『初めてのオナニーへ』
これは俺が中学1年生の時の話だ。
初めてオナニーをした時の話である。
それはあまりにも衝撃的だった。
とある冬の日、俺は1人で自分の部屋にこもっていた。
俺のベッドの上にはモコモコの布団があった。
さらにモコモコの毛布もあった。
その毛布の上に裸で寝転んでいた。
意味もなく何となく裸で寝転んでいた。
不意に寝返りを打つと、股間が、モコモコの毛布に擦り付けられる。
その瞬間、体に電流が流れるような気持ちよさが俺を襲った。
それから俺はその動作を止められなくなった。
ただひたすらに毛布に股間を擦り付ける。
毛布に股間を擦り付けるこの行為を、その時、オナニーとは俺は知らなかった。
ただ、気持ちいいという、それだけのことだった。
『射精』
それから1時間ぐらい経った頃だろうか、俺はまだ毛布に股間を擦り付けていた。
気持ちよさにも磨きがかかり、今までに味わったことのないような快感が、俺を襲う。
そして、ついに、気持ちよさは絶頂を迎えた。
絶頂を迎えた瞬間、おちんちんがなぜか痛くなる。
痛くなると同時に、おちんちんの先っちょからは白い液体が飛び出してきた。
この瞬間、俺は何かの病気かと思った。
オナニーを知らないからだ。
毛布には、さっきの白い液体がこびりつく。
染み付いたシミはティッシュで拭いてもなかなか取れない。
一体俺のおちんちんから何が出てきたのだろう、ひたすらに俺は考えた。
しかし、考えても何も分からない。
俺は今の症状をネットで検索することに決めた。
当時スマートフォンも持っていない俺は、任天堂3DSのブラウザで検索をした。
すると出てきたのは、オナニーというカタカナの単語。
そして、射精という二文字の漢字。
これかと俺は思った。
まず、病気ではないことに安心した。
それにしても、こんなにも変なことをしているのは自分だけだろうと思ったのだが。
ネットを見る限り、どうやらオナニーは誰もがする行為のようだ。
クラスの他の男子たちもこんなことをしているのかとなんだか胸がザワザワした。
しかもよくよく検索していくと、オナニーはどうやら男だけがするものではないらしい。
女子もオナニーをするらしいのだ。
そこで俺はクラスの女子たちの顔を思い浮かべて、オナニーをする姿を想像してしまった。
気が付くと俺の手は自分のおちんちんへと向かっていた。
ネットでは手を使ってオナニーをするのが一番主流だと書いてあった。
知識を得た俺はクラスの女子のオナニー姿を想像しながら手を使って自分を癒していく。
すると再び快感が俺を襲う。
さっきの毛布でのオナニーも気持ちよかったが、女子を想像しながらのオナニーはもっと気持ちよかった。
最近自分のおちんちんに毛が生えてきたように、クラスメイトの可愛い女子のアソコにも毛が生えているのかなとかを想像していた。
女子は陰毛だけではない。
おっぱいも膨らんでくる。
まだ生で見たことがない同世代のおっぱいをいつか揉んでみたい。
そんな事を考えながらもう一度射精した時には、最初の射精時に比べて痛みは無くなっていた。
最初の痛みはなんだったのだろう?
最初はそういうものなのだろうか?
と少し考えたが、特に気にならなくなっていた。
オナニーの快感と素晴らしさを学んだ俺は、この日からオナニーと長い付き合いになる。