初オナニーは中学3年でしたから、僕はずいぶん奥手でした。
しかし、奥手なだけにオナニーで気持ちのよくなる体験をしてからは、エッチなことばかり夢想する青年期を過ごすことになったんです。
童貞で過ごした高校時代はずっと、部活にも参加せずエッチなことばかり考えていました。
実際には何もできないのに・・・・
高校ではエッチをしたいばかりで、勉強はせずに過ごしましたので、まともな大学には一つも受かりませんでした。
しかし、浪人はしたくなかったので不本意入学した大学では最初から、大学には行かずに下宿でアダルトビデオばかり見る腐った人間になり果てました。
アダルトビデオを100本くらい見終えた頃だったでしょうか、自分でもビデオの男優さんみたいなことがしたくて仕方なくなったんです。
好んで見ていたのはもっぱら、企画のナンパ物が多かったこともあり、ぜひとも街で好みの女性をナンパして、それであわよくばホテルに行ければなと童貞らしく空想をたくましくしてました。
ところが、いざ女性を物色しに街に出てみると、相応しい獲物が簡単に見つかるものではないことすぐ気が付きました。
それに地方から上京したばかりで、東京に知り合いがいるわけではないので、上野駅のコンコースに一人で立ちんぼをしていると、職務質問こそ受けませんでしたが、明らかに周囲からは変な目で見られていた感じです。
何人かの女性の後を付けたのですが到底、声を掛けられる雰囲気でもなければ、それをするだけの度胸もありませんでした。
結局、自分にはアダルトビデオを見てオナニーするしかないのかと一段と自己嫌悪に陥っていた時、雑誌の記事で出会い系を使えばいくらでもさせてくれそうな女と知り合うことができて、すぐにホテルに行けると書かれた体験談に目が留まりました。
もう、これしかないだろうと思いました。
というのも僕は下戸で、酒を飲むことができないので店には行けず、風俗も性に合わないので初体験は素人にお願いするしかなかったからです。
結果から言うと、5000円くらいかけたでしょうか。
出来ました。
ただ、すぐというわけにはいかず、5000円の授業料を払って辿りついた3人目に会った女性と、エッチできたんです。
俗にいう筆おろし、童貞卒業の儀式でした。
ちなみに、最初出てきた40くらいのおばさんとは会って1時間後にキスまで行きました。
それだけで気持ちよくなって先走り汁が出てしまい、半分射精した感じでした。
そのままホテルでもよかったんですが、あまりに品のない相手でしたので、少しだけある僕の理性がいやいやをして、その場限りとなりました。
下宿に戻ると別の女性から誘いのメールが来てたのですぐ会いに行きました。
かなり好みのタイプでしたが、いきなり触ろうとしたら逃げられました。
ほとんどエッチは出来ずに終了。
でも、エッチ未遂までこぎつけたことに大満足でした。
忘れもしないのが3人目に出てきた女性です。
この人はメールでは全くいやらしいことを書いてこなかったので、極めて真面目な人だと思ってあったのですが、自分から僕の腕を引いて、ホテルに行きたがるのには面喰いました。
もうホテルの部屋に入るなり自分から服を脱ぎ捨てて全裸になるや、僕にも早く脱げといわんばかりです。パンツを降ろす間もなくしゃぶられました。
こっちは生まれて初めて見る女性の裸なので、もう少しいろいろ観察したかったのですが、しゃぶりつかれた一物が大きく膨らむとそれまで女性からされたこともない下卑た眼差しを向けられ、生身の女はこういうものかとどぎまぎしつつも、女性に抱き着いてベッドに押し倒しました。
ただ、オッパイとかをビデオの男優さんよろしくなめたりつまんだりしたものの、それだけでは案外冷めた部分が自分にあることに気が付くと、後は冷静に女性の体を隅から隅までなめ回すことができ、オマンコも尻の穴もとことんなめてやりました。
困ったのは、しゃぶられて暴発寸前にまでなったジュニアが、待望の女性の柔肌をなめても一向に硬くならないことでした。
アダルトビデオとは違う展開に戸惑いながら一計を講じました。
アダルトビデオの興奮したシーンを思い出して、目の前の女性を好みの女優さんに置き換えて奮い立てばうまく行くだろうと思うことにしたのです。
この作戦は当たりましたね。
女性はすでに僕の稚拙なペッティングでもアヒアヒ状態でしたから、アダルトビデオの女優さんに置き換えることはわけなく簡単でした。
興奮している女性と正常位の体勢になり、目の前に現れたアラーム時計の数字を眺めること15分、初体験でこれだけ持てば御の字だろうと自分で納得をして、女性の許可も得ずに中出しして果てたのでした。
出会い系の出会いなんてと思われるかもしれませんが、この体験が後にいろいろな女性との下地となったことは間違いなく、僕にとっては記念すべき初体験となったのでした。