【私の性について】
私は、性に対しての目覚めが早い方だと思う。
父親が性欲の強い人で、夫婦の営みをわざと見せるようにしていたり、アダルトビデオを堂々と茶の間で見ていたり、アダルト系の雑誌は廊下に山積みだったから読み放題だった。
それは、私だけでなく弟も同じだったみたい。
学校から寄り道もせず、遊びにも行かず二人でエロ本を読むという時期もあったくらい。
【セックスへの興味】
その当時は、単純に「セックスって気持ちよさそう」とか「大人になったらやること」と漠然と考えていたんです。
小学一年生の弟は精通だってまだまだ。
私は、小学三年生だったけど男の子たちが放課後上り棒から降りてこない理由も知らなかった。
上り棒が男の子の自慰の始まりだと知ったのは小学五年生になってからだ。
もれなく、うちの弟も上り棒にハマったらしく学校だけでは飽き足りず近所の公園から暗くなるまで帰ってこない日もあった。
【私たちに自慰を教え込んだのは従兄弟】
私より三才年上の従兄弟がいて、その家にはオーディオルームがあった。
洋室のその部屋は、大きなソファーが置かれていてキャビネットには高そうなお酒がずらりと並んでいる。
たくさんのレコードが壁一面にあるような部屋で、子供の私たちはその部屋に入るとドキドキした。
防音されているので、子供たちが遊ぶ時にはその部屋を使うことが多かった。
従兄弟はちょっと悪そうな雰囲気で、大人という雰囲気をまとっていた。
ある日、防音室に入った時に従兄弟は今までに見たことがない悪い顔をした。
そして「オナニーしたことあるか?」と言ってきた。
私も弟も「オナニー」という単語も知らずキョトンとしていると「やっぱりまだか」と言うと
「じゃあ、初心者でも出来る気持ちいい方法を教える」と言うとレコードを大音量でかけはじめた。
「俺のはじめてのオナニーはこの部屋のこのソファーなんだ」と言うとソファーの背面にまたがって股間を擦りはじめた。
「どこでもいいから、股間を擦り付けてみればいいよ。どっか気持ちいいところが見つかるから」と言っている従兄弟の顔はもう赤くなっていて股間が膨らんでいた。
私たちも、恐る恐るソファーのひじ掛けの部分や背もたれのクッションなどに股間を擦りつけてみるとひじ掛けが一番気持ちいいことに気づいた。反対側のひじ掛けには同じく気持ちよさそうな弟の姿があった。
従兄弟は、途中で股間を抑えながら「トイレ」と慌てて走っていった。
その意味を知るのは少し後だったけれど。
私と弟は、夢中で股間を擦り続けた。
それからは従兄弟の家に行く度にやっていたけれど一度オバサンに見つかってから「これはいけないことなんだ」と意識するようにもなった。
【兄弟それぞれの自慰】
私の家にはソファーがなかった。
代わりになるものがないかと探してみたら父と母が使っているロング枕を見つけた。
学校から帰宅するとパンツ一枚になって枕に抱き着き股間を擦りつける。
数十分たつと急にフワッと力が抜ける。
その感覚がイクというものだった。
こたつの脚にも擦りつけた。ベットの柵にも擦りつけた。でもロング枕に勝るものはなかった。
弟は、自分のベットで股間を直に触ってオナニーをするようになった。