【プロローグ】
僕は恥ずかしながら高校生の頃まで童貞だった。
学校は共学だったが、クラスメイトには女子が5人だけ。
ピグモン、ヤンキー、男勝り、彼氏持ち、ロリータ清楚。
ピグモン、ヤンキー、男勝りは眼中になく、彼氏持ちは僕の友達と付き合っており、ロリータ清楚は可愛かったが彼氏がいるとかいないとか。
そんな僕でも大学生になり、2個上の彼女ができた。
ある時、部活の先輩であるKさんから友達の誕生日会をお店でやりたいから車を出してくれないか、と頼まれた。
大学生ともなればお酒は当然のごとく飲み飲酒運転はダメなので、特に予定のなかった僕は快く引き受けた。
帰りの車の中で「誕生日会はおかげでとても楽しかった、ありがとう」とお礼を言われた。
楽しかったのなら車も出したかいがあってよかったなあと思い、各々を自宅まで送って行った。
【真夜中の逢瀬】
もうすぐ午前0時。
皆を送り届けた僕は当時下宿していた4畳半の部屋へ帰り、風呂に入ってゲームでもしようかと準備をしていた所、急に部屋の扉が開いた。Kさんの友達のHさんだった。
「あれ?どうしたんですか?」
アポなしで押し掛けてきたこと自体は不思議はない。
この辺りは学生の下宿街になっており、友達やら先輩やら後輩やら、突然来ることも頻繁にある。
確かに、僕は体育委員会でHさんが所属する少林寺拳法部の部費を決める為に面談を行ったり、部活の活動場所もすぐ隣だったりと、接点はあったので挨拶程度はする仲ではあった。
だけど、プライベートの関わりは今日の送迎が初めてなくらいだ。
元々、面識があったとは言え、Hさんが来たということが不思議だった。
「うん・・・ちょっと。突然ごめんけど、今、大丈夫?」
「まあ、大丈夫ですよ。狭いですけど、炬燵入ってください」
当惑はしたが、特に嫌いな先輩ではなかったので部屋へ招き入れた。
「どうしたんですか?」
もう一度聞いてみた。
そしたら、Hさんが急に抱き着いてキスをしてきた。
唇に。
まだ童貞だった僕はその場で硬直してしまった。
「Kからいい子がおるって聞いて、誰か聞いたらまさかのRで。最近、彼氏と別れて・・・うち、どう?付き合ってみいひん?」
突然過ぎて言葉が出なかった。
下から見上げるような上目遣いで、不覚にもこんな可愛かったっけ?と思ってしまった。
「いや・・・でも、急に言われても・・・」
僕は歯切れの悪い返事しかできなかった。
「そやな。いきなりでびっくりしたやろ?」
僕のことを気遣ってくれているのか、いないのか。
首に回された腕はしっかりと僕をとらえたまま離さない。
「でもな、うち・・・もうなんか気になってしょうがないねんな。こうやってるだけで・・・したくなってくんねん」
耳元でボソッと囁かれた。
「でも、僕はしたことないし、ていうか彼女だっていたことないんですよ。・・・いや、先輩のことが嫌とかそいうわけじゃないんですけど・・・」
しどろもどろになる。
が、その場の雰囲気か、僕は勢いに任せて言ってしまった。
「だけど、正直言って、抱き着かれたとき、ドキッとしてしまいました。先輩、可愛いなって・・・」
僕は、Hさんから目をそらしながらつぶやくように言った。
「ほな、ひとまずしてみようか?」
「いや、するって・・・本当に?」
「ほんまや」
Hさんはさりげなく電気を消して、僕の上に覆いかぶさってくる。
何度かキスをしながら「さわって」と囁いてくる。
なんて心地がいいんだ。
先ほどはわからなかったが、自分の鼓動が激しく拍動している。
僕はHさんに言われた通り、服の上からわずかに膨らんだ胸を揉んだ。
「んふぅ」Hさんの吐息が漏れる。
そのたびにキスがどんどん激しくなり、ついには僕は自分からHさんの服の下に手を忍ばせてしまった。
一瞬、Hさんの体がびくっと反応する。
「すみません」反射的に謝ってしまった。
「大丈夫やよ。冷たかっただけや」彼女は愛おしそうな目をしながらそう言った。
今は冬。
この地域では部屋のペットボトルが凍ってしまうほど寒くなる。
よかった。
僕はてっきり嫌がられたのかと思った。
「ええよ。直接触って」
先ほどの教訓を活かし、今度はゆっくりと自分の体温と彼女の体温を合わせるように服の下から手を忍ばせていく。
脇腹のあたりから徐々に上へ上へ。
ブラに突き当たった。
下から手を入れようともがいていると、「ははは、脱ごうか」Hさんは自ら服と下着を外して上半身が露わになった。
ちょっと自分のことが情けなくなったが、初めて見る女性の胸を目の前に、そんなことはすぐにどうでも良くなってしまった。
「ついに生おっぱいを触るときが来た」と、さらに早くなった鼓動をどうにか抑え込みながら、僕は恐る恐る目の前に突き出た小ぶりな乳房に手を伸ばす。
先端に当たった。「んんぅぅ」Hさんから吐息が漏れる。
乳首がいいのか?ならばと思い、僕は先端に突き出たすでに固くなった乳首を指で挟む。
「んっ、はあぁ・・・もっと強くして」もうあとは無我夢中だった。
乳首を挟む指を強め、もう片方の乳首はぺろぺろと舐めてみる。
「んあぁ、噛んで」Hさんが吐息混じりに囁いた。
先ほどのこともあったので、少し強めに噛んでみた。
「んぁああ~いい、濡れてきちゃう・・・」僕は必至におっぱいに齧りついていた。
「胸ばっかやなくて、下の方も触ってみる?」挑発的な眼差し。
たまらない。
僕は自然と彼女のジャージを脱がしていた。
遠慮してパンツは脱がさずにいたら「パンツも」と、心の中を見透かされたようにそう言われてしまった。
そうだよね。
脱がしたのはいいものの、なかなか触る勇気が持てずにいると彼女に手をつかまれて股間へと誘導された。
僕は少し驚いて彼女を見る。
そのまま見つめあっていると、なぜだか指が勝手に動き出す。
「んうぅ」と声にならないうめき声が漏れる。
その声に後押しされるように僕の指は彼女の膣内でさらに激しく動き回る。
これが、女性の中なのか。
すごく温かい。
というより熱いくらいだ。
場違い過ぎるが、最近行った実習で繁殖時期を確かめる為に牛の直腸に腕を突っ込んで卵巣を触ったことを思い出した。
くちゅくちゅ、じゅばじゅば、中から汁が溢れてくる。
「あ~あ、もうこんなになっちゃった」
自分のマンコを触りながらいたずらっぽい笑顔で挑発してくる。
これは、入れても良いという合図なのでは?という思いと本当に入れるのか?という思いが重なる。
そのままどうしていいのかわからず、止まっていると今度は彼女が「たくさんしてくれたから今度はうちがしてあげる」彼女はそう言って、僕の服を脱がし始める。
まだ違ったか。
心の準備ができていない僕は、少し安堵しながらここら辺のタイミングがよくわからんなと心の片隅で思った。
服を脱がされて上半身が露わになった。
だが、下半身を露出するのには抵抗があった。
「本当にするんですか?」この期に及んでまだ怖気づいているのか。
脱がそうとしていHさんの手を押しとどめながら再度確認してしまう。
情けない。
そんな僕の視線を真正面に受けて「うちはしたいな」とボソッと彼女が言った。
そして、僕の力が抜けるや否や一気にズボンを下ろされてしまった。
もう、恥ずかしくてたまらない。
そそり立つ僕のペニスを前に彼女が「大きいね」と下卑な笑みを浮かべ、そのまま自分の口にペニスを優しく含ませる。
「んおぉ」僕から変な声が漏れる。
その反応を見て、彼女はまたいたずらっぽく微笑む。
彼女の頭が僕の視線の下で前後に動いている。
じゅぽ、じゅぽ、じゅるるるるじゅぽん、と厭らしい音を立てながら、どんどんどんどん激しくなっていく。
まるでヘッドバンキングしているような激しさだ。
それに伴って快感が僕を襲う。
不覚にもあまりの気持ちよさに腰が曲がってくる。
仕舞には立っていられず69の形になって僕のペニスをしゃぶっている。
お返しにと思い、目の前にある彼女のマンコを舌先でなぞると「汚いからいいよ」と、拒まれた。
乳首はよくて、マンコはダメなのか。
よくわからん。
「そろそろ入れようか」
いよいよか。
もうここまで来てしまったからには後戻りできない。
僕は覚悟を決めて、股を広げている彼女に覆いかぶさるように彼女の両足の間に自分の体を滑り込ませる。
ふとそこで、コンドームはどうしたらよいか?という疑問がよぎる。彼女に聞いたら「無いなら生でいいよ」と答えた。
そういうものなのか?少々不用心な気もするが、彼女がそういうのならそのまま挿入を試みる。
僕のはちきれんばかりに膨れ上がったペニスと彼女のマンコを見比べると本当に入るのかと思ってしまう。
にゅるっ。「んあぁはあぁ」僕の声と彼女の声が重なった。
僕のペニスをすべて包み込み、そして、膣全体が優しく蠕動しているのがわかる。
思いのほかすんなりと入っていった。
AVなんかだと、入らなくてまごまごしているシーンがあったりするが、実際はそんなことはないのかもしれない。
「突いて」そこからは完全に理性が吹き飛んだ。
彼女の言う通り、僕はわけもわからずピストンした。
そのたびに彼女のマンコがぶじゅっ、ぐじゅっと卑猥な音を立てて、汁が溢れて止まらなかった。
「あぁいい、気持ちいいぃぃ」下宿は薄壁であまり大きな声を出すと響いてしまうため、必死で声のボリュームを抑えているが、漏れるような吐息のような喘ぎ声も、マンコから溢れる厭らしい汁も留まることをしらない。
いずれ彼女が上になり僕が下になった。
そうすると彼女は前後に腰を振り出した。
「うち、騎乗位得意やねん」初体験の僕はうまいのか下手なのかわからなかったが、確かに言えるのは、とてつもなく気持ちいということ。
彼女自身も騎乗位が好きらしく「はぁはぁ」と息を切らしながらも「んあはぁん」と喘ぎ声に余念はない。
さらに腰の動きは激しくなり「毛と毛が擦れて気持ちいい」と、より一層に腰の前後運動が激しくなる。
「ちょ、ちょい待って」
「ん?」
「もうイキそう・・・」
「そんなら最後は正常位にしようか。うち、突かれるのも好きやねん。犯されてるみたいで興奮するん」
僕の上を降りた彼女は仰向けになり再び股を開いた。
僕は1回目と同じように挿入し、腰を振った。
深く深く彼女を突いた。
「あぁ、ああん、あはあぁ、んぅ~」
彼女も絶頂が近いのか声が乱れていく。
「もうイキそう」僕は限界だった。
外に出そうとしたのだが、腰のピストン運動をやめることはできなかった。
ばしゅんっ、ばしゅんっと彼女の中で熱い汁が溢れ、ペニスで突くたびに膣が躍動しているのがわかる。
もうダメだ、出る。
そう思った瞬間も僕は腰を振り続けていた。
彼女の中に入ったままのいきり立った僕のペニスの先端からどくどくと精液が出ているのがわかる。
オナニーなんかとは比べ物にならないほどの充実感。
放出感。彼女の膣内は熱く蠢き、膣全体でペニスをマッサージしているような、膣でシコられているような言葉で表現しきれないほどの充足感、満足感、快感が僕を襲う。彼女の中で果ててしまった僕のペニスは、彼女の膣の蠕動によって温かく包まれ、そして締め付けられ絞り取られてた。
気持ち良すぎる。
確かにこれは骨抜きという言葉がぴったりだ。
サキュバスに精気を吸われるときはきっとこんなものではないのだろうなとふと思った。
彼女を恐る恐る見る。
中出ししてしまったので、怒っているかもしれない。
だが、僕の眼下に見える彼女は少し痙攣しながら恍惚の表情を浮かべていた。
もしかして、中出しに気づいてない?
「Hさん、すみません、中に出してしまって・・・」
特に返答はない。
しばらくすると、「すごく気持ちよかったで」と満足そうに微笑みながらHさんは言った。
「いや、中に出してしまって・・・」
「うん?まあ、あんまり気にしなくてもええよ」
そういうものなのか?妊娠したらどうしようとか、色々考えないのか?
それともピルかなんか飲んでいるのか?色んな疑問が浮かんできたが、満足感からか、なんかどうでも良くなってしまった。
【セックス=中出し】
そんな真夜中の逢瀬から付き合うことになったのだが、あれ以来、毎日のように中出しセックスをするようになった。
下宿の部屋の中、車の中、ホテル、山頂など、ありとあらゆる場所で彼女の中に僕の精液を注ぎ込み続けた。
「H、中に出すぞ」
「はあはあはあ、きて」
僕は両手でしっかりとHのお尻をつかみ、展望台にあるベンチに縋りつく華奢な体にペニスを打ち込んでいく。
じゅぶっ、じゅぶっ、ばじゅんっばじゅんっ。
突くたびにマンコから汁が溢れ、Hの足を伝って地面へと落ちていく。
パンパンパンパンパンパン。
「ぁああん、はああ、んあああああぁぁぁん、うちもイクっ~」
ドロッとした精液が膣内でHの汁と混ざりあい、マンコから垂れてくる。
Hはこちらにお尻を向けたまま、ベンチに縋り痙攣している。
「もう1回だ」
まだまだおさまりがつかない膨れ上がった僕のペニスを、ぬぷぷぷ、とHのマンコにねじ込んでいく。
「んはああああああ、もおおう、だめ~」
「じゃあ、やめるか?」
「だめ、やめないで!もっとして!!」
パンパンパンパン、ぁあん、ぁあん、ぁあん、じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶっ。
尻を波打つ音、Hの喘ぎ声、マンコから溢れる厭らしい音。
山頂の夕暮れと共に卑猥な音のハーモニーが奏でられている。
いつの間にか僕は、Hが気持ちよくなる為の方法を熟知していた。