最初の自慰の感覚といえば鮮明に覚えています。
小2になってすぐくらいの時期であり、イッた感覚はあるのですが何も出ないまま終わったのです。
単に精通が来てなかっただけで、その後何度も繰り返すうちに出るようになった一回目の方が滅茶苦茶に焦りました。
何の病気かと思って慌てたのですが、家族には言えないという意識だけは強く持っていたんですね。
結果コソコソパンツを水洗いして干すという、拙い初洗濯の思い出になりました。
・道端本もしくは高速道路の橋の下
この見出しに反応するのももう30代中盤以上だと思います。
いわゆるエロ本が落ちているスポットであり、必ず子供の男子が何の魔力か立ち寄ってしまうゾーンです。
昔はとにかくいろんな場所に捨てられていて、それを見ると意味も分からないのになぜか目が離せないという経験を覚えている方は多いでしょう。
なんとなく変な絵や写真があるが、なぜか目は逸らせない。
むしろ自分でもよくわからない変な感覚に陥り、なんとなく下半身を触る…。
最後まで続けられたら頭に響く絶頂感が体を支配する…という30代以上の男子がほぼ子供のころにする経験です。
それが自慰だとわかるのはもう少し経ってからで、自発的に楽しむのももう少し後、自慰に罪悪感を感じなくなるのはさらに後ですね。
大体は最初は何か悪いことをしたんじゃないかと思い動揺しますし、よくわからないけど必死で隠します。
ただこの経験が早ければ早いほど、自慰にハマる傾向があると思います。
・エロ本スポットでは野生動物並の勘!
共感できる笑い話だと思いますが、この時期のエロ本は
・絶対に持ち帰れない(汚い)
・絶対に見ているところを他の人に見られてはいけない
・自慰的には最後まで達成するのは難しい
こんな条件だった人も多いのではないでしょうか。
10~15歳程度まで行けば別にエロ本回し読み等も問題ないのでしょうが、初期はとにかく悪い事をしている気になるので見つかるのは厳禁です。
野生動物並の警戒でエロ本スポットに入り、誰にも見つからないまま楽しみ去っていく。
それが最重要ミッションであり、なおかつ中々達成できません。
何故かといえば、他の男子も考えている事は同じだからです。
エロ本スポットは勿論自分の中だけで何か所か把握していて、同じく誰にも見つからないタイミングを見計らって読みに行く。
言ってしまえば誰かが事を終えて次の誰かが同じことする合間の時間でしかないのです。
そこまでやるなら持っていけばという話ですが、たいてい道端に落ちていてボロボロ、下手をすれば前の人間が射精してぶっかけている可能性まであるブツはお断りです。
族に見つかれば終わりの代物を持っていく勇気もなく、結果その場だけで楽しんで素早く逃げるのが結論になります。
この当時家でエロ物を見て楽しむには、家族が誰もいない時間であり、親父か兄貴が隠し持っているブツの場所を把握していて、素早く事を済ませて寸分狂いもなく元の場所に戻しておくというハードルがあり、気分はもう泥棒です。
今思うとこの一連の行動が勝手に興奮を煽っていたような気はしますね。
結果そこまでしても大抵バレるのですが…そこからの展開は家族次第です。
ウチはスルーしてくれるタイプでした。
・初自慰は何より新鮮な体験
最初の自慰って何もわからないわけです。
快感というより刺激の奔流であり、なんだこれ?なんだこれ?という同様のまま過ぎ去っていきます。
だからこそ新鮮でとんでもない記憶で、中々これを塗り替える体験はありません。
初挿入は正直どういうことか分かっているわけで、なんとなく頑張ろう的な要素も強かったので自慰程ではなかったですね。
勿論それはそれで大切な経験ではありますが、自慰のインパクトには勝てません。
若い人(20代前半以下)の場合は全く違うのかもしれませんね。
一発目から安全安心な場所で動画や電子書籍を見れるわけで、性に対する知識もインターネットで速攻でしょう。
あの時が良かったとは全く思いませんし、今はエロ方面では最高の環境だと思いますが、記憶としてはあの急いで高速道路の橋の下に走った思い出が蘇ります。
当時のエロ本なんて、今に比べればレベルの差は段違いだったというのにね…。