『忘れられない!オトナお姉さんの“女”の匂い』
小学校5年生の夏休み。
ぼくはクラスメイトのK太くんと、K太くんのお姉さんに誘われて、遊園地へ遊びに行った。
その遊園地には大きな観覧車があって、ぼくは何としてでもそれに乗りたかった。
遊園地の中でも大人気の観覧車には長い行列ができていて、くそ暑い中、ぼくらは結構長い時間をかけて並び、ようやく自分たちの番がまわってきた。
ところがである。
念願の観覧車に乗る寸前、K太くんと、K太くんのお姉さんがよりによってケンカをしてしまい、完全に仲たがいをしてしまった。
「K太なんて、もう知らないから! あんたとはゼッタイに観覧車乗らないからね」というお姉さんは、ぼくとふたりきりで乗るといい出し、ぼくの手を握ると、ほとんど拉致するかのように、ぼくを観覧車の密室の中へと誘った。
「ふんっ、勝手にしろ」といいながら、ひとりで別な観覧車に乗り込むK太くん。
「えっ、なんでこんなことになるのかなぁ」と思いながら、結局、ぼくはK太くんのお姉さんとふたりきりで観覧車に乗った。
K太くんのお姉さんは「K太のバーカ」とか何とかいいながらも、結構楽しそうで、観覧車から見渡せる眺望にワクワク感を抑えられずにいた。
しかし。
ところが。
Butである。
観覧車が一番てっぺんに来たあたりで、K太くんのお姉さんは感傷的になったのか、「あたしこそバカみたいだよね。変なところを見せてしまってごめん」といい、不意にぼくの体を抱き寄せてきた。
K太くんのお姉さんは、たしかもうすぐ20歳。
オトナのお姉さんという感じがして、ぼくはやたら興奮しまくった。
おちんちんが立つのって、こういうことかぁ‥‥なんて思いながら、それでも、なんとか冷静になろうと努めていたぼくに、なんとK太くんのお姉さんはキスをしてきた。
いきなりのベーゼ初体験。
そのときの“女”の匂いがたまらなくて、ぼくは全身がぐらついてしまった。
『初めてのマスターベーションに戸惑いながらも、いつかオトナお姉さんを誘ってみせる!』
そんな出来事があってから、ぼくは家でこっそりとマスターベーションをするようになった。
マスターベーション自体、よくわからないぼくだったが、とにかく自分のおちんちんを触ると、少し気持ちがよくなって、おちんちんが元気に立ち上がる。
そこから先はよくメカニズムがつかめていないんだけど、自分のあそこを一生懸命慰めると、何かべとべとした液体がぴゅーっと飛び出し、すごくいい気持ちになれるんだ。
あれって何だろ。
セックスと関係あるのかな。
だけど、不思議なもので、それ以来、ぼくはいつか必ずオトナお姉さんを誘ってみせると思うようになった。
今はまだ子どもの肉体でしかないけど、白い液体みたいなものを出せるということは、オトナお姉さんともセックスできるのかななんて、日々そんなことを思いながら、ぼくはオトナお姉さんとのえっちを夢見るようになったんだ。
ところがどっこい。
オトナお姉さんとのえっちは、いともあっさりと訪れた。
それは、ぼくがK太くんの家に遊びに行ったときのこと。
K太くんのお姉さんも交えて、三人でかくれんぼをしていたら、K太くんのお姉さんが押入れの中でぼくに抱きついてきた。
ちょうどK太くんが鬼をやっていたときで、ぼくとK太くんのお姉さんは、そのまま暗闇の中で抱き合い、気がついてみたら、ぼくのおちんちんは例の白い液体でびしょ濡れになっていたというわけさ。
もちろん、あまりうまくはできなかったけど、これって初体験なのかな。
ぼくの。
ぼくやお姉さんを見つけられず、しびれを切らした鬼のK太くんが「もう、やだー」と叫んでいたのだけは、今でも覚えているよ。
オトナお姉さんとの快感えっち体験。
やり~っ!