・僕から見ても超セクシーな姉貴
僕の姉は19歳。
1つ年上の女性だ。
幼い頃は、すごくやんちゃ近所のいじめっ子から僕を守ってくれる程に強かったお女の子。
でも、高校を卒業してから大學に進み、すごくセクシーになって、目のやり場に困っている。
というのも、僕の部屋に入ってきて、
「お前今何やってんの?」と顔を急接近させてくる。
「な、何もしてないよ!」
「ふうん。今スマホで、エッチな動画見てなかった?」
そうやって、僕をからかってくる。
でも、本当のことだから、ごまかすことに必死になっている。
そんなアタフタしている僕を見て、姉貴はケラケラ笑っているのだ。
「別に隠すことないじゃん。お前だって男なんだから、エッチな動画を見てもおかしくはないしね」
そう言って、からかう。
「でもね。お前みたいな陰キャっぽい男に興味を持ってくれる女の子って、そんなにいないんじゃない」
「ほっといてくれ!僕の勝手だろ!」
「あはは、そうやってムキになってくるから、お前は可愛いよね」
(僕が可愛い?)
一瞬、ドキッとしたんだけれど、小悪魔的な姉貴がすごくセクシーに思えた。
「ねえ、お前って、まだ経験したことないんだよね」
「何変なこと聞いて来るんだよ」
「なあ、教えてよ。姉貴なんだから、知ってて変じゃないじゃん」
そう言って、大きな胸を僕に押し付けてくる姉貴。
姉の胸はGカップくらいはあるのか、柔らかな膨らみが僕の背中に伝わってきた。
「あ~あ。真っ赤な顔して、何恥ずかしがっているのよ。このスケベ男!」
僕の股間に手を忍ばせて
「あらっ?この硬くなってるのはなんでしょ?」
「もう、止めてくれよ」
キャハハと笑って部屋を出ていった。
・僕も姉貴が好きなんだけど
こうやって、姉貴は僕をからかってくる。
でも、こんなことが何度も繰り返されてきたためか、姉貴を姉としてではなく、1人の女性と意識してしまうようになった。
(姉貴を抱きたい。思いっきり愛したい)
こんなふうに思ってしまうようになったのだ。
でも、姉弟が男女の関係になることが許されないことくらいは、僕だって分かっている。
そのうち、僕は姉貴の顔をまともに見ることができなくなっていった。
そんな僕の仕草に気付いた姉貴はこう言った。
「お前、何か私を無視してない?」
「そんなことないよ。気のせいだから」
「いや、無視しようとしてる!今でも視線そらして話してるじゃない」
「うるさいな。ほっといてよ」
「そっか、お前、私のこときらいなんだね」
ふと姉貴の顔を見ると、少し涙ぐんでいた。
そして、静かに僕の部屋から出ていった。
・大学の先輩からの交際を断った姉貴
姉貴は抜群のルックスとナイスバディのスタイルで、キャンパスでも人気が高いことを聞いていた。大学中の男性が姉貴を狙っているという噂を耳にするほどだった。
その中でも、姉貴が入っているテニスサークルの3年生のイケメン先輩が猛烈にアプローチをしていたことを僕は知っていた。
姉貴を遠ざけようとしていた僕も、やはり気になって仕方がない。
もし、その先輩と付き合うようになったら、僕は嫉妬心で心が張り裂けそうになってしまうだろう。
でも、姉貴は姉貴になんだ。
女性として意識しちゃいけないんだと、自分に言い聞かせていた。
そんなふうに思っている時に、ある事件が起きた。
僕が学校から帰り、駅近くで姉貴と先輩が経ち話をしている光景を目にした。
先輩はかなり真剣な顔つきで姉貴に迫っている感じだ。2人に気付かれないように、近くで会話を聞いていたのだけど、
「どうして俺と付き合ってくれない?今夜は強引でも、お前を俺のものにする」
「いやです。私には好きな男性がいるの」
その言葉を聞いた先輩は逆上して姉貴を手をつかみ、自分の車に連れ込もうとしていた。
「止めろ!」
僕はとっさに先輩を殴っていた。数mは吹き飛んでいっただろうか。
「俺の姉貴に手を出すヤツは許さない!」
僕はすさまじい形相をしていたのだろう。
男はビビッて車に乗り込んで、逃げてしまった。
・結ばれた夜
家に戻った僕ら。
「ありはとう。お前が私を助けてくれるなんて」
「だって、あんなに嫌がる姉貴を見たのって、初めてだから。でも」
「でも、何?」
「姉貴って、好きな男がいるんだろ」
「あっ、聞いてたのね。誰だと思う?」
「誰って、知らないよ」
「あっ、もしかして妬いてる?」
「そんなことない!」
と大きな声でごまかそうかそうとしていた時に僕の口にに,柔らかな唇が重なった。
「私が好きな男性って、お前のことだよ」
「えっ、僕のこと?でも」
「弟だから、ダメって気にしてる?」
「だって、姉弟の間ではダメじゃない」
「そっかそんなことを気にしてたんだ。知らないの?私達は血の血ながらない姉弟なんだよ」
「えっ、どういうこと?」
そう、僕の両親は再婚でお互い連れ子だったのだ。
姉貴はそのことを知ってて、僕にアプローチをかけてきだわけだった。
「私はね。小さな時からお前が好きだったの。その気持ちは今も変わらない。それにこう見えても私は、まだ処女だよ。お前にもらって欲しいから」
そうやって、僕らは静かな部屋の中で結ばれた。