・舐め犬との出会い
私が彼と交際をスタートさせたのは、マッチングアプリがきっかけでした。
40代の私に、30代の彼はとても積極的で、体の関係ありの交際を求められました。
正直、本気とは思えなかったんです。
でも、あまりにも真摯な文面に、私は会うだけならと彼とデートすることにしたんです。
この時の私は、彼とホテルに行こうとは思ってもいませんでした。
待ち合わせをした駅に、彼は車でやって来ました。
一瞬、乗ってはヤバイのかなと思ったのですが、彼の明るい笑顔に、私はついつい気を許してしまったんです。
車に乗った後は、好きな映画や音楽の話題をして、かなり話は弾みました。
やがて、会話の内容はアダルトなものになっていったんです。
最後にセックスをしたのはいつ?とか、どんな体位が好き?とか、かなり具体的な内容になってきました。
私も、話しているうちにだんだん乗ってきました。
「ねぇ、舐められるの好き?」
といきなり聞かれて、私は?になりました。
ですが、彼に下半身を触られてすぐに理解したんです。
「舐められたことがないから、わからない」
私は素直に答えました。
すると、彼はとても驚いたみたいです。
「もったいない。あんな気持ちいいこと知らないなんて」
と、彼が私のスカートの中に手を入れてきたんです。
私は、彼の指の感触がたまらずに思わず声を出してしまったんです。
「ここで、舐めてもいい?」
ここで?車の中で?私はかなり慌てました。
でも、彼はかなり慣れた様子で、車を人気のない場所に停めました。
そして、彼は私のスカートをめくり、下着をずり下ろしました。
「あの、でもシャワー浴びてないし。汗もかいたから」
私が言うと、彼はニヤニヤしながら、そこがいいんだよ。
と言いました。
「俺さ、前の彼女からは舐め犬君って呼ばれてたんだ」
私が、舐め犬という言葉を初めて知った時でした。
・初めての快感
彼は、私の割れ目に舌を押し付けると、焦れったいぐらいゆっくり舐めてきました。
舌なのに、不思議なぐらい指のように動くんです。
ゆっくりだったかと思ったら、いきなり激しくなって、私は声を出さないように一生懸命手で口を覆っていたんです。
おまけに、シートベルトが胸にあたり、変な感覚になりました。
「ほんとだ。汗、かいてるね」
私が濡れてきたことがわかった彼が、クスクス笑いながら、ベロベロと舐めたり、わざと音を立ててすすってきたりするんです。
「ねぇ、声聞かせてよ。気持ちいいんでしょ?」
彼は指で私のアソコを広げながら、舌先を尖らせて、乱暴に突いてきたんです。
その露骨な行為に、私は声を上げてのけぞりました。
「どんな風にしてほしいか。言ってよ」
彼は、奥の奥までは舐めてくれません。
まるで、私にそのことを言ってほしいかのように。
私は、何度かいいかけて止めました。
なんだか、からかわれているような気がしたんです。
でも、指でやわやわと入り口を刺激され、私はもう我慢の限界でした。
「もっと、奥まで舐めて、ほしいです」
私が言うと、彼は嬉しそうな顔をして、奥の奥まで舐めてくれました。
クリトリスの部分を激しく舌で舐められ、私は小刻みに痙攣しながらイッてしまいました。
舐められるのが快感だと、初めて知りました。
・彼の性癖
舐められるのは、確かに気持ちいいです。
ですが、私としてはやはりここまで体を熱くされたら、最後までしてほしいというのが本音でした。
彼は、1時間以上も私のアソコを舐めるだけで、いっこうに挿入しようとしないんです。
「あの、もう、入れていいよ」
私は、恥ずかしくて恥ずかしくてたまりませんでした。
だって、女性の方から入れてほしいとせがむなんて、こんなはしたないことはありません。
ところが、彼は顔を上げると、少し困ったような顔をしたんです。
「俺さ、入れるの好きじゃないんだよね」
と言うんです。
視線を移すと、彼も下半身から衣服をずり下げていて、かなり興奮した性器が見えました。
「俺さ、舐めるだけしか興味ないんだよね」
そういって、彼は私のアソコを舐めながらオナニーしていました。
これまで、様々な男性と交際してきましたが、こういう性癖の人とは初めて出会いました。
結局、彼は舐めるだけ舐めて後は自分でやってと言われたんです。
彼は、なぜかはわかりませんが、セックスには興味がなく、舐めることだけに快楽を得るらしいんです。
確かに、テクニックはすごかったです。
舌とは思えないぐらい様々な動きをして、私を翻弄しました。
「舐められるの、気持ち良かったでしょ?また、舐めてほしくなったら呼んでよ。絶対だよ」
どうやら、彼はセックスを拒否したことでいろんな女性にフラれたそうなんです。
私も、物足りなさは感じたものの、それでもやっぱり気持ち良かったので、それからも何度か彼に会いました。
「お風呂は?」
「昨日から入ってない」
まるで合言葉のように、彼と会った時にはこの会話から始まります。
舐められることの気持ち良さを知ってしまうと、普通の愛撫が物足りなく感じるのです。
たまらなく舐めてほしい時に、舐め犬の存在な貴重だと思います。