1、自分の性癖
私は男性ですが、幼い頃から性的対象は男性でした。
つまりゲイです。
性として認識し始めたのは中学生くらいでしたが、今思えば保育園の頃から視線の先にはいつも男性がいました。
もちろんそんな事は誰にも言えません。
クラスで着替えをする野球部員にドキドキしたり、修学旅行などでは仮病を使い、みんなと一緒にお風呂に入ることさえしませんでした。
将来のことなど、その時は考えもしませんでしたが、田舎で育った私は、きっとずっとこのまま自分と同じような人には会えないんだと思っていました。
でもそんな私の生活は高校生になり、大きく変化します。
2、iモード
丁度私の高校時代は携帯電話のiモードがはやり始めた時代で、高校入学と同時にみんな携帯電話を持っていました。
主にメールを利用していたんですが、iモードでインターネットをする事も出来たんです。
きっかけは突然訪れました。
思春期の男子学生は性に敏感で、無料のエロ画像サイトがあるという話題で盛り上がったんです。
私も興味があるふりをして、覗きこんでいました。
するとそこの一番下に信じられない言葉を見付けたんです・・・ゲイ画像。
正直驚きでした。
高鳴る鼓動を悟られないように、こっそりそのHPを教えてもらい、自宅に帰りじっくり観ました。
3、掲示板
ゲイ画像サイトには様々男性の裸写真が掲載されていました。
私は一気に興奮を覚え、もっと観たくなりました。
そして後日、マスクと帽子で軽く変装をし、書店のアダルトコーナーで危険サイト集という本を買ったんです。
そこにゲイ画像があるかどうかわかりませんでしたが、興味だけで動いていました。
早速自宅に帰りページを開きましたが、怪しいサイトばかりでやはり接続する気にはなりませんでした。
諦めかけていたその時、本の後半に数ページの袋とじがある事に気が付いたんです。
その袋とじの中にあったんです・・・ゲイ画像どころか、ゲイ掲示板が!!
4、出会い
私は何度も利用規約を読み、思い切って掲示板に投稿したんです。
今思えば凄い行動力でした。
数日後一通のメールが届きました。
これが私の初めてのゲイとの出会いです。
彼は28歳で、車で3時間位のところに住んでいました。
とても積極的で、その後すぐ会うことになったんです。
完全な密会なので待ち合わせは人気のない公園の駐車場にしました。
彼がランプを点滅させたので、車はすぐわかりました。
彼は爽やかヘアですが若干小太りの、ちょっとお世辞にもイケメンではありませんでした。
でも会ってしまった手前、逆らうことも出来ず、動き出した車は目的地に着きました。モーテルです。
4、キスは煙草の味
モーテルに入り、一息つきました。
ラブホテルって淫乱なイメージがありましたが、作りはほとんどビジネスホテルでした。
まずどうしていいかわからなかった私に彼が言いました。
「初めてだし、何でも言うとおりにするよ」
とりあえず私はベッドに入ろうと提案しました。
そして服を着たまま、ベッドに入ったんです。
入ってから気付きました。
服は脱いだ方がいいな・・・
そしてお互いベッドに入ったまま服を脱ぎだしたんです。
隣に全裸の男性がいる。
それだけで私は心臓が壊れそうでした。
ドキドキしすぎてベッドが揺れているんじゃないか、と思うくらいです。
何かしなきゃ、と思い私は手を繋ぎました。
今までも必然的に男性と手を繋いだことはありましたが、あの時の感触は今まで体験したことのないものでした。
私が何も出来ずに硬直していると、彼は慣れた手つきで部屋の照明を落とし、私に唇を重ねてきました。
私のファーストキスです。
そのまま彼が舌を絡めてきました。
やり方はわからなかったけど、私も一生懸命舌を出してみました。
初めてのキスの味は煙草の味でした。
5、しょっぱい
キスをした時点で彼のスイッチが入り、執拗に私の体を責めてきました。
乳首を舐められたり、フェラチオもされました。
私は彼に誘導され、ずっと彼の股間を触っていたんですが、勃起していました。
初めて触った自分以外の勃起したものです。
彼がしてくれたことを見様見真似で私もやってみました。
まず乳首を舐めました。
少し毛が生えていて不快でしたが、それほど抵抗なく出来ました。
彼は気持ち良さそうでした。
そしていよいよフェラチオです。
これは勇気が入りました。
若干濡れているし、咥えた後どうすればいいかもわからないし・・・
しかし、状況的に嫌とは言えず、私は思い切って咥えました。
そして、アイスキャンディーを舐める要領でフェラチオをしました。
彼は気持ちよさそうでした。
物凄くカウパーの多い方でフェラチオは何だかしょっぱかったです。
6、フィニッシュ
そこまでして、彼がアナルセックスを求めてきました。
さすがにそれだけは、と断ったところ、私はうつぶせに寝かされました。
そして股の間にローションを塗られ彼が上から覆いかぶさってきました。
いまゆる素股です。
彼は必死に腰を動かし、ベッドが激しく軋みました。
時々アナルの入り口にモノが触れてビクビクしましたが、私もとりあえず喘ぎ声っぽいものを出してみました。
すると何の前触れもなく、股の間に生暖かい物が流れ込んできたんです。
彼はイっていました。
その後は一緒にお風呂に入り、早々に帰宅しました。
これが私の初体験です。
初めてアナルセックスした時が初体験かもしれませんが、その数日後別の形で経験することになるんですが、それはまた別の機会に!!