『付き合ったキッカケ』
これは私が中学2年生の時の初体験の話です。
私は中1の時に同じクラスに気になる男の子がいました。
その人は色白で前髪をセンター分けしていて、吹奏楽部に所属しているthe·文化系の男の子でした。
席が近くなったのがきっかけでお互いちょっかいを出し合ってふざけることが多くなりました。
私はジャニーズ系の体育会系イケメンがタイプだったのでその人のことは初めは何とも思っていませんでした。
ある放課後のことでした。
私はテニス部の練習終わりに教室に忘れ物を取りに戻りました。
私が教室を出ようとすると、その男の子がやってきて話しかけられました。
私が忘れ物を取りに来たと言うとバカにしてきたので、私は怒ってその男の子を叩こうとしました。
ところが私の振り上げた腕はその男の子に簡単に掴まれて動けなくなりました。
色白で文化系で軟弱だと思っていた男の子の力の強さに、私はドキッとしました。
そしてそのまま壁にもたれ掛かる形になり、私達はキスをしました。
男の子は少し震えていました。
しばらく無言の時が流れたあと、「家まで送るよ」と男の子が言ったので私は無言で頷き、誰かに見られないように正門から少し離れた所で待ち合わせをしました。
暗い帰り道、彼は私の手を繋いでいました。
けれど終始二人共無言でした。
家の前に着きバイバイする時、「付き合って」と彼から言われました。
私は「うん。」と言って急いで家に入りました。
『初体験』
それから月日が経って私達は付き合って半年が経っていました。
たまに一緒に帰ったり休みの日に買い物に行くようなピュアな付き合いでした。
たまに喧嘩もしましたが私は彼が好きでした。
ある土曜日のこと。
その日は私も彼も部活の休日練習で学校にいました。
私の方が早く終わったので教室で吹奏楽部の練習が終わるのを待っていました。
けれど終わる時間になってもなかなか彼が迎えにこないので、音楽室に様子を見に行くと、彼が一人で楽器を片付けていました。
他の部員はお人好しの彼に片付けを任せて帰ってしまったようでした。
私は彼を手伝い一緒に片付けをしました。
それから一緒にピアノを弾きました。
私はあまり上手く弾けなかったので彼が私の指を動かして教えてくれました。
夕日の射し込む音楽室で2人、すごくいい雰囲気でした。
彼は私にキスをしてきました。
いつもよりも長いキスでした。
彼は私を楽器がしまってある倉庫に連れていき、もう一度キスをしました。
だんだん私は押し倒され彼が馬乗りになりました。
彼の唇は私の鎖骨や首筋をなぞり、彼の手は私の体を触り始めたのです。
私は抵抗することなく、彼を受け入れました。
やがて私は体育着を脱がされました。
彼も自分で制服を脱ぎました。
私はどうすることもできず、ただ彼にすべてを委ねました。
彼の手は私の胸を触り始め、やがてブラジャーが外されました。
そして乳首を吸われ、パンツの上から指で擦られました。
私は初めての感覚と緊張で何も感じませんでしたが、彼が興奮しているのは見ていてわかりました。
やがてパンツも脱がされ、彼は慣れない手つきで優しく愛撫しました。
少しずつ濡れていくのがわかりました。
それから私達は一つになりました。
ゴムは彼が制服のポケットに入れていました。
多分チャンスを覗っていたんだと思います。
初体験はこうして終わりました。
正直、気持ちいいも痛いも何も感じる余裕はなく、ただその場の雰囲気にのまれていました。
終わったあと、彼は私をギュッと抱きしめてくれました。
すごく優しいギュッでした。
その後彼とは別れてしまったけれど、今でもあの夕日に照らされた音楽室が脳裏をよぎります。
初体験は私の青春の1ページです。