私が彼女と一緒にかくれんぼをすることは、私たちにとって最高の遊びの一つでした。
ただ、それは普通のかくれんぼではありませんでした。
幼少期の恥ずかしい探検
その遊びが始まったのはいつだったのかハッキリとは覚えていません。
幼なじみだった彼女とはいつも一緒に遊んでいました。
2つ年上の彼女は僕を子分か弟のように扱っています。
大勢で遊ぶ時はいいのですが二人だけになるとどんな遊びでも退屈になってしまいます。
そこで何かペナルティをつけて遊ぶようになりました。
彼女の提案で少し恥ずかしい格好をして探検に行こうという話になりました。
他の人に見つかったら終わり。
スリルを味わう為に本当に見つかったらヤバイと思う事をしようというのです。
最初はズボンのチャックを開けるように言われました。
彼女はスカートを短くすると言います。
もし見つかった時の事を考えると恥ずかしいと言いましたが聞いてくれません。
「スカートを短くしても恥ずかしくないじゃないか」と不平を言うと、「じゃあパンツが見えるぐらい短くするね」と答えます。
彼女のパンツ見たさにOKすると町中を歩き出しました。
結局、近くを数分歩いたところで大人の人が歩いてきたので二人共大慌てで逃げて行きました。
「ドキドキしたね」
二人共初めてのスリルに満足していました。
ある日、二人は一緒にお風呂に入りました。
そう言われても不自然ではないギリギリの年齢でした。
「アレしよっか?」
彼女はまた探検をしようと言い出します。
「恥ずかしい」といっても「絶対楽しいから」と連れ出されました。
彼女は「見つかったら本当に終わりだね」とすごく興奮しています。
家から出ると壁伝いに身を隠すように、まるで当時流行っていた忍者のように走りました。
一人が先に行き電柱に隠れて周りの様子をみてから手招きをして合流したり、道の角に隠れて様子を伺ったりと忍者かスパイのような気分です。
見つかったらダメという気持ちがこの遊びのスパイスになってだんだん気持ちが盛り上がってきました。
家のまわりを一周まわってもっと遊びたいなという気持ちになってきた頃、先の角まで様子を見に行っていた彼女は大慌てで走って戻ってきました。
「見られた!やばい。早く逃げよう!」
そういって二人で来た道を大慌てで走りました。
もう隠れる余裕もありません。
幸い無事家まで誰にも見つからずに到着しました。
「興奮したね」
彼女は満足げです。
「おもしろかった。忍者みたい。またやりたい」
と彼女が考えた遊びに大満足でした。
しかし、彼女は
「みてみて。こんなに乳首たったよ」
と当時の僕にはよくわからない事を言いだしました。
「ふーん、どうしたの?」
と性の知識がなく不思議がりました。
「興奮したらこうなるんだよ」
と教えてくれましたがよくわからず、そんな事よりも自分の興奮についての満足感でいっぱいでした。
その後は全裸にまでなる事はありませんでしたが、様々な遊びに恥ずかしさを取り入れました。
鬼ごっこやかくれんぼ、じゃんけんで脱ぐといういわゆる野球拳もテレビの真似をしてやってみました。
二人の秘密の遊びはこうして始まりました。
大人のかくれんぼ
二人は仲が良いまま進学して学生になりました。
同じ学校にはなりませんでしたがずっと地元です。
たまに会っては一緒に悪ふざけをしたりお互いの家にいったりします。
別に付き合ってるわけでもないですが、下ネタやセクハラをするような仲でした。
思春期には試しにキスをしてみたりとお互いの恥ずかしい欲求を試し合うような関係です。
少し酔った時に昔話になり「アレすごく興奮したよね」と小さな子供の頃に裸で探検した話になりました。
「興奮したけど今は無理だよー」とまんざらでもない感じだったので「いけるいける、大丈夫」と説得しました。
「最初はこんな感じかな」とチャックをおろしてみせました。
「それだけじゃダメだよ、パンツも脱いで!」とノってきました。
「えー、恥ずかし~」と言いながらもせっかく彼女がノってきたのでパンツを脱いでズボンを履き直しました。
「じゃあ、次はスカート短くしてね」
と要求するとギリギリ見えないようにうまく短くしていました。
「こっちも脱いだんだから一緒にしようよ」
というと嫌がりながらもしぶしぶと「あっち向いてて」と脱いでカバンの中に入れたようです。
「本当に脱いだかどうかわからないから見せて」といっても太もものあたりを少し持ち上げて
「パンツの紐がないからはいてないでしょ?」とそれ以上は見せてくれません。
本当に恥ずかしがっています。
「見せて見せて」とせがんでも「二人で見せあっても仕方ないよ。じゃあ、昔遊んだ公園行こう」と彼女の提案で行くことになりました。
いまいち納得できませんが、昔のように二人でドキドキできるのかと思うと楽しくなってきました。
「ここに来るまでに何人かすれ違ったね」
けっこう視線を感じましたがカバンで隠したり道の角でやりすごしたり電柱に隠れたりして騒ぎにはなりませんでした。
「昔みたいに脱ぐ?」
と誘ってみましたが
「それだけだとおもしろくないからかくれんぼしようか」
と全裸でかくれんぼすることになりました。
公園には、大きな岩や木々が多数ありました。
それらは二人にとって、理想的な隠れ場所となっていました。
僕たちは一緒に笑い、駆け回り、互いに探し出し、また、カモフラージュすることを楽しんでいました。
僕は岩の後ろに隠れたり、木々の陰に隠れたりしていました。
彼女が私を見つけると、僕は本当に驚いて、一緒に笑っていました。
お互いから隠れるだけではなく周囲の人からも隠れなければならないのが一層のスリルと興奮を与えてくれました。
しかし、かくれんぼ中に小さな悲鳴が聞こえてきました。
どうやら隠れる場所を探している途中に赤の他人に見つかってしまったようです。
全裸のまま荷物を置いている場所まで走ってきて、「逃げよ!見つかった!!」とあの頃のように、でもあの時より必死に一緒に逃げました。
安全なところまで逃げ切って二人で笑いあいました。
「乳首たっちゃった」
と胸をつまんで先端を強調するように見せてきました。
それだけではなく陰毛もぬらりと濡れ外灯に照らされ光っていました。
あの頃と違って意味はわかりましたが、二人で同じことをして同じように感じているんだなと思うとうれしくなりました。
二人で無邪気に笑って興奮の余韻にひたりました。