私が初めてHに興味をもったのは、高校3年生の修学旅行の後でした。
私はそれまで彼氏もいないし地味な生活を送っていました。
彼氏がほしいともちろん思っていましたが、一人で本を読んだりしているほうが楽しいし何より付き合う、ということもどういったことかよくわかりませんでした。
しかし修学旅行の最初の夜3人部屋で一人の女の子が彼氏持ちで、部屋を抜け出して彼氏の部屋にいく、と言い出したのです。
彼氏の同部屋の男の子はちゃんと話し合って他の部屋に移動してくれるというのです。
つまり二人きりになって愛し合うつもりなのでしょう。
もう一人の女の子が「うらやましい」と言っていました。
もちろん彼氏がいることはいいことだと思いますが、Hすることの知識があまりなくちょっとこの機会にその子たちに聞くことにしました。
「それって気持ちがいいの?」
処女であることは陰キャなことから明白だったので恥ずかしくもなく聞くことができました。
友達は「最初はもちろん痛かったよ。それでも求めてくるから初めての彼氏とは別れたの。」
Hをするのが嫌だったのか、嫌がっているのに求めてくることへの無配慮さに嫌気がさしたのか、初めてを捧げた人なのにそう簡単に別れてしまうのか、私には分からないことばかりでした。
もう一人の女の子は「私はまだ処女だよ。まあくわえるところまでいったけどね」
知識ゼロの私にとって、くわえるって何?何を?となってパニック状態でした。
そしてまた「それって気持ちいいの?」と聞いてしまいました。
「気持ちいいわけないよ、女の子はね、でも気持ちよくなってほしいし」
「でもなんかくわえていると濡れてきちゃうのよね」
二人はうれしそうに答えてくれたけど、興味ゼロ、経験ゼロ知識ゼロの私は全く意味が分かりませんでした。
その日の夜私は他の部屋の女の子達が集まって恋バナをしていたのですが、全く話の輪には入ることができませんでした。
頭の中が悶々したままだったのです。
修学旅行が終わり家に帰って一人になった時携帯で、Hをする、とはどういうことなのか高3にもなって初めて調べてみました。
勇気をだしていやらしい動画のサイトに入ってみました。
外国のグラマーな女の人がマッチョな男の人に後ろから攻められている動画でした。
女の人は「ぁんぁん」と喘ぎながら苦しそうにしているのです。
それでも何か気持ち良さそうなのです。
男の人は女の人が喘げば喘ぐほど興奮するのか動きが激しくなるのです。
こんなすごいことを、、私はちょっと圧倒されてしまいました。
それと同時に何か下半身がうずうずしている感じがしたのです。
動画をみながら自分の下半身も気になってきたので、下着の上からそっと触ってみました。
自分でもびっくりだったのですが、パンツがびちょびちょに濡れていたのです。
これが友達が修学旅行で友達が言っていた“濡れる”ということか。と
私はピンっときました。
もう私は動画を見ることも自分の好奇心も止めることができませんでした。
私の指は直接私の大切なトコロへと向かっていきました。
直接濡れているアソコをさわってみるとまたまたびっくりで気持ちがいいのです。
何もわからないのですが、ゆっくり指を中に入れていきました。
気持ちいい波が私の中で押し寄せてきます。
波のようにゆっくり私を襲ったかと思えば引いていきます。
私は気づけばどんどん奥まで指を入れていました。
そしてはあはあ、はあ、はあ、と肩で息をしているのです。
こんなに気持ちがいいんだ、私は動画の女の人が男の人に入れられながら自分のクリトリスとよばれる場所をいじっているのを真似してこすってみました。
思わず「ぁあああんん」と声が出てしまいました。
もしかしてこれが「イク」というやつなのか、と思うほど気持ちが良かったのです。
自分ではイッたかどうかはわかりませんでしたが。
何か満足感でいっぱいでした。
その後シャワーを浴びながら自分の指を見て、今日はこんな細い指で気持ちが良かったのだからホンモノはもっと気持ちがいいのかな、など考えながらまた好奇心で頭がいっぱいになってしまいました。