高校3年生の夏、初めて彼氏ができました。
仲の良い周りの友達はみんな彼氏持ちで結構焦っていたので、一番の親友に中学時代の友人を紹介してもらったのです。
顔は結構かっこよくタイプの男の子でした。
でも紹介で知り合ったので趣味などぴったりくるモノもなく、デートをしてもなにかしっくりこない感じでした。
それでも2回目のデートの前はサッカー部だという彼のために、クラスの男友達からサッカーの漫画を借りて予習して挑みました。
ラッキーなことにそのサッカー漫画は彼の愛読書で、読んだことがある、おもしろいよね、とすごく喜んでくれ、2人の仲が縮まるきっかけになってくれました。
その後、3回4回とデートを重ね、5回目のデートの帰り際にキスをしました。
私にとって初めてのキスでそれだけで大人になった気分になれました。
そのときはまだその先に何があるか何も考えていませんでしたが、次の日学校で紹介してくれた友達にキスの報告をすると、「次はHだね」と言われたのです。
次のデートはサッカー観戦と決めていたので、次のデートではないだろう、と思っていました。
しかし、なんとその日は雨が降ってきて観戦は中止しようか、とメールが来たのです。
その代わり彼の家でサッカーのビデオでもみよう、ということになったのです。
彼の部屋にいける、喜びと緊張が私の中でミックスされ、どうすればいいか分からず友達を呼んで作戦会議になりました。
友達は「親がいるかもしれないし、考えすぎないように」とアドバイスをしてくれました。
それでも一応は勝負下着などをはいちゃいました。
彼の家は私の家からバスで10分のほどのところで、バスの間はドキドキが止まりませんでした。
彼の家に入ったとき、彼のお母さんがおられたので体中から力が抜けていきました。
安心したような、残念なような気持でした。
彼の部屋に入って彼が出ているサッカーの試合のビデオを見ました。
サッカーをしている彼は本当にカッコ良くてついつい見入ってしまいました。
そんな私を見て彼は嬉しそうに「かっこいいだろう、」と嬉しそうに聞いてきたので即「かっこいい」と答えました。
嬉しそうに優しくキスをしてくれました。
そのキスがだんだん濃厚になっていき、舌が入ってきたのです。
もう体中がとろけるくらい気持ちがよくってこのまま時が止まれば、と思ってしまいました。
そうしていると彼の手が私の胸に伸びてきてそっと優しくもんでくるのです。
気持ちは最高に盛り上がりました。
もうこのままもう初体験を彼にささげよう!と思いました。
もう一階に彼のお母さんがいることも忘れて私たちはお互いの服を脱がせあっていました。
はじめてのことで無我夢中の二人でした。
彼は私をベッドに押し倒して首筋にキスをしてきました。
その瞬間「ぁあんん」とつい声を出してしまいました。
「ごめん」彼は謝ってくるのですが、「大丈夫続けてよ」私がそう言うと彼はまた濃厚で激しいキスをしてくるのです。
その時二人は真っ裸でした。
彼の硬く反り立ったモノを見て少し怖気づきましたが、「ゆっくり入れるからね」と、優しく言ってくれました。
いよいよ私も、と思ったその瞬間、バンッと物音がしたのです。
彼のお母さんがお菓子と飲み物を持って部屋に入ってきたのです。
もう何が起こったのか訳が分かりませんでした。
真っ裸のベッドにいる私たち二人を見て彼のお母さんが、「ごめんなさい!」と慌てて出ていきました。
もうさっきまでの盛り上がった気持ちは無くなって笑うしかありません。
それにさっきまで元気だった彼のモノをどうなっているかもう一度見る勇気はありませんでした。