それは、私のちょっとした好奇心から始まりました。
当時、私は高校生になったばかりで弟は小学校6年生でした。
私は、世の中でいうところのショタコンであることを自覚していて、ショタコン系の同人誌をよく読んでいました。
半ズボンの男の子が大人の女性にイケナイことをされて、初めて性に目覚めるシーンに興奮したものです。
そんな時に、弟が野球で腕を怪我してしまい、利き手だったのでなにかと私が手助けをしていたんです。
その日も、弟が寝るのでパジャマを着せていました。
その時、不意に私は弟にオナニーの経験があるのかすごく気になったんです。
(小学校6年生にもなれば、そろそろ女の子のこととか興味出ているよね。オナニーとかしてるのかな)
無邪気な弟の顔しか知らない私は、弟が同人誌で見るような官能的な表情をしているとは思えませんでした。
「ねぇ、オナニーってしたことある?」
「オナニー?」
キョトンと弟が聞き返してきます。
小さい時から野球ばかりしていた弟です。
きっと、性的なことよりも野球のことばかり考えていたのだろうと思いました。
「ねぇ、オナニーって何?新しいゲーム?教えてよ」
しつこく聞かれて、仕方なく弟に本当のことを教えました。
弟は真っ赤になって自分のオチンチンを手で隠しました。
「そんなことするわけないだろっ。姉ちゃんの嘘つきっ」
弟が言うので、私もついついムキにになって本当だと言いました。
そして、弟のパジャマと下着を引きずり下ろすと、まだ小さくて可愛い性器に触れました。
「やめろよっ。バカバカ、姉ちゃんのバカッ」
ジタバタと暴れていた弟ですが、私がゆっくりしごいたいるうちにおとなしくなりました。
手の中でビクビクと震えている性器に、私はフフッと笑いました。
「どう?気持ちいいでしょう」
「う、うん。本当に、みんなするの?姉ちゃんも?チンチンないよ?」
「女の子は女の子のやり方があるの」
弟のチンチンはあったかくて、硬くて、私は気がついたら夢中になっていました。
こんなことしちゃいけないという考えと、姉として弟に本当の正しい性教育をしなくてはという考えが私の中にはありました。
そうです。これも性教育なのです。
「姉ちゃん、なんか、変な感じ。オシッコ、漏れそう」
泣き出しそうな声を出す弟に、私は弟が大人になる瞬間を感じました。
シコシコと指の動きを早めれば、弟が達します。
トロトロとした感触が指を濡らしました。
弟は、すっかりその感触が癖になったのか、それから毎日のようにオナニーしたいと言ってくるようになりました。
腕が治ってからは、私のも見たいと言い出したんです。
私は、かなり躊躇いましたが、弟に見せることにしました。
「これが、女性の性器だよ。お母さんのここから、私もあんたも生まれてきたの」
「こんな小さなとこから?どうやって?」
「さぁ。それは、私にもわからないけど。触ってみる?」
弟は恐る恐る小さな指で私のそこを触りました。
指でツンツンとされ、たまらない気持ち良さに私は小さく声をあげました。
(まるで、漫画に出てきたシーンみたい)
年上の女性と初めての夜を過ごす主人公が、女性の性器を夢中で触れるシーンを思い出して、私は自分が弟に淫らなことを想像していることを実感しました。
(私ってば、弟をエッチの道具にしようとしてる)
それは、たまらない罪悪感でした。本来なら、自然に身に付けていく知識を強制的に与えているのです。
でも、もう止まりませんでした。
「もっと、中まで触ってみる?」
「中って?」
「ここ」
弟の指に手を添えた私は、その指を激しく動かしました。
弟は、信じられないものを見るように私を見つめ、私は弟の前でイッたのです。
「ね、姉ちゃん。僕、また」
「姉ちゃんが気持ちよくしてあげる」
私は、弟の性器を少し強くしごいてイカせました。
それからも、家のあちこちで私は弟に淫らなことをさせました。お風呂では泡だらけにした弟の身体を愛撫したり、弟が望めば乳首を舐めさせました。
さすがに、それ以上の行為は良心が咎めてできませんでしたが、弟はかなりしたかったみたいです。
思春期の時には、私とセックスしたいと言い出して、かなり慌ててしまいました。
大人になって、それぞれパートナーができても、私と弟の間には不思議な空気が流れます。
「俺さ。彼女にエッチがうまいって言われたんだ。姉ちゃんのおかげかな」
そう言われた時には、どこか失恋にも似た感じを味わいました。
ああ、もう既に違う女性の身体を知ってしまったんだ。
あの可愛くて小さな指は、大人になって、テクニックも身に付けて、ベッドの中でいやらしいことをしているんだと思うと、まるで失恋したかのような気分になるのです。
「彼女のこと、大切にしなさいよ」
「姉ちゃんも、彼氏のことメロメロにしてやんなよ」
私たちは、不思議な関係をこれからも続けていくのだと思います。
思春期のとき、モラルに反することをしてしまいましたが、その時の気持ちよさは今でも残っています。