・元カレとの出会いとセックスの快楽
私は短大卒で二十歳の時に地元の大手製造メーカーに事務職として就職しました。
親元を離れて一人暮らしするのも面倒でしたし、地元に多くの大手製造メーカーが本社や工場を持っていたので、何となくその中から事務職で勤務できそうなところを選んで就職に至りました。
高卒、短大卒、学卒、院卒など、職種の専門性に合わせて様々な学歴の同期がおよそ300名ほどいました。
私が配属された部署の1つ上のフロアーで勤務することになった院卒の男性に私は一目惚れしてしまいました。
入社当初は彼との交流がほとんどなく、毎日ランチタイムに社食で見掛けては、遠くの方からチラチラと彼のことを見ていました。
入社から3ヶ月経った夏の初めに、同じビル内に配属されている新入社員50名ほどの懇親会が開かれました。
入社して困っていることはないか、こんな時はどうするか、などの懇談会のようなものが数時間あり、その後は新入社員同士で食事とお酒を楽しみました。
お酒の勢いもあり、同期の女の子に付き添ってもらって彼に近づき、「彼女いるんですか?」と積極的にグイグイ押して見ました。
卒業と同時に彼女と別れたとのことで、私にチャンスが回ってきました。
その後は、社内のフットサル大会や夏祭りなどのイベントを通じて彼との交流を深め、ついに「俺と付き合う?」と言わせることに成功しました。
私にとっては5人目の彼氏でしたが、この彼とのセックスは今までに味わったことのない快感の連続でした。
これといってお互いに特別なことをしていたわけではありません。
普通に身体を手や口で愛撫しあって気持ちが高まったら挿入し、何度か体位を変えてからフィニッシュというものです。
オモチャやローションなども一切使用しませんでした。
彼のモノは普通サイズだと思いますが、やや上方向に反りがありました。
私の彼への精神的な愛情ゆえなのか、目に見えない身体の相性の良さなのか何が原因なのか今でもわからないのですが、とにかく私は何度も何度も絶頂に達してしまいました。
彼のモノが入ってくると、数回のグラインドで1回目の絶頂に達して身体の痙攣が止まらなくなってしまうのです。
ほんの15秒ほどのことです。
そうすると彼はSっぽくにやけては「もうイっちゃったの?ピクピクしてるよ、ほら」と言葉で責め立ててきます。
その言い方が、更なる興奮につながっていくのです。
彼が一度射精するまでに、私は4回も5回もイってしまうのが普通でした。
その快感が頭から離れず、激しくイキまくった翌日には、次のセックスの機会を想像するだけで身体が火照ってしまうほどでした。
彼とのセックス無しではいられない身体になってしまったのです。
・結婚観の違いと別れ
私は一人っ子で、小学生の頃に父親を交通事故で亡くしてから母と二人暮らしでした。
高校生くらいになると、母は私に「早く結婚して家族が増えるといいな」と毎日のように言ってきました。
母方の親戚はほとんどいないので、母にとっては私が唯一の身内のような感じでした。
その言葉には、私が結婚して子供を産んでみんなでワイワイ楽しく暮らしたいという思いが込められていました。
私も、母のために早く家庭を築きたいと思うようになっていました。
しかし、入社した先で出会った彼は、結婚にかなり消極的な男性でした。
私の6歳上でしたので、付き合いだした当初は27歳だったと思います。
その彼は「40歳ぐらいまでは結婚するつもりない」と、付き合う前からそう公言していました。
彼とは結婚したかったですが、その歳まで待っていたら私は30代半ばになってしまいます。
到底待てる年数ではありません。
交際してから3年、私が24歳の時に、彼との将来は無いと判断して別れることにしました。
彼のことを嫌いになったわけではなかったので、その後も電話やメールをしたり、年賀状のやり取りなどは続けました。
・結婚、そしてW不倫の始まり
彼と別れた後、私は2人の男性とお付き合いをし、その2人目が今の旦那です。
旦那は私の3つ上ですが、彼の両親に私がとても気に入られ、実家を出入りしている中で自然と結婚への道が開けていき、27歳の時に結婚し私は退職して専業主婦となりました。
その後の3年間で二人の子供に恵まれ家族4人での生活を送っていました。
旦那との性生活はごく平凡なもので、私としては可も無く不可も無くという感じでしたが、心の奥底では元彼との快楽が忘れられず、時々その当時を思い出して一人で自分の身体を慰めていました。
下の子供が小学校に上がった年、元彼が結婚したと元同僚の女性から聞きました。
私は迷いましたが、元彼に「結婚したんだね、おめでとう」とメールを送りました。
すると彼からの返信は意外なもので「俺とセックスしたいのか?」でした。
なんだコイツは、と思ったのですが、的を得ていたのでそれ以上は返信できませんでした。
しばらくすると元彼からまた連絡がきて、「たまにはあの頃みたいに気持ちいいセックスしたいね」と言われました。
それを聞くと、私の身体は気持ちと裏腹に熱くジンジンと燃え上がりました。
我慢できずに「うん」と返事をし、W不倫へと発展することになりました。
子供を学校へ送り出し、自分の車で彼を駅まで迎えに行って、そのまま午前中にホテルへ行きました。
ハンドルを握っている間から元彼は私の下半身を指で優しく愛撫してきました。
「やめて」と言う私の身体は敏感に反応して恥ずかしいくらいに濡れてしまっていました。
ホテルに入るとシャワーも浴びずに立ったままお互いの服を剥ぎ取るように激しく脱がせました。
膝をついて元彼のズボンのファスナーを下ろすと私の理性が完全に失われて、ボクサーパンツの上から元彼の硬くなったモノにむしゃぶりつきました。
全裸になると私は彼の身体中に舌を這わせました。
長い間禁止されていた元彼のそそり立つモノを口に含んだ瞬間、その大きさと硬さ、形と匂いに気がおかしくなりそうでした。
夢中で激しくしゃぶりついた後に、元彼の上にまたがって自分でそのモノを私の身体に導きました。
腰を徐々に沈めて元彼のモノが少しずつ入ってくるときには、思わず大きなため息が出てしまいました。
根元まで入ると、私は前後に腰を小刻みに振りながら久しぶりの元彼のモノを身体の奥深くで味わい、あっという間にイってしまいました。
それから一緒にシャワーを浴び、何度も何度も快感を楽しみました。
帰りには腰に力が入らずに、車の運転席に座るのもやっとでした。
別れ際、元彼から「これからも、したくなったら連絡を取り合おう」と言われ、私は頷きました。
家に帰ると、旦那と子供を裏切った罪悪感に包まれましたが、それでもやはり元彼のこと、そして元彼とのセックスが好きであることを再確認しました。
その後も現在に至るまで、元彼とのW不倫は続いています。
数ヶ月に1度しか会えないのが残念ですが、私が女であり続ける以上、元彼との関係を解消できるとは思えません。
元彼は私の一番好きな人であり、一番気持ちの良いセックスを与えてくれる人なのです。