・幼馴染の彼
私は、高校生に入ってから初めて彼氏ができました。
相手は、幼馴染のY君です。
バレンタインデーに告白したら、まさかのOK。
晴れて付き合う事になりました。
ところが、このY君。
かなり奥手なんです。
手が少しでも触れると、真っ赤になってそっぽを向いてしまうんです。
漫画のような甘酸っぱい展開を夢見ていた私としては、かなり物足りなかったです。
半年たっても、キスさえしてはくれませんでした。
私は、彼に思い切ってキスを迫りました。
すると、Y君はとても真面目な顔をして私に言ったんです。
「ファーストキスは、完璧なシチュエーションでしたいんだ」
はぁ?と、私はかなり脱力してしまいました。
彼が、とっても真面目な人だとは知っていました。
そこが好きだったんです。
でも、でも強引に押し倒すぐらいの男らしさも見せて欲しかったんです。
私は、彼の態度にちょっとだけイラッとしてました。
・漫画の中のシチュエーションで
その頃。
私は、ある漫画にハマっていました。
それは、幼馴染みの奥手のカップルが少しづつ心と体を通わせるというものでした。
初めてのエッチをするシーンが、妙に生々しかったんです。
セックスが気持ちいいとか、綺麗なだけじゃない事も知りました。
それでも、私はやっぱり彼とエッチしたかったんです。
漫画を読んでいるうちに、下半身がムズムズするようになりました。
うまく表現できないのですが、アソコの穴が勝手に開いていくような不思議な感覚です。
私は、初めて自分のアソコを指で触れてみました。
「あ…」
初めて自分で触れたソコは、柔らかくて熱かったです。
指が冷たかったため、余計にそう感じたのかもしれません。
最初は、触っているという事でかなり興奮していました。
そして、初めての気持ちよさに躊躇いもあったんです。
当時の私としては、まさに疑似セックスのような気持ちだったんです。
このまま指を進めてもいいのかどうかが、私にはわかりませんでした。
なんだか、とてつもなくイケナイ事をしているような気分で指を挿入し続けました。
・彼の裸体を妄想しながら
私は、漫画で読んだエッチなシチュエーションを何度も妄想しながら指を動かしました。
やがて、主人公の男の子とY君がダブって感じたんです。
Y君の裸体を見た事はないのですが、きっとこんな感じかなと思いながら賢明に指を動かしました。
そして、ある場所に触れた瞬間。
私は、かつてないぐらいの気持ちよさを感じたんです。
もしかしてこれが噂に聞くGスボット?これが?私は、指の動きを早めながらたまらない快感に身もだえしました。
指が、勝手に動くんです。
ビクビクと腰が勝手に震えてやがてトロッとした感触が指に伝わりました。
もしかして、これがイッたって事?
私は、ハァハァと喘ぎながら自分が大人になったのだと感じました。
それから、毎日のようにY君とのセックスを妄想しながら自慰行為を繰り返しました。
本物のY君と会った時に、なんとなく顔を合わせづらくなりました。
だって、つまりY君をオナペットのようにしているって事ですよね。
なんだか、申し訳なくて、恥ずかしくて。
Y君の事を考えると、指がついつい動いちゃって一人エッチのテクだけは上がっていきました。