・片思い
高校2年生の時に、私は3年の先輩に恋をしていました。
卓球部のエースで、チャラチャラしていないところが好きでした。
私は、既に合唱部に入っていたので、部活の終わった頃にコソッと見に行く事で満たされていました。
友達は告白をしたらといってくれたのですが、先輩は恋愛よりも部活ってタイプで、きっとフラれると思ったんです。
それに、先輩にはある噂がありました。
それは、同じ卓球部の後輩と交際してるって。
ボブカットのかわいい人で、男の子だったら、きっとああいうタイプが好きだよね。
と思いました。
もう、諦めるしかないと私は自分の気持ちに区切りをつけました。
・先輩と後輩が
ある放課後。
私は、音楽室に楽譜を忘れてきてしまって慌てて向かいました。
と、先輩が体育館から出てくるのが見えたんです。
私は、もしかしたら会話をするチャンスかもと思って追いかけたんです。
すると、先輩は卓球部の部室に入っていきました。
さすがにそこまでは追いかけられないと思ったところ。
中から声がしてきます。
先輩とあの後輩の女の子です。
私は、いけないと思いながらも扉の隙間から見てました。
すると、何かを囁きながら後輩の女の子が制服を脱ぎ始めました。
え?え?
私は、ブラ1枚になった後輩にびっくりして思わず声を上げそうになりました。
先輩もかなり戸惑ったようで、下を向いていました。
後輩には、それが面白くなかったようです。
先輩の手を強引に掴むと、無理矢理胸を揉ませました。
小さいけど、柔らかそうな胸を先輩の手が揉んでる。
それが、私にはショックでした。
先輩なら、きっと断ってくれると思ったのに。
先輩も、やっぱり普通の男の子なんだと思いました。
私は、見るに耐えなくてそこから去ろうとしたんです。
すると、突然先輩の大声が聞こえてきました。
「やめろよっ。そんな所…っ」
あまりにもすごい声が聞こえてきたので、そっと中を覗くと後輩が先輩の前に膝をついて股間に顔を埋めていました。
先輩は、短パンをずり下げられた状態で、顔を真っ赤にしていました。
私は、後輩が何をしているか一瞬わかりませんでした。
でも、先輩の様子にそれがかなり卑猥な事だというのはわかりました。
私は、思わずその場を逃げ出してしまいました。
その後。2人が何をしていたのか、この時の私にはわかりませんでした。
・友人に相談
私は、一人で抱えるのはあまりに重すぎたので友人に相談しました。
友人は、私の言葉を聞きながらなぜか大興奮していました。
「それって、それってもしかしてフェラチオってやつじゃない?生で見たかったぁ」
この頃の私は、フェラチオが何なのかさっぱりわかりませんでした。
友人に聞くと、それは女性が口で男性の性器を愛撫するという行為だと聞いたんです。
そんな行為がある事を知らなかった私は、信じられない気持ちでいっぱいでした。
後日。
先輩は正式に後輩と交際している事が発覚しました。
人目も憚らずイチャイチャするようになっていて、もうあの硬派な先輩の姿はありませんでした。
そして、その日から私は先輩になんの魅力も感じなくなってしまいました。
高校生の頃に、私は大人の階段をちょっとだけ登ったような、そんな気がします。