『グレイシアに奪われた”初めて”』
俺は幼い頃からちょっと変わった子だった。
男の子なのにドッジボールよりも小物作りを好んでいたし、男の子に人気だったマンガやアニメにもあまり興味を示さなかった。
そして、それは性の目覚めについても同じだったらしい。
俺の初めてのオナニーのきっかけとなったのはグレイシアだった。
グレイシアとは、ポケモンの一種である。
しかもサーナイトのように人間体型に近いものではない。
四足歩行の犬や猫に近い体型をしている。
そのためか、同じ小学校に同志は一人もいなかった(シャワーズ派の子は一人いた)。
一応ポケモンのキャラで抜いたという子は少なくなかったが、ハルカ(人間の女の子)の方が圧倒的に人気だったのだ。
しかし、俺はそんなことは全く気にしていなかった。
俺はDSでグレイシアを眺めながら、うつ伏せになってアソコを布団にこすり付けていた。
『アソコから何かがにゅるりと』
これは誰かに教わったわけではなかった。
もちろんこれがアソコに良くないやり方であることもまた知る由も無かったが。
ともあれ小学校低学年くらいの頃から、経験的にこうすると気持ち良くなることは知っていた。
もちろんこれを見た母はそれを止めようとしたが、「将来(人間の)女の子と結婚できなくなるよ」程度の脅しで止まるようなものではない。
なおこの頃の俺は別にスレていたわけでも、人間不信になっていたわけでも、女性不信になっていたわけでもなかった。
ただただエロいと感じた対象がたまたまグレイシアだった、ただそれだけのことだったのだ。
少し何か違ったらそれはリーフィアだったかもしれないし、あるいはミミロップやルカリオ辺りだったかもしれない。
それはさておき。
そんなある日、いつも通りグレイシアとのひとときを過ごしていると急に股の辺りが濡れたのを感じた。
いつもはちょっと気持ち良くなって、少し疲れて、眠くなってそれで終わりだったのに……
しかも、アソコから何かがニュルっと出てくるのもはっきり感じられた。
これは何かな、もしかしておもらし?
一瞬そう思ったが、それは止まらなかった。
アソコがジンジンする感覚、いつもより強い快感。
感じたことがないエクスタシーを伴いながら、白くてネバネバしたものがたくさん出てきた。
大変、止めなきゃ!
しかしこれは簡単に止まるものではない。
両手でアソコを抑えようとするもますますそれで気持ち良くなってしまい、見たことがない液体、不思議な匂いを放つ液体がアソコからたくさん出てきてしまった。
しかも強い快感を伴ったため、足はガクガク。
しばらく何が起こったか分からず、呆然としていた。
『二度目の波』
急いで洗わなきゃ!
小学校高学年にもなっておねしょしたとなったら母に怒られる。
そう思った俺は、汚れたパンツなどを洗おうと頑張った。
しかしパンツを洗っている途中、第二の波が来た。
なぜかまたアソコがむくりむくりと大きくなってきて、絶頂に至るのを待っている‥‥…!
またあれが起こったらどうしよう!?
俺は急いでパンパンになったアレをぎゅっとつかみ、トイレに向かった。
だが、トイレに入るや否やまたあれが起こってしまった。
電撃のような快感と共に発射される、白くてヌルヌルした何か。
急いでアソコをトイレットペーパーで覆おうとするも、間に合わずに白い何かはトイレットペーパーから漏れて床に落ちていった。
しかもそんな状態にもかかわらず、右手は自然とアレをしごいていた。
するとアソコから不思議な液体が何度か勢いよく発射され、そして急激にしぼんでいった……
なお、その後もグレイシアには大変お世話になりました。
バトルにおいても、アレにおいても、ね。