1.セクシー過ぎる生徒会長
我が校の生徒会長のA子はキュートなルックスをしているのだが、それよりも増して、セクシー過ぎて困っている。
いわゆるナイスバディというやつなのだが、制服の上からでも張り出した胸にどうしても視線が言ってしまう。
それは副会長の僕だけでなく、執行委員の男子生徒でさえ、目のやり場に困っているのだ。
高校生とは思えないアダルトな身体つきのために、僕も理性を抑えておくのに必死。
2.ガードが堅いA子だからこそ落としたなるプレイボーイ
どんな男子でもA子を見ていると、おそらくムラムラしてくることは間違いないだろう。
でも、スケベな身体つきをしているにも関わらず、すごくガードが堅い。
だって、生徒会長までやっているのだから、真面目な性格であることは言うまでもなかった。
その姿勢が逆に学校内のヤンキーに火をつけていた。
そうA子を口説き落そうとしているプレイボーイK。
彼は学校内でナンパ師の異名を取るやつなのだが、家も金持ちでそのことを自慢している。
外見もイケメンなので、女生徒たちの人気の的になっていて、Kから声をかけられた女子はたいてい、アイツになびいていく。
そんなKはセクシーなA子を狙わないはずがなかったのだ。
いつも放課後を狙ってデートに誘おうとするK。
しかし、A子はそんなKをかわしていく。
というのも、A子はチャラい男子を嫌う。
軽い男を軽蔑しているのだった。
どうしてそんなことが分かるのかと言えば、僕が彼女と幼馴染だからだ。
小さな頃よくA子を遊んでいて、あいつの性格は嫌なほど分かっているつもりだ。
そのためにKのしつこいアプローチも、完全にシャットアウトしていたのだ。
3.力づくでA子をさらって行こうとしたK
そんなKはA子のことを諦めることはなかったのだ。
この日は生徒会の行事で学校を出る時間が遅くなってしまった。
すでに外は真っ暗だったのだ。
A子は僕に声をかけてくる。
「ねえ、遅くなっちゃった。いっしょに帰ろうよ」
ちょっとドキッとした。
こんなことを言うなんて雌らしいA子。
「いや、もう少しやることがあるから、先に帰っていいよ」
「なんだ、冷たいじゃん。幼馴染の私がお願いしているのに避けてない?」
「そんなことない!マジで忙しいんだ!」
そう言うと、A子が少し怒った感じで「もういい!」と言って生徒会室を後にしたのだ。
それから10分程経った頃、1年後輩の男子の執行委員が僕に言ってきた。
「副会長!副会長!さっき会長って、1人で下校してましたけど、Kさんが後をつけてましたよ」
「しまった!」と心の中で叫んでしまった僕。
A子を1人で下校させたのがまずかった。
悪い予感がした。
下手をするとKがA子を無理矢理、何処かに連れ込もうとしないか心配になった。
すぐに帰宅の支度をして学校を出た。
そして、いつもの帰宅ルートを走って探した。
彼女が下校してそんなに遠くには行っていないはず。
しかし、見つからなかった。
すろと、ふと河川敷の方からA子の声がかすかに聞こえた感じがした。「た・たすけて」と。
日が暮れて辺りが真っ暗だったが、草むらの方でKとA子がいたのだ。
KはA子を押し倒してレイプしようとしていたのだ。
「お前、何やってんだ!」と頭に血が上り、怒りをKにぶつけた!あまりの怒りでKは驚くように逃げて行った!
「あ・ありがとう」
「良かった。でも、ごめん。お前を1人で帰えらせてしまって」
大きな涙粒を流して僕に抱きつくA子。
ドキッとしたが、そのまま優しく彼女を抱き締める。
僕は隣の家のA子を送っていったのだが、「ちょっと入って」と彼女は僕を家に上がってくれと誘ってきた。
ご両親は共働きで家には誰もいない。そして、A子は僕の前で制服を脱ぎ、
「抱いて。だって、アンタが求めてくるのを私はずっと待ってたのよ」と言って僕に抱きついてきた。
そう、本当は僕もA子のことが好きだった。
そして、彼女を力一杯抱きしめて、彼女と初めて1つになって愛し合った。
この時、幼馴染だった彼女が僕の本当の彼女になったのだ。
その後、Kはこれまでの行いが暴露されて退学に追い込まれたことは言うまでもない。