・禁欲
遠距離恋愛中の彼女が久しぶりにやってくることになりました。
お互い忙しかったので、会うのは半年ぶり。
半年も彼女に会えなかったのはこれが初めてだったので、数日前からソワソワしっぱなしでした。
で、ちょっと自分の中でジレンマがあって、それは彼女がやってくる1週間くらい前から芽生え始めました。
何かというと、オナニーをするかどうか、という事です。
彼女と久しぶりに会うので、どうせなら溜めておきたいという気持ちもあります。
ですが、久しぶりに彼女に会うという事で、無性に悶々としている自分がいます。
抜くべきか、抜かないべきか。
この1週間は本当につらかったですが、何とか禁欲を達成しきりました。
・準備運動
さて、彼女がやってくる当日。
彼女が駅に到着するまで、あと2時間ほどです。
この時、性欲はピークに達していて、気が気ではありません。
このタイミングでなぜか、えっちなDVDを見ることにした私。
今になってみると、準備運動的な考えがあったように、思います。
お気に入りの作品を視聴していると、すぐさま勃起して、ああ、早く彼女とこんなことや、あんなことをしたい、という思いが募ってきます。
今すぐにでも出したい気持ちがありますが、もう少しの我慢。
あと2時間もすれば目の前に彼女がいて、ラブラブすることができるのです。
そう自分に言い聞かせながら、DVDを視聴していました。
さて、彼女が駅に到着したので、迎えに行き、コンビニなどによってから帰宅しました。
マンションまでの道のりは、話しっぱなしで、柄にもなくはしゃいでいる自分がいました。
彼女は長旅で少し疲れているというのに、久しぶりの彼女を目のあたりにして、気遣いをする余裕がありませんでした。
・えっちなシーンが画面いっぱいに
自宅に到着して、まずは先ほどコンビニで買ったものを食べることにしました。
着替えも終わり、ひと段落。
テレビをつけて、食べようとすると・・。
先ほど視聴していたDVDをそのままにしていて、画面いっぱいにえっちなシーンが映し出されました。
電源をオフにしたと思っていたのに、ただただ停止した状態になっていて・・。
しかもそのシーンが、3Pという、結構過激なシーンで。
1人の男優さんが、バックの状態でピストンをし、もう1人の男優さんが、女優さんの口にペニスを突っ込んでいるという・・。
「わわわ、今の無し、キャンセル!」などと訳の分からない言い訳をして、リモコンをあたふたと操作するも、誤って、再生ボタンを押してしまい、今度は卑猥な喘ぎ声が流れてきました・・。
気まずさ全開。
ただ、彼女を見ると、ポカンとした表情でしたが、すぐに笑顔になって、「まあねえ、男の子だもんね」と、非常に大人な対応をしてくれました。
いやあ、なんか本当に救われた気持ちになりましたよ。
これでもしも、「サイテー、もう帰る」なんて言われてたら・・。
考えただけでもゾッとします。
久しぶりの彼女に会うというのに、こんな大きな失態をしてしまいましたが、かえって、いい流れになった気持ちも否めません。
彼女自身、突然のえっちなシーンを見て、ちょっと興奮した節もありましたしね。
いずれにしましても、彼女の滞在期間中はたっぷりと愛し合いましたし、先ほどのDVDも一緒に視聴して、燃え上がりました。