もいる。
そして私も大好きな彼氏と同棲中。
若気の至りとはこういうものだと実感させられる、濃厚な思い出です。