怪我の功名?
中学時代野球部だった僕はいつも夜遅くまで部活があって遊ぶ時間なんて少しもなかった気がします。
ところがある日練習中に腕を骨折してしばらく休まなければならなくなりました。
急に暇になっちゃったものだからどう時間を潰していいかわからないし、仕方ないので暇そうなやつを捕まえては無理矢理押しかけては夜まで過ごしてました。
その中の1人は親がお金持ちのでかい家、勉強ばかりしてる割に学校では仲のいいちょっと珍しいタイプでした。
彼が勉強してる間適当に遊んでていいよと言われ、勝手に台所に行ってはつまみ食いしたりテレビを観たり。
でも彼の家に行く本当は他にも理由がありました。
彼には兄と姉がいて、お兄ちゃんは大学で独り住まい、お姉ちゃんは高校3年生。
そのお姉ちゃんがとても大人っぽくて僕は内心憧れていてたまに出くわすのが目的。
お姉ちゃんの部屋の前を通るとなんだか知らないけれどいい香りがして、女兄弟のいない僕にはとても刺激が強かったんですね。
たまに会うとニコッとしてくれるお姉ちゃん、でも思春期の僕は彼女の制服から透けてるブラとかチラ見しながら妄想ばかりしてました。
何しろ性体験がないわけですから単純におっぱい触りてーとか、どんな下着つけてんだろうとか、脱いだらどんななんだろうとか、まあ純粋なものです。
お姉ちゃんと2人きり
ある日の放課後、いつものように友達の家にいると彼が塾に行くから出かけると言いました。
別にそのまま居てもいいよと言うのでそうしてたんですが、話し相手もいないので退屈。
急に魔がさしてお姉ちゃんの部屋が見たくなってきました。
そういう衝動って抑えられないんですよね、その年頃は。
引き出しを開けると彼女のブラやショーツが入ってて、もうそれだけで心臓がバクバクものです。
でも一番びっくりしたのは机の引き出しに隠してあったBLモノの漫画、しかも結構エロいやつです。
その内容自体に興味はなかったですが、お姉ちゃんがそれを読んで興奮してるのかと想像するともう堪らなくなりました。
ふと我に帰り部屋を出ようとしたその時、なんと目の前にお姉ちゃんが。
ちょっと困惑したような照れ臭いような、でもちょっと怒っているような表情でした。
「絶対他人に言っちゃダメだよ。マジでお願い。」
「言わない、言わないよ。」
それ以来彼女と会うとなんだか妙な空気になりました。
それから数日してまた友達が塾に行った後、帰ってきたお姉ちゃんが僕を部屋に呼びました。
「ねえ、タツヤ君は彼女いるの?」
いないと答えると
「じゃあ女の子とエッチなことしたことないの?」
そりゃないでしょ。
だったらその子のところに行くでしょ。
お姉ちゃんの友達
「来週いいとこに連れてってあげる。」
エッ?なに?
1週間何がどうなるんだろうと妄想が頭を駆け巡りました。
そして当日。
お姉ちゃんと待ち合わせた駅裏のマック。
時間通りに行くともう1人女の人が座ってました。
「じゃああとはお願いね。」
そう言い残すとお姉ちゃんは帰ってしまいました。
その女の人はどうやらお姉ちゃんの友達でデパートの販売員をやってるらしい。
お姉ちゃんほど可愛くないですがなんか大人の色気がある人です。
連れられたのは彼女のマンションでした。
綺麗な部屋でやっぱりいい香りがする。
初対面で恥ずかしいのと何が起こるかわからない不安でどうしていいのかわからずにいました。
「映画でも観よっか。」
でも実際流れ出したのはAVでした。
「こういうの観たかったでしょ?」
そう言いながら僕がアタフタしてるのを楽しんでいるようでした。
必死に平静を装いますが体は反応を隠せない僕、
「こんなになってる。」
悪戯な目をして服の上から股間を撫でる彼女。
もう爆発寸前です。
「もう少し我慢してね。」
そう言うとパンツを脱がし直にタッチしました。
柔らかい指で超気持ちいい。
嫌がるフリをしつつもそのままして欲しくなってます。
「今日は大人の男にしてあげる。ねっ。」
もう何も抵抗はしませんでした。
そのまま彼女の言われるまま、キスすらしたことなかったのに気づいたらベッドの中。
初めての感触
「初めてなんでしょ?いい?私で?」
すでに思考回路は停止状態、もう引き返せません。
僕が下で彼女が跨ってる状態、彼女は僕にキスしながら僕の股間にゆっくりと腰を落としました。
ヌルっとした感触、包み込むように彼女の中に吸い込まれます。
さっきまで小悪魔的な笑みを浮かべてた彼女が気持ちよさそうな表情になるのがわかりました。
密着してるから彼女の体の触れる部分が全部性感帯になってる感じ。
もう蕩けそうな快感です。
無理に動くと気持ちよすぎてすぐ出ちゃいそうだし。。。と思いつつ、でも彼女の腰の動きに耐えきれず爆射。
「どう?女の体って気持ちいい?」
朦朧としながら頷く僕。
なんだか全身の水分が全部吸い取られちゃったんじゃないかと思うほどまるで抜け殻のようでした。
それ以来友達のお姉ちゃんに会うのも照れ臭くなり家に遊びに行くのもパッタリやめてしまいました。
今思うとお姉ちゃんの秘密を口止めするための策略だったんでしょうね、きっと。
でも気持ちよかったからもちろん約束も守りました。
残念なのは初エッチの彼女と会うことは2度となかったこと。
どうせならもっと教えて欲しかったな。