・彼がMだとわかった瞬間
彼は、とにかく私をイラッとさせる事ばかりするんです。
私がダイエット中だと知っているのに、目の前でケーキを食べたりするし、徹夜で夜中仕事をしている私に対して、脳天気なイラストのスタンプを送ってきたりと。
なんでこんな事をするの?と、本気で苛立ちました。
ですが、ある時気がついたんです。
私が怒る度に、怒鳴る度に彼が嬉しそうにする姿を。
そこで、私はわかりました。
彼がMだという事を。
そこで、エッチの最中に彼にわざとキツイ言葉を投げかけてみました。
「下手っぴ。そんなんでイケると思うのっ?」
すると、彼はゴクッと生唾を飲んだんです。
「もっと、言って」
それは、見た事もないような恍惚とした顔をしていました。
そして、その日の夜。
彼はこれまでにないぐらい激しく、情熱的に愛してくれました。
初めて後ろから突かれて、私は声が渇れるまで喘ぎ続けました。
これまでの彼とは、まさに別人のようでした。
・彼の願望
ある日。
彼が私にある告白をしました。
それは、長年の願望でした。
「僕は、女王様の奴隷になりたいんだ。頼む。僕の女王様になってくれ」
彼の頼みに、私はどうしたらいいのかわかりませんでした。
私は、これまで女王様という言葉に縁がありませんでした。
もちろん、テレビや雑誌では見た事があります。
でも、私が女王様だなんてあり得ないと思ったんです。
私は、それだけはできないと言いました。
でも、彼はかなりノリノリで私にタイトなドレスを着せたり、濃いメイクをしたりと、どんどん彼好みにしてきました。
鏡の中の私は、いつもの私とは違いました。
そして、彼が望むように女王様として振る舞うようになったのです。
彼を、まるで下僕のように使い、彼が逆らう事を許しませんでした。
自分が、どんどん女王様になっていく気分でした。
・初めての快感
彼は、私の命令になんでも従ってくれました。
彼を縛って、一晩中バイブで責めた事もありました。
性器をブルブル震わせて、泣きそうな顔をしながら達する彼に、私はかつてないほどの快感を感じたのです。
時には、彼の性器を足で踏みつけた事もあります。
もちろん、彼が気持ちいいと感じる程度にです。
どんどんエスカレートする行為に、私も彼もどこでストップしたらいいのかわかりませんでした。
いつしか、エッチの主導権は私にありました。
私が言わなければ、彼はエッチをする事もできません。
彼の射精は、私の管理下にあるのだと思うとたまらなく気持ち良くなりました。
・女王様として
普段の私は、決して他者に対して攻撃的な言動はとりません。
ですが、彼の部屋に一歩入ると何もかもが変わります。
彼は、私の命令を待つ奴隷になりますし、私は彼を従える女王様になるのです。
私がスマホを弄りながらベッドに寝転べば、彼が丁寧に服や下着を脱がしてくれて、後は彼がすべてをしてくれます。
私が彼に対して奉仕をする事はほとんどありません。
「女王様。今宵も頑張りますから、僕を捨てないでください」
彼が私の足を舐めながら懇願する度に、ゾクゾクが止まりません。
わざと別れ話をちらつかせれば、彼が泣きそうな顔で奉仕してくれます。
普通とはちょっと違う特殊なセックスは、私をどんどん気持ちよくさせます。