・優秀な兄と、落ちこぼれの私
私には、二つ上の兄がいる。
兄の性格は、真面目で、勤勉。頭が良くて、成績はクラスで、常にトップクラス。
また、小学校から、剣道をしていて、中学や高校に上がると、大会で入賞するほど強かった。
そんな文武両道の兄がかっこよく、小さい頃から、ずっと兄に憧れていた。
それに比べて、私と言えば、何をやってもダメなタイプで、才能が特にない。
スポーツも親に薦められてバスケットボールを始めたが、からっきしダメで、万年補欠状態。
そして、塾に通っていても、成績が上位なわけでもない。
完全に、優秀な兄と、落ちこぼれの妹だよなーと、幼いながらにいつも感じていた。
そんな劣等感を抱えていても、何でもできる兄が、私の兄であるということが誇らしく、大好きだった。
・普段は、そんなに関わらない兄妹
そんな憧れの兄がいる私だったが、普段、兄と仲が良かったかというと、そうでもなかった。私と兄、そして両親が揃って家にいる時は、特に家で兄と、関わることもなかった。
元々、兄は、勤勉で、家では勉強している時が多く、自分の部屋で過ごすことが多かったのだ。
また、我が家は、両親が共に、専門職で仕事が多忙のため、家族揃って外出や、旅行に行く機会がほとんどなかった。
・両親が不在時の私達
ある日、両親が仕事の都合で、帰りが遅くなる日があった。
父は、建築業で設計の仕事をしていたため、常に、残業必須な人だった。
また、母は、看護師で、急に夜勤を頼まれることが多く、その日も夜勤で、家に帰れなくなったようだ。
そんな両親が不在の時、私は、兄の部屋にこっそり侵入し、兄を驚かすという恒例行事をやる。
兄が自分の部屋で、勉強していることを確認し、物音をたてないように、慎重に兄の部屋に入る。
そして…。「ワッ!」「…あぁー、ビックリした、、、美里、毎回、驚かすの辞めようよー」驚きながらも、そこには、真面目で誠実な兄が、優しく微笑んでいた。
「へへっ」兄が驚いてくれたことが嬉しい。
この行動は、私と兄のルーティンみたいなもので、両親がいない時は、いつも必ずこれをやるのだ。
「お兄ちゃん、何時まで勉強するの?」「あと30分はしようかな」「えぇー、勉強辞めて、一緒にゲームしようよ!」「もぉー、しょうがないなー」いつもは、場の空気を読んで行動する私だが、兄と二人きりの今は、空気なんて読まず、大好きな兄に思いっきり甘える。
そして、兄がテレビにゲーム機を接続すると、そこから二人でゲームを始めた。
兄とゲームをする時は、対戦ものをやることが多く、その時の気分。
今回は、格ゲーで対戦することに。
格ゲーの中で、一生懸命技を繰り出すも、ゲームすら得意な兄に簡単に技をかわされ撃沈。
気がつけば、私のKO負けで終わってしまう。
「お兄ちゃん、強すぎ。少しは、手加減してよ!」「はいはい」そこから、ゲームに熱中すること一時間。
流石に疲れてきたので、休憩。
「…ふぁー、何回やっても、お兄ちゃんに勝てない!悔しい!!」と言うと、私は、兄のベッドに、自分の体を投げ出し寛ぎだす。
「また、今度ゲームして僕に勝てばいいよ」いつも、どんな時も、兄は余裕のある態度。
私とは、大違いな人。
そんな兄に、急に甘えたくなった。
「お兄ちゃん…今日は、ハグしてくれないの?」「ふふ、、もう、美里は、本当に甘えん坊だな」と言った兄は、ベッドに横になった私の横にくると、優しく私を抱きしめる。
このハグの時間が、私にとって最高の癒し時間。
ずーっと、兄とこうしていたい。
しばらくハグをしていた私達は、一度、体を放す。
兄が私を見つめて「したいの?今日も」「うん」そう頷いた私に兄は優しく微笑むと、私の唇にそっとキスをした。
チュッ、チュッとキスの音がする度に、興奮する。
キスをされると、だんだんHな気分になってくるのだ。
そんな気分で高揚している私に、兄はキスをしながら、私の胸を優しく触り始める。
「…ぁん」まだまだ前戯の序盤なのに、既に、興奮し感じまくる私。
優しく私の胸を触る兄の手が、ブラの下の小さな胸を直で揉んでいく。
そして、部屋着のTシャツをたくしあげると、ブラを上にずらし、私の小ぶりな胸に兄が顔をうずめてきた。
「…んんっっ、、、、っっ」兄の舌先が、私の突起を刺激していく。
刺激された私の突起は、たまらずにピンッとたつ。
片手で胸を揉まれつつ、交互に胸を舐められ、喘がずにはいられない。
「…美里は、おっぱいで感じるよね」「…だって、お兄ちゃんが気持ちよくするから、、、」”感じる”という言葉を兄に言われて、改めて恥ずかしいし、兄弟でHなことをやっているという現状に、さらに興奮してしまう。
「…本当、美里は可愛いな」と言い、兄は私を強く抱きしめた。
そして兄は、私の下着の中に手を入れ、愛液でビッショリ濡れた私の秘部を触る。
「どう触ったら気持ちいい?」「優しく…出し入れ…してほしいな…」「甘えん坊」兄の指が私の秘部にゆっくりと入る。
秘部は、愛液でしっとりと濡れ、兄の指をすんなりと受け入れる。
少しずつ、指が上下に動き出すと、徐々に気持ちよい快感が。
「…はぁ…あぁ…きもちいいよぉ」兄の繊細な指の動きが、私のアソコの中で炸裂。
こんなことされて、気持ちよくないわけがない。
「…お兄ちゃん‥‥キスして…」感じまくりながらも、兄の愛を感じていたい。
兄を独り占めしたい。
兄は、頷くと、唇と唇を重ね、少し舌を絡めて、ディープキスをしていく。
口も舌も兄によって、刺激されていった私は、絶頂を迎え、ほどなくしてイッテしまった。
気持ちよすぎて放心している私に、兄は、抱きしめながら囁く。
「美里…僕にとって、美里の可愛さは、誰にも負けないから」