・出会いは旅行先のホテル
ある時務めている会社のお得意先や関連会社の方達と研修旅行に行く事になりまして……。
まぁ研修旅行と言っても名前ばっかりで内容は観光と遊びばっかり。
要するにお得意先の会社の接待が主な目的という事になるんですが、べつにそんなに面倒くさい旅行というわけでもなく。
晩ご飯が終わった後の自由時間は好きにしていいという流れもあるので、適当にお酒をついで営業トークをした後はそれぞれ仲良しグループで別れて夜の店に繰り出したりどっかの部屋で飲み明かしたりするのが定番でした。
そして私は比較的歳の近い連中と3、4人でそのホテルでやっている「フィリピンダンサーショー」といいうのを見に行く事になったんです。
全く期待せずに行ったわけだったんですが……そのレベルの高さに驚きました。
踊りも上手かったんですが、女の子がとても可愛かったんです。
特にそのうちの1人に私は目がいきました。
長いサラサラの黒髪が回転する度にさーっと流れる。
少し背は低めでしたがプロポーションも抜群で、その豊かな胸の谷間はキラキラ光っているようにすら見えました。
顔はネットで1000年に1人の美少女と騒がれた彼女に似ていたと思います。
フィリピン人なので肌はやや浅黒くて、目鼻立ちはややハッキリとしていましたが。
そこに至るまでにもうかなり飲んでいた私達は大盛り上がり。
そして、その勢いのまま彼女達をナンパしよう!という事になったんです。
・まさかの成功
私は自分の容姿にそこまで自信があるほうではありません。
ですが、その時はお酒の力もあり……何より旅先で相手が外国人という事でなんだか失敗しても別にいいやという気分だったのが逆に良かったのかもしれません。
ナンパは押しの強さが大事なんですね、きっと。
営業時間を終え、控室から出てきた彼女達を捕まえ、下手くそな英語と日本語を交えながら「一緒にお酒を飲もう」と誘うと……そのうちの2人がOKしてくれました。
その1人が私が注目していた美少女だったので、私のテンションも爆上げ。
2人はニコルとエリカ、と名乗りました。
私のお気に入りはニコルの方。
そしてそのままホテルの私が宿泊している部屋でみんなで飲もうという事になりました。
もうその時にはかなり時間が遅く、ホテルから出て店を探すよりはお酒を買って部屋で飲んだほうが早いだろうという話になったんです。
幸い私の部屋は2人部屋にしてはそこそこ広く、同室の宿泊客もその時私と一緒にいた男だったので、問題はありませんでした。
・最初は他愛ない宴会。しかしやがて……。
そして乾杯から景気よく宴会をスタートさせる私達。
彼女達は日本に来てからそこそこ長いようで、ある程度の日本語は話せるようでした。
真ん中に買い込んだお酒を並べ、車座に座って他愛ない話をしていたのですが、しかしやはり先ほど見たショーの興奮が覚めやらぬ状態の私達です。
自然と彼女たちの容姿や身体についての話題となっていきました。
「でも本当グラマーだよね!グラマー!分かる?」
1人が自分の胸に大きく丸を作っておっぱいのジェスチャーをして伝えます。
ニコルは少し困ったように笑うだけでしたが、エリカのほうはノリが良い女の子だったみたいで「ソーデショ!スゴイデショ!?」と胸をつきだしてみせました。
あらわれたなめらかな肌に「おおー……!」と感嘆する男性陣。
もうすでにスイッチは入っていました。
そこからは定番の彼氏はいるの?とか経験人数は?とか過去のエッチで気持ち良かった体験教えてよ……などのよくあるわい談モードに。
連れの男達はノリの良いエリカと盛り上がり気味だったので、私はニコルのほうに集中して会話を振りました。
彼氏はいない……経験人数は少し……とためらいがちに語る彼女が可愛く、私ももう何とかしてこの子といい事をしたいと必死。
そして……やがて「俺達の中で誰が好み?」という話題になったのです。
・アピールが功を奏し、理想的な展開に
もうその頃には場の雰囲気はかなり怪しくなっていました。
こう……ピンクの霧が辺りを包んでいる状態というかなんというか。
そして連れの1人がこう提案しました。
「いや、本当に君達が可愛いからさ。俺達も君達ともう少し仲良くなりたいんだよ。だからさ、俺達の中から1人ずつ好みの奴を選んでくれないかな?で、選ばれた奴はそれぞれ2人で部屋に行って朝までもっと仲良く何かしよう。選ばれなかった奴はいさぎよく部屋を出て行ってそのまま寝る!どう?」
私に異議はありませんでした。
この状況でこっそり2人で抜け出すとかも無理ですから。
いっそ女の子からピシッと選んでもらうならスッキリ諦めもつく。
他の連れも皆同じ思いのようでした。
そして――
エリカは連れの中の1人を。
ニコルは私を指差してくれたのです!
・しかし、現実はやや予想の斜め上だった
もうその時の私は有頂天でした。
今思うと高校生かと思うぐらいがっついていたはずです。
2人きりになった薄暗い部屋で、ニコルの細い肩を抱き寄せ「ありがとう。嬉しかったよ。俺も君とこうしたかった」とか言いながらキスをしました。
そしてTシャツの上から彼女の豊かな胸を触ろうとした時――
不意に彼女が拒否する仕草をしたのです。
「あ……あれ?ごめん、嫌だった?」
焦って私が言うと、ニコルは首を振って「ビックリサセルカラ」と言ったと思います。
何が?
と分けのわからないまま尋ねると、彼女は驚きの事実を口にするのでした。
「コノムネ、ツクリモノダカラ……」
さらに衝撃はそこで終わりませんでした。
なんと彼女は……いや彼は……ニューハーフだったのです。
・しかし……もうすでに「そんなの関係ねえ!」状態だった
私達が全く気付かなかったのは酔っていたからなのか。
それとも外国人だからその違和感にも気付けなかったのか。
それは分かりませんが、しかしそれでも間違いないのは彼……いや、やはり彼女と呼びます、彼女がとても可愛いくてどストライクの好みだった、という事なんです。
もはやニューハーフがどうこう、という問題で止まれるような状況に私はありませんでした。
触ってみたら、確かにおっぱいは冷たい。そして感触がなんだかゴムボールみたい……。
だが、それがなんだ?そんなの関係ねえ!
もうテンションはおかしくなっていたと思います。
それでもかまわない。
君は可愛いし、超エッチしたい。
でも……ごめん、やり方が分からない。
どうしたらいいんだろ?
そんな内容の事を手振り身振りも交えて必死に伝えると、彼女は頬をピンクに染めながら、スカートをするっと下げ……さらにはいていた白いショーツも脱ぎました。
その股間には確かに私のよりやや小ぶりで可愛らしいパオーンが……。
なんでしょう。
その他の部分は完全に女性なのに、その一点だけが女性じゃないという……妖しい光景に逆にゾクゾクしてしまう。
「オフロバガイイトオモウ……」
そして彼女はそう言って私を部屋備え付けの風呂場に連れて行き……ボディーソープを泡立てて自分のお尻に塗っていきました。
つまり……その洗剤のヌルヌルを利用して、入れてくれという事。
さらに、ひざまずいて私のトランクスを脱がせるとイチモツをくわえこんでフェラをはじめました。
そのフェラの上手いこと上手いこと……。
考えてみれば同じ器官を持っているわけだし、感じ方も充分に知っているわけです。
危うくそのままイってしまいそうでしたが、そこは何とか我慢してガッチッガチに固くしていただいたソレを彼女のしみ1つないスベスベのお尻めがけてぶちこみます。
これも不思議な感触でした。
入口だけ狭いというかなんというか。
そのまま腰を振りながら、クリトリスをいじる要領で彼女のソレをしごくと彼女は悲鳴のような声をあげながらよがり狂いました。
その晩は、なんだかんだ3回ぐらい愛を交わしたと思います。
・翌朝……なんとも言えない余韻でお別れに
彼女は明け方部屋から去り、朝食をとりに食堂に行くと会社の仲間や昨晩一緒に騒いだ連れがいて昨晩の事をさんざん冷やかされました。
しかしなんとなく彼女の正体は言えず……。
同じくエリカと一緒に別の部屋に行ったはずの男も微妙な表情でこちらを見ていました。
お互い、なんとなく察したので深くは追及しませんでしたが。
いやはや、不思議な経験でした。
ちなみにニコルとは電話番号を交換して別れ、その後も会ったりはしたのですが……それはまた別の話としておきます。