・台風の日
その日、台風が近付いているとかで、朝から風が強かった。
「おはよう」
振り向くと、挨拶の主は同じクラスの広瀬さんだった。
広瀬さんは、ギャルっぽい女子の真逆という感じで、ちょっと野暮ったくはあるけど、眼鏡の奥の目は切れ長で、メイクなしでも睫毛が長い。
そんな事を思いかけた瞬間、ひときわ強い突風が吹き上がった。
「あっ!?」
「あ」
肉付きの良い真っ白な太ももと、それに挟まれた布。
言うなれば夢。
その夢に、切れ目がついていた。
・文芸部室にて
放課後、僕は広瀬さんに呼び出されていた。
文芸部部室、文化祭前以外は、彼女の個室と同じになっている筈だ。
「……見た?」
開口一番、彼女が顔を真っ赤にして尋ねる。
正直、今日は一日中真っ赤だった。
「いや、パ、パンツなんか、全然見てないよ?」
「嘘、超下手だな」
広瀬さんはちょっと笑う。
いつもにこにこしていたら、多分、男子は誰も見過ごしてない。
僕だって、1学期に隣の席になっていなければ、気付かなかった。
「これはその……違うの」
「パンツじゃなかったの!?」
自然と座る彼女の股間に視線が向く。
「パンツだよ! でもお姉ちゃんの! 間違えたの!」
「え……じゃあ、痴女的なその」
「違います!」
「そっか、良かった」
彼女があんなエロパンツを常用するヤリマンビッチではなかったのだ。
「良かった……かな?」
ん?
「似合ってたって事?」
え?
「あなたが気に入ってるなら、もう1回ぐらい……見せても」
「よろしくお願いします!」
ノータイムで土下座した。
・パンツ拝見
立ったままの広瀬さんの前で、僕はしゃがむ。
「……ぁ」
スカートの中に顔を突っ込むような姿勢で、僕は彼女のパンツを凝視する。
フリル過剰な黒とピンクのパンツ。
確かに彼女の普段の下着のセンスではない。
勘違いしないで欲しいが、透けブラで知った事だし、梅雨の1回だけだ。
そしてパンツは真ん中に切れ目がついていて、隙間から肌の色が見え隠れしている。
僕はその切れ目をつまんで広げる。
「あぁっ!」
広瀬さんが声を洩らす。
本当に嫌なら直ちに顎を膝蹴りで砕ける位置だ。
パンツの隙間から、割れ目が顔を出す。
まだほとんどスジだけで、毛も目に付かない。
胸の大きさと比べると少し違和感があった。
スジから滴がゆっくりと糸を引いて垂れた。
既に彼女の太ももは所々テラテラと濡れていた。
我慢の限界だった。
・パンツの隙間から
「広瀬さんっ!」
スカートに頭を入れたまま、下半身に抱きつき、割れ目に吸い付く。
割れ目の周辺を舐めると、上の方でざらりと毛の剃り跡の感触があった。
それから、割れ目の中に舌を這わせながら、クリトリスの皮を吸う。
童貞も15年やっていれば、多少の知識はあった。
「ぁ、ぁぁっ……」
広瀬さんが押し殺したような喘ぎ声を上げつつ、膝を弛めてしゃがみ込んでいく。
M字に脚が広がって、パンツの切れ目から中まで見えるようになった。
「パンツだけ見ちゃ、いやぁ……」
甘え声とも涙声とも言えない声だった。
僕はスカートから顔を出し、胸に頬ずりしつつ、彼女の唇にキスをする。
やたらと吸い込もうとする彼女のキスに、やや息が詰まりつつ、舌を絡めていく。
口で互いの唾液を混ぜながら、彼女の手は僕のチャックをたどたどしく引き下ろし、怒張したジュニアを引っ張り出す。
既に全体がカウパーでぬらぬらしているものを、彼女は撫でさする。
快感にやや動きが止まるが、彼女は手に付いた僕のカウパーで自分のものをまさぐり始めた。
「物足りないなら、ちゃんと言って」
僕の言葉に、彼女は一瞬躊躇ってから。
「挿れて……お願いします、奥まで入れて……ぴゅって……ほしい」
僕の意思確認もなく、ジュニアを掴んで彼女に導いていく。
割れ目が亀頭を含み、その奥をかき分けるように押し込まれていく。
熱い肉が絡みしごき上げる。
愛液の満たされた壺のようなものだ。
抜群の滑りで奥まで達する。
出して入れる度に射精感が押し寄せ、彼女は声も出ず、ただ喘ぐだけ。
ものの数回で彼女が大きく身体を震わせ、直後僕は抜く間もなく射精していた。
・パンツの力
「まだ出て来るぅ」
広瀬さんは、ティッシュで自分のを拭くが、大量に出した精液が、まだ割れ目から漏れ出て来る。
「このパンツ、本当に不便だよね」
「でも、エロいよ」
キスをする。
「また穿いて来て」
「次の買ったらね」
「……買った?」
「あ」
僕はまた股間のこわばりを感じ始めつつ、抱きついて来る彼女にキスをした。