ノンケの私がレズのことについて初めて知ったとき
もう成人している私ですが、小さい頃から間違いなく自分の恋愛対象は異性である男の子でしかありませんでした。
まあ正確に言うと憧れの先輩や先生がいたりして中学や高校のときには自分でそういった同性の人たちをある意味アイドル化したりはしましたが、あくまでも自分にとっては憧れのスターのような感じで、そういった人たちと彼氏のような恋愛関係になったり性行為をしてみたいと思ったことはありませんでした。
20歳過ぎるまでは、の話ですが。
今でも間違いなく基本的には異性愛者、ノンケです。
でも人には色々な可能性があって、私も性行為に関しては同性でもイケないことはないということを21歳のときに知ってしまいました。
その話の続きは後ですることにして、まずは私がどういう風にレズビアン、つまり同性愛者のことを最初に知ったかというと、それは友達からですね。
多分多くの小学生ぐらいはなんとなくレズビアンやゲイの人たちについての認識は少しながらもあるのではないでしょうか。
小学校低学年ではふざけ合っているクラスメイトの男子たちが人をけなすときに「このレズ!」や「おまえゲイだろ!」と叫んだりしたものです。
このとき、私は両親にレズやゲイとは何かと聞いたので、父は真面目に「同じ性別の人を好きになる人のことだよ」と教えてくれました。
何となく気持ち悪い、と思ってしまった私でした。
多分この反応は小学校低学年にしてはわりと平凡な反応だったのではないでしょうか。
差別の感情はありませんでしたし、そもそも差別の気持ちが生まれるほど理解自体もありませんでしたからね。
純粋に男の子が男の子とキス、女の子が女の子とキス、といった光景を想像してみた気持ち悪いと思ってしまっただけでした。
でもそもそも小学校低学年のときには異性同士でキスすることも気持ち悪いと思っていたので、どちらにしても気持ち悪いという感情しかなかったのかもしれません。
そして二度目にレズのことを考えるようになったのは小学校六年生の終わり頃でした。
そのときには少しませた趣味を持っている仲の良いクラスメイトの女の子がいて、中高生向きのファッション誌を毎月親に買ってもらって読んでいました。
そういった雑誌の中でレズについての記事があったらしく、私にレズのことを話してきたのでありました。
「ねえ、知ってる?女の子って13歳頃になると自分の身体を色々と知るためにいじったりするようになって、中にはレズる人も出てくるんだって!もうすぐ13歳じゃん!」とその友達は誕生日が早めの私に向かって言ってきたのが印象的でした。
そしてその友達はそれから数週間後、私の家に遊びに来たとき、またそのレズの話をしたのです。
そのとき、ちょうど私の親が買い物のために家を一時間程出たので、家の中は私と友達の二人だけになりました。
そのとき、私のベッドの中に二人は入り、ふざけて「レズ同士がセックスするのってこういうことやるのかな?」と色々お互いの身体を触り合ったりしたのです。
今考えるとかなりいけないことをしていましたね、まだほぼ間違いなくクラスメイト全員はセックス経験がありませんでしたし、同性同士でエッチなことをする人も恐らくいなかったと思います。
ベッドの中で身体を重ね合って、お互いの胸を揉み合ったり、大事な部分をパンツの真上からいじり合ったりと、今考えるとかなりAVのレズもののワンシーンに出て来そうな光景だったと思います。
でももちろん気持ち良くなることはなく、罪悪感と恐怖に襲われた二人はやがてやっていたことを辞めてズボンを履きました。
そう、小学校低学年と高学年の中で二度「レズ」について考えた時期があったのです。
21歳のときに違う友人と再びレズ行為に挑戦
やがて大学生になった私は一人暮らしをしていたわけですが、仲の良い女子のクラスメイトが一人いました。
その友達はたまに私の部屋に遊びに来て一緒に鍋を食べたり飲んだりした仲なのですが、一度夜退屈していたときに二人でネットでAVのレズ物を見つけて観たのです。
30分ぐらいしか観ませんでしたが、セーラー服を着た恐らく20代前半の女性同士が可愛いピンクのベッドの上でレズ行為をして気持ち良くなっているシーンがありました。
もう成人していた二人にとってはそこまで衝撃的な光景ではありませんでしたが、観終わった後には色々とレズの話で盛り上がったのです。
そして私は小学校のときにクラスメイトの女の子とレズ行為の真似をベッドの中でしたことがあったことを話しました。
お酒を飲んでいましたし二人とも「やってみようか?」と軽いノリで気づいたら私のベッドの上で横になっている私がいました。
友達は私の服を脱がせて行き、胸を丁寧に揉んで行きました。
そのとき、反射的に小学校のあの頃を思い出したのです。
やっぱり胸もあのときより成長しているわけですし感じるものが違いましたね。
そして怖いことに私の乳首を舐めてきました。
驚きましたが、舐められて行くうちに段々変な気持ちになり、感じてしまいました。
私の乳首を舐めながら友達は私のパンツの上から指でオナニーさせるような形で私の大事な部分をいじって行きました。
怖いほどうまくて逃げだしそうになりましたが逃げたら失礼になるという気持ちになったので我慢して耐えました。
と、そのうちパンツの中が濡れているのが友達にもバレて、友達が「濡れてるよ、感じてるんでしょ」って嬉しそうな顔で言ってきました。
私は何も答えられませんでした。
やがて友達は私のパンツを脱がせ、私の大事な部分を直接いじり、気づいたら私のベッドの上には私の透明なベタベタした愛液が付いていました。
「どうだった?」と友達は言ってきました。
「こんなことで気持ち良くなっちゃったの初めて」と顔を真っ赤にした私は答えました。
友達に関しては恋愛感情はありえませんでしたが、レズ行為自体は気持ち良かったです。
しかしながら私は気持ち良く「される側」しか今になっても経験しておらず、「する側」は経験ありません。
社会人になっている今、ときどき大学のあの友達とのレズ行為を思い出しては「そのうち自分も同性の誰かを気持ち良くさせることができるかもしれない、挑戦してみたくなくもない」なんていう妄想がふと出てきたりするのです。