~イントロダクション~
高温の日差しが雲ひとつない青空を強く照らしている夏の真昼時。
漫画家を目指す芸大生の俺は、サザンオールスターズの楽曲『HOTELPACIFIC』がその場の風景をより良く彩るBGMとして鳴り響いている茅ヶ崎の海辺にいた。
そこで俺は海岸にいる水着の女性を眺め、その一人一人の体型の輪郭を手持ちのクロッキー帳にこっそりと写生をしていた。
別に「水着の女性」に限定して行う必要はないのだが、大学での夏休みの課題の一環として、行っていることだ。
毎年、一緒に海で遊ぶ彼女という概念が存在しない俺にとって、この課題は唯一楽しくやれるものだった。
波打ち際で友達同士海水をかけ合う若い2人組の女性や、パラソルの下で仰向けに寝そべりながら気持ちそよぐ潮風の匂いを嗜んでいる豊満な乳房を持つお姉さん。
水中で泳ぎの練習を行う競泳水着を纏ったお胸がつるぺたな小中学生程度の女の子など……
海岸で遊ぶ多種にわたる女性の水着姿とボディラインを目で堪能しながら、課題を消化させることができ、上手くやれば画力を上げることだってできる。
デッサンやスケッチなど、学内で画力向上のための練習は今までもやってはきたが、正直どれも味気のないものだった。
どうせやるなら楽しみながらやりたいと考え、海でクロッキーをしようと至った訳である。
一石三鳥とはまさにこのことである。
俺は微かなニヤケ顔で女性を眺めながらクロッキーを行っていると、横から突然ペンを持つ右腕を何者かに掴まれた。
「おい、お前ニヤニヤしながら何やってんだ?」
上に黒いタンクトップ、下にデニムのショートパンツを着用し、その衣類で隠された肌は黒く、髪型は金髪セミロングでウルフカットの巨乳ギャルが厳つい形相で俺を睨みつけている。
色々とヤバいと危険を察知した俺は思わずこの場から逃げようとしたが、黒ギャルは俺の右腕をつかんだまま逃すまいと強く引っ張る。
その引力に負け、俺はそのまま倒れこんだ。
「逃げんじゃねぇよ!お前、今からアタシの車に来い。事情聴取すっから。」
怒りと威圧感に恐れをなした俺は彼女に同行した。
~或るワゴン車の中で~
ワゴンカーの中に連れ込まれた俺は、水着美女の写生が描かれたクロッキー帳を黒ギャルに全て見られている。
俺は彼女に海で水着美女のクロッキーを行った経緯や理由を必死に弁明した。
「なるほどね……だからっつって、こんな変態みてーなことしていい訳無いよなぁ?」
ドス聞いた威圧的な物言いで言われると、反論の言葉がぐうの音も出てこない。
「はい……そうですね……すいません。」
「本来ならアタシはアンタを警察に突き出さねーとダメなんだが……今回だけ特別だ。見逃してやる。」
「え?!ホントですか?!」
最悪の事態を恐れていた俺だったが、彼女のこの一言でその一部が安堵のものへと変わった。
「ただし、ひとつ条件がある。見逃してやるのはそれを呑んでの話だ。」
「わかりました!ボク、何でもやりますんで!」
危機を逃れられるなら安いものだ思い、俺は精一杯の返事をした。
「……お前今、何でもするっつったな?」
すると彼女は徐に衣類を全て脱ぎ捨てた。
「それじゃよぉ……アタシとエッチな遊び、してくれや。」
~はじめての前戯~
「えぇ?!それって……どういう……」
突然のシチュエーションに俺は動揺を隠せなかった。
「最近彼氏とご無沙汰なんだわ。だからアタシ、今すっげー溜まってんだ……わかるよな?」
ショートパンツを脱いだ下半身の股間から見える黒ギャルの鮑からは、
性的な欲求不満を示した汁が溢れ出ていて、見るだけでも濡れていることがわかる。
そうなれば俺がするべきことは決まっている。
「わ……わかりました!ガチのマジの童貞なんで、上手くできるかわかりませんが……」
そう。俺は今の言の葉の通り、ガチのマジの童貞である。
対して相手は、黒ギャルという見た目から想像して百戦錬磨のビッチであることは間違いない。
そんな彼女の性的欲求を満たすことなど、童貞の俺には至難の業だ。
ましてや俺は彼女のような黒ギャルなど性癖の対象外であり、
本来ならば清楚な黒髪巨乳のロリまたは妹系の女の子を相手にこの童貞を捧げたいという願望を持っていたが、今はそんな我儘を言っていられる状況ではない。
というわけで俺は、ドロドロに濡れた彼女の鮑に顔を近づけ、舌でなめずり回す。
初めて味わう女性の我慢汁の味は、ほのかに苦く酸味のある味だった。
「んんっ……んんっ……」
ワゴンカーということもあり、少し広めの二人きりの車内に黒ギャルの喘ぎ声が響き渡る。
俺は女性の性感帯を弄る楽しさを覚え、もっと彼女を感じさせようと鮑を舐める速さを早くたびに、彼女の喘ぎ声のボリュームは大きくなる。
「なぁ……下だけじゃなくてよ……ここも攻めてくれよ……」
彼女は焦げ茶色の突起が先端についた推定Gカップ程度の大きな乳房を持ち上げ、俺に攻めてもらえるようにした。
俺は彼女の命令のまま、その乳房に手を当てがい、厭らしい手つきで柔らかな乳房の周りを撫でまわす。
その感触はヌードデッサンのモデルやアダルトビデオに出てくる女優のモノで想像してきた以上の柔らかさで、男勝りな彼女の性格からのイメージとは180度変わった優しい感触で、その可愛らしいギャップに俺は興奮してしまい、乳房の先端の焦げ茶色の突起を人差し指で弄りまくる。
「ああっ……ああああんっ……」
喘ぎ声がさらに色気を増し、先ほどまでの怖いオーラを放っていた喋り方をしていた人とはもはや別人と思えるほど、淫乱な表情をしていた。
俺は再びそのギャップ萌えにやられて、股間にあるアカヤガラが元気な舞を見せ始める。
すると突然彼女は俺を強く押し倒し、自らの鮑に俺のアカヤガラを近づけた。
「わりぃ、今度はこっちからヤらせてもらうわ。」
~逆レイプ~
「ちょっと待って、ちょっと待って、お姉さん!ゴム付けてないんですけどぉ?!」
「問題ねぇよ!今日は安全日だからよぉ!」
そう叫ぶと彼女はアカヤガラに鮑を思い切り押し込ませながら咥えさせた。
「んほぉおおおっ!」
唐突におとずれた童貞喪失の瞬間に俺は当然のごとく困惑したが、
それを忘れさせるかのように鮑の膣内の感触の気持ちよさがアカヤガラを通じて俺の脳内に伝達される。
「どうよ?見て絵に描くよりも実際にヤッてる方が気持ちいいだろ?」
「は、はい……気持ち良い……です……」
彼女は腰を激しく上下に動かす。
最初の倍以上に濡れている鮑の膣内の感触による快楽が摩擦されたアカヤガラから脳内に伝達され、強さを増す。
「はぁ……はぁ……こういうのはどうよ?」
そう言うと彼女は自身の乳房を俺の顔面に押し当てる。
乳房の感触と肌の匂いが目の前に広がり、その刺激で俺はこれが示談の条件で行われているものだということを忘れさせるビッグウェーブが脳内でTSUNAMIのように襲い掛かる。
「なぁ……乳首、舐めてくれよぉ……」
命令……というよりも懇願に近い言い方になっているが、俺はその懇願の通り彼女の乳房の突起を、母乳を呑む赤んぼのように強くチューチューと吸いながら舐める。
それが性的に気持ちよく感じた彼女は、腰をねっとりと揺らすように動かす。
鮑の膣内で踊る俺のアカヤガラも刺激を感じ、またさらに強い快楽が俺の脳に伝わる。
「ああああっ……!イク……イク……イクっ!!!!」
性的快楽が限界突破した俺のアカヤガラはその口から白く濁った嘔吐物を彼女の鮑の膣内に吐き出した。
久々の刺激を受けた彼女の膣内も、初めて鮑を食した俺のアカヤガラも、ビクンビクンと動いている。
嘔吐物をすべて出し切った後、互いに息を切らしながら数分間の賢者タイムに入った。
「はぁ……はぁ……はぁ……もう勝手に描くなんてしねーで、風俗行って自分の目で触って学べよな。女の裸をよぉ。」
それから数日後、この日の経験をキッカケに黒ギャルへの性癖に目覚めた俺は、それをメインにしたエッチな同人漫画を描き、某大型即売会にて販売。
同じく黒ギャルを好いた性癖、趣向を持った大勢のマゾなオタクからの好評を受けて即日で完売させることができた。
以降俺は黒ギャルをメインとした逆レイプ系のエロ漫画を描きまくっては、SNSや投稿サイトでバズるようになった。
そう考えると、当初は少し恐怖と戸惑いもあったけど、俺の新たなる性癖が開発された上に漫画家として成功したいという目標に一歩近づいたので、マジでいい経験になったなぁ……と思ったひと夏の海での思い出であった。