俺たちの小学校では性教育がとても盛んにおこなわれていた。
その授業中はギャーギャァーとクラス中で変な盛り上がりがあり、だれもが照れ隠しでテンションを上げてたのだと思う。
ただ残念だったのが、俺のクラスの担任はアラフィフくらいのオバサン先生だということ。
イッコ下の学年だと、若いお姉さん先生なのに、この仕打ちは何だと。
密かに憤っていたのが良い思い出だ。
「外部から専門家を招集」
性教育って言っても、まだまだ取り入れたばかりの走りの時期。
担任のオバサン先生だって慣れてないようだったね。
教科書や資料等を見て淡々と読み上げたりするのみ。
そりゃね。性教育って言ったって、中身はセックスの話だもんね。
大人の立場になってみると、そんなことやってるんだ~って思われるの恥ずかしいよな。
そんなたどたどしい性教育の現場にテコ入れがなされたのはしばらくして。
外部から専門家を招集してきたんだよ。
なんだか物々しいぜ。
それっぽいオバサン講師と助手のお姉さんのコンビで登場だ。
そしてその授業の内容が実に生々しくて、今になってオイオイって程。
性器の名前から性器の仕組みに始まり、セックスで起こる現象やヤリ方までのフルコースだよ。
しかも人形を使ってさ、性器を刺激したりしてさ。
手コキに手マン、もしくはフェラチオ何かの刺激方法まで紹介してくれる熱の入れようだ。
マジで今の脳内でその授業を受けたくなっちゃう内容だよ。
「まさかの実践編へ」
頂けないのが、リアリティを出すための実践させることだ。
人形でやればいいのになと。
まずはお姉さんがモデルになって、オバサン講師が男役と女役を交互に演じて見せた。
お姉さんのオマタのところをやんわり撫でるまでは良いとして、手の平を上に向けてオマタへそっとモーションを起こしたのはかなりリアルだったぜ。
そんで先生が実践をすることになりモデルをどうするかってなって。
先生が見渡すのは俺ら生徒の方だ。
いやいやなんだよ嫌な予感がするな。
そんな気持ちを見透かしたかのように俺の名を呼ぶ声が聞こえた。
「じゃぁ○○く~ん、お願いできるかしら」。
言われたら断れないあの頃の俺。
先生たちのイエスマン、言わば優等生だったんだよ。
クラス中に後押しされ前に出て行く俺にニッコリしてくれたお姉さんの笑顔可愛かったなぁ。
「事件発生」
さて先生がオバサン講師の手ほどきを受け俺に施す。
股間辺りを撫でるような感じで手を動かすのだ。
触りはしないが、近くでそんなことをされると股間はムズムズしてしまう。
先生は俺の前に座り、顔も股間の近くなのだ。
その授業でフェラチオという行為を学んでいるため、余計変な気持ちになってしまうじゃないか。
そして次第にムクムクし始めてしまう股間。
当時の俺にはどうする術もなく現象なるままだ。
股間が膨らんでるのは最早明らか、先生もどこか変化に気づいているようだがあえて何も言わない。
ただオバサン講師だけは、変化を見逃さないどころかソレを喜ばしいことのように
「あら~皆さん、○○君のオチンチン、勃ぉ起ッしてるわよ笑」。
クラス中ドワハハハと大うけ。
オバサン講師が「エッチな気持ちになるとみんなこうなるの」「変な事じゃないんだから」。
事態の収拾を図ろうとすればするほど俺が惨めになり笑いものにされるだけ。
赤っ恥だよ。
だけど授業が終わって俺、先生一同に別室に連れてかれたんだよ。
先生にオバサン講師にお姉さん。
そんな中、お姉さんが俺のケアに当たってくれた。
どんなケアだったかは察してくれるとありがたい。
ただヌルッとしてたことだけは伝えておこうか。