『演劇サークルではいつも女役の僕の運命』
学生時代、僕は演劇サークルに所属していました。
どちかというと小柄で、なで肩で、か細い体つきをしていた僕は、いつも女役ばかりさせられていました。
そのせいもあってか、僕はふだんから女性の声を出す練習をし、洋服もちょっと女っぽいものばかり身につけていました。
お恥ずかしい話、通学途中の電車では、幾度となく痴漢の憂き目にあったこともあるほどです。
同じサークルには、僕とは対照的に男役ばかりしている女の先輩がいて、いつも僕のことを可愛がってくれました。
その先輩は、高校時代まで柔道をやっており、見るからにたくましく、まさに僕とは正反対の体つきでした。
演劇サークルのみんなで飲みに行ったある日のこと、僕と先輩は「ちょっと酔いをさましてから帰ろうか」ということになり、ふたりだけで夜の公園へ行きました。
月あかりを頼りに、ひとけのない公園を歩いていたら、突然、先輩が「好きなんだ。私とつき合え」といい、僕に抱きついてきました。
僕は「えっ」と思いながら、そのまま芝生の上に押し倒されてしまいました。
先輩は、まるで演技でもしているかのような迷いのない手つきで、僕のズボンを脱がせると、僕のあそこをかわいがり始めました。
僕は「ああ」と女の子のような声をあげながら、先輩の肉ぶとんの上で、あっという間に射精をしてしまいました。
『僕が女で彼女が男でという不思議なえっち』
そんな出来事があってから、僕と先輩はひんぱんに肉体関係を持つようになりました。
セックスをするときは、ほとんど僕が女役で、たいていは先輩が男役としてリードしてくれました。
いつしか僕は先輩の「彼女」として認められたいと思うようになり、先輩に会うときは、うっすらと化粧をして、フリルのついた洋服を着るようにまでなりました。
やがて先輩は僕を「女」として扱うようになり、その気持ちに応えたい一心で、僕はますます女性化していきました。
『先輩の通い妻として抱かれ続ける日々』
僕はその後も先輩の通い妻として、先輩のアパートへ入りびたりました。
先輩は女でしたが、僕とつき合うようになってから、ますます男らしさを増してきたようにも思います。
僕は先輩とふたりでお風呂に入ったり、朝まで抱き合ったりしながら、まるで新婚生活のようなひとときを楽しみました。
先輩は後輩の女の子たちからもモテたので、ちょっぴり妬けることもありますが、僕は先輩の「通い妻」として、これからも先輩に尽くしていきたいです。