『わんこ化する彼女』
俺にはちょっと変わった彼女がいる。
エッチの時にわんこになりたがるのだ。
だからヤる場所にはちょっと難儀してしまう。
なんせ無駄吠えするもんだから普通の家ではダメだ。
その代わり防音が少しでもしっかりしてそうなホテルに行く。
これでも彼女は普段は普通の女性である。
医療事務の職に就いていて、メガネでポニーテール。
女性としては微妙に大きな身長にこれまた大きめの胸とお尻。
性格はとりわけ快活というわけでも大人しいというわけでもなく、至って普通といった感じ。
たぶん一般人が彼女を見たら、これまたザ・一般人であるという印象を受けるだろう。
『しっぽがあったらきっと振りまくり』
だがホテルに入ったら彼女は豹変する。
シャワー室に入った彼女はまさにシャンプーを待つわんこそのもの。
姿勢良くおすわりをして洗ってもらうのを待つ様は家で飼っているゴールデンレトリバーの「ルーチェ」(♀)思い起こさせる。
もちろん犬の扱いには慣れているので彼女を洗うというのも手慣れたもの。
また余談だが四つん這いの体勢だと結構女性のアソコが洗いやすい。
それはさておき。
ベッドに入るとなると彼女は俺の周りを駆け巡り、そして俺が横になるとその上へと飛び掛かって来る。
これも飼い犬のルーチェそっくりの行動だ。
そしてサイズ感も結構近い感じがする。
ただし重さは……おっと、この話は止めておこう。
彼女にガブリと噛み付かれてしまうかもしれないからな。
ベッドに入った後はわしわしと背中をなでてやったり、頭をなでてやったり、お尻をなでてやったりする。
ルーチェはお腹をなでられるのは嫌がるが、彼女は逆にお腹や恥丘の辺りをなでられるのも好き。
気持ちが高まってくると犬が飼い主によくやるような、お腹を見せるポーズもやってくる。
そういう時にはお腹だけでなく胸や恥丘、足の裏あたりも積極的に責めてやると効果的だ。
『気になるエッチの模様は……?』
そして十分に濡れてきたらいよいよ挿入タイム。
おそらく皆さんはこんな彼女とどんな感じで合体するのか気になっておられるでしょう。
答えは「たいていの場合はバック」。
そう、これまたわんちゃんと同じやり方である。
さすがに最初は難しいと感じたが、彼女の腰をしっかりと持ち、男の側もしっかり腰と腕力を使って自身と彼女をぐっとしっかり引き寄せるようにすればしっかりと奥まで挿れることができる。
また、男側は結構疲れるものの一般的なセックスと比べたらダイナミックに2人の動きを感じることができると思う。
……とはいえ2回、3回とやるにはそれなりの体力と筋力が要るが。
ちなみにこの体勢でナマでやると、彼女の中で放出された精液がしっかりと彼女の奥へと入っていく感じがする。
またいくらか精液や愛液があふれてしまいにくいというメリットもある。
まあ結構激しくやることが多いので、ボタボタのビシャビシャになることもままあるが。
なおエッチの後シャワーを浴びると彼女は急に人間に戻る。
さっきまでわう、わう、わおーんなどと言っていたのが急に人語を話すようになるので今でもちょっとした違和感を覚えることはある。
しかしエッチ中のわんこ状態の彼女について俺はなんやかんや言ったりはしない。
医療事務というのはストレスが多いからたまにはこういう、自分を本能レベルで解放できる時間が必要なんだろう。
おっと、ルーチェとはさすがにこんなことはしないですよ?
ほ、ホントですよ……?
彼女もいますし、ね?