・少女から女性になった妹
俺19歳。
今、大学1年生。
俺には1つ年下の妹がいる。
幼い時から俺にくっついて後ろを歩いていた妹は、今では高校でミスキャンパスに選ばれるほどにきれいになった。
あどけなさの残るかおなのだが、スタイルは”ボッ・ギュッ・ボン”のナイスバディ。
そんなコイツの身体つきを見ていて、思わず股間が熱くなってしまう。
「いかん、いかん。こいつは俺の妹なんだ。スケベね妄想をしてはダメだ!」
それでも、無防備に俺に近寄ってくる妹を見て、理性を失わないようにするのが必死。
「お兄ちゃん、何ニタっと笑っているの?分かった!エッチなこと想像してんでしょ!」
「バ、バカ、何言ってんだ。そんなことねえよ!」
「あはは、顔真っ赤になっちゃって。冗談に決まってるでしょ!」
「おう、兄貴をからかうな」
「でも、外でエッチなことしちゃったら、マズイじゃん!そんな時は私が相手してあげるかさ」
「バカ野郎、そんなことできるか!」
「あれえ、結構マジに思ってるんだ!」
最近、際どいツッコミを入れてくる妹だった。
でも、それだけ本当に妹は俺から見ても超可愛いのだ。
でも、やっぱり妹は妹。
男と女の関係になってはいけない。
ただ、コイツは知っているのだろうか?
俺と血のつながらない兄妹だということを。
・親の再婚同士で兄妹になった俺達
そう、俺達は血のつながりがなかった。
それは親父とお袋が、バツイチ同士で結婚したからだ。
その連れ子が俺であり、妹だ。
でも、俺が3歳の時のことだったから、妹はそんなことを覚えていないのかもしれない。
だから、俺と妹は男女の仲になっても問題はなかったのだが、やっぱりコイツは俺の家族。
女性としてみちゃいけないんだと自分に言い聞かせた。
・ミスキャンパスからのアプローチ
そんな俺に大学のミスキャンパスの子から交際を申し込まれた。
俺は大学1年でボクシング部に所属じていたのだが、高校時代はインターハイで優勝した経験も持っていた。
そのために大学でも後輩ながらに、試合で好成績をおさめ、女性からもそれなりにモテていたのだ。
そして、1年先輩のミスキャンパスからアプローチされて、付き合うことになった。
「これで妹のことは吹っ切れる」
そんな思いで彼女と付き合うことになったのだ。
俺に彼女ができたことを知った妹。
「ふうん。そうなんた。」
ちょっと寂しげに言う。
「でも、良かったじゃん、頑張ってね」
「なんだ。何か。つっかかる言い方だな」
「ふん、私には関係ないもん!」
それから、妹との会話が少なくなった。
俺が妹に声をかけようとすると、視線を合わせないようにする。
そんな日がしばらく続いた。
そして、妹にも彼氏ができた。
「今、お前と一緒に歩いていたヤツは誰だよ?」
「お兄ちゃんには、関係ないでしょ」
「何だよ、その言い方」
ちょっと嫌悪な雰囲気になった。
本当なら、コイツに彼氏ができたことを喜んでやらなければならないのに、俺は嫉妬していたのか?
でも、俺にだって彼女がいる。そのことを考えると、そんなことは単なる自分のワガママなんだと思う。
それから数か月が過ぎた。妹との関係がギクシャクしながら。
・2股かけていた俺の彼女
でも、俺のラブラブ生活も長く続かなった。
それは彼女が2股をかけていたから。
俺がボクシングに夢中になっていたからだと思っていたのだが、彼女からの意外な言葉だった。
「あなたのこと今でも好きなんだけど、心の中には私がいないわ。だって、妹さんがいるでしょ」
まさにその通りだった。
今でも俺はい持つ妹のことを愛していたのかもしれない。
・妹の別れ話
俺はまた1人になった。
でも、妹も彼氏を別れた。
「お前、彼氏を振ったってか。どうしてだよ」
「だって、お兄ちゃんが彼のこと気に入ってなかったじゃん」
「何言ってんだよ。後からだけど、優しいヤツだって分かってからお前らの仲を認めてじゃないか」
「だって、だってお兄ちゃんだって、彼女と別れたじゃない」
「それと何の関係があるって言うんだ?」
「だったら、私、お兄ちゃんと付き合えるじゃん」
「はあ?何言ってんの?」
「私、ちっちゃい時からお兄ちゃんしか見てこなかった」
「俺しか?」
「そう、高校になっても、好きな人はお兄ちゃんだけ。私の初めてもお兄ちゃんにあげるってきめたから」
「ち、ちょっと待てよ。俺達兄妹だぞ。そんなことできるわけないじゃんか」
「私のこと嫌いなの?」
「いや、俺だってお前のことが好きだよ。でも」
「私、知ってるよ。血のつながらない兄妹だって」
「知ってたのか?」
「うん、だから、私の彼氏はお兄ちゃんしかいないの」
妹は知っていだのだ。
血のつながりがないことを。
そして、初めてお互いの気落ちを素直に打ち明けることができた。
そしてこの夜に初めて僕は妹を、いや彼女を深く愛した。
今までの空白時間を埋めるように、深く深く愛したのだ。
妹のセクシーな身体に絡み、僕のものが妹の中に入っていく。
「ああ、お兄ちゃん、好き!ずっと、ずっと私を愛して!」
禁断の愛と思っていたけど、この日に僕らは本当の男女の関係になったのだ。