・小さい頃から、とても仲のよい兄弟
私は3兄弟の長女で、二つ上の兄、三つ下の弟がいる。
三兄弟は昔からとても仲がよくいつも仲良く遊んで過ごしていた。
そんな三兄弟の中でも末っ子である弟は男の子なのに非常に可愛らしい外見をしていて姉である私とよく間違われていたほど。
そして、身長もあまり高いほうではなかったので高校にあがるまでは女子と大して変わらない体格をしており可愛かった。
そんな弟も成長期になると体に男性らしい変化が現れ表情も凛々しくなっていき男らしくなっていった。
・高校を卒業後は、それぞれ社会人として働く
そんな弟は高専に進学し卒業後は実家を出て地元の会社に就職し働きだした。
一方の私は高校卒業後は美容師を目指して美容専門学校に入学。
卒業後は地元の美容室で働いていた。
私は就職しても変わらず実家に暮らしていた。
兄や弟は社会人になると家を出て一人暮らしを始めた。
二人とも県内に在住していたので1ヶ月に一度は実家に来ており顔を合わす程度は会っていた。
・兄が晴れて結婚。弟と祝福のはずが
そして私が社会人になってちょうど3年くらい経った頃兄が結婚することになった。
当時兄は26才。
お相手は同い年の看護師さんでとてもチャーミングで可愛らしい女性だった。
仲良しだった兄が結婚することが自分のことのように嬉しかった。
そこで私は弟と相談して兄弟間で兄のために結婚のお祝いをしようと提案した。
勿論弟もこの提案に快く引き受けてくれた。
お祝いをどうするか打ち合わせをすることになったが弟が「もし都合がよければ、俺のマンションに来て、打ち合わせできない?」と言ってきた。
弟も社会人、仕事が忙しい身である。
私は弟のマンションを訪問した。
「忙しいのに、時間とってもらって、ありがとうね」
私はそう言うと差し入れのお菓子やチューハイ等のお酒をテーブルに置いた。
「いやいや、姉ちゃんも忙しいのは同じやん。兄ちゃんのためやし」
「そうやね。お兄ちゃんのためにも、お祝い、しっかりしたい」
「うん、しよう」
そこから私達はテーブルを挟んで兄の結婚祝いをどうするか話し合った。
お祝いに関しては色々な案が出て迷ったが2時間くらいでお祝いに関する内容等が全て決まった。
「…よし!これで、お祝いに関することは、決まったね!お疲れ!!」
「うん、これで兄ちゃんに喜んでもらえるね」
ふと時計を見ると時刻は夜の10時。
「そろそろ、お開きにしようか?」
「姉ちゃん、どうせやったら、お菓子とか余っとるし、もう少しゆっくりしていきなよ。疲れたやろ?」
「うーん、そうやね。ちょっと休憩したら、帰るね」
弟の言葉に甘えて少し休憩してから帰ることに。
そこからお菓子やつまみを食べながら弟と久しぶりにゆっくりとお喋りをした。
仕事のこと、趣味のこと。
純粋に楽しくて、気がつけば午前12時を過ぎていた。
しかし、私と弟は次の日仕事が休みなこともあり時間を気にせず話続けた。
「翔。そういえば、最近、彼女とか、いい人いないの?」
「いないよ、そういう姉ちゃんは?」
「私も~」
「俺、高校の時以来、いないよ」
「そうなの?私も、専門学校の時以来いないかな。お互い、寂しいね」
私は自嘲気味に笑った。
「姉ちゃん、可愛いのに、なんで相手いないんかな?」
「何ー?急におだてて!何も出ないよ」
「…」
それまで、他愛もなくお喋りをしていた弟が急に黙り込んだ。
「どうしたの?翔?」
「姉ちゃんは兄ちゃんが今回結婚すること本当は、めっちゃ寂しいんじゃないの?」
「え?そりゃ、少しは寂しいけど」
「ずっと兄ちゃんのこと好きだったもんね」
「そりゃあ、小さい時の話でしょー」
「いや、今も変わらない」
気が付けばテーブルを挟んで喋っていた弟が私の真横にいた。
「そんな、ずっとお兄ちゃんのこと好きなわけないじゃん!」
「ううん、お姉ちゃんはずっと兄ちゃんが好きだよ。だって…」
そう言った弟は私をいきなり抱え上げると私の後方にあったベッドに押し倒した。
そして、上から私を見下ろすと
「僕のこと、今まで、見てくれていたことあるの?」
「…えっ?それは、どういう…」
言い終わらないうちに弟の口が私の口を塞いだ。
「…んんっ」
そして、弟は私の口内で舌を激しく動かすとさらに私の唇を執拗に何度も吸ってきた。
激しいキスで頭が混乱する。
暫くするとやっと弟が私の口から唇を放した。
「…」
頭がぼんやりして上手く言葉が出てこない。
「ずっと、お兄ちゃんが羨ましかった。僕の大好きな姉ちゃんから、好かれててさ」
「…翔」
そして、弟は私のチュニックをめくるとブラを外し胸に顔を沈めた。
「‥ぁっっ」
弟の舌先が私の先端を吸い上げる。
チュッ、チュッと、すごくエッチな音をたてながら。
「翔、だめっっ、…ぁあ」先端を舐めていた口を一度放すと今度は私のほどよいcカップのおっぱいを激しく揉みしだいていった。
「…激しいっ…よ、、」
「姉ちゃんが、可愛いから」
胸を揉みしだきながら、再び、弟の唇が私を襲う。
弟の舌は容赦なく私の口内をかき乱し唾液で口の周りが濡れていく。
そして、急に唇を放すと今度は私の下着に手を忍ばせ愛液で濡れた秘部を指でなぞる。
「…だめっ、そんなとこ、触らないで、、」
力なく言う私に
「全部、姉ちゃんが悪いんだよ。俺のこと、見てくれないから」
そして、抵抗する間もなくパンツを下ろされると弟は私の秘部に顔を埋めクンニしてきた。
「…っぁああっ…だ…め…ぁあっ、、」
声にならない喘ぎ声を抑えることができない。
弟は、私のクリトリスを舌先で舐め刺激する。
ジュルジュルッと、いやらしい唾液の音と共に。
弟からの激しいエッチに快感の波が絶頂を迎えた私はあえなくしてイってしまった。
「ねぇ、僕だけを見てよ」
「…翔」
「今夜は、僕のそばに、ずっといてほしい」
そう言うと弟はベッドの上で優しくハグをしてきた。
弟の気持ちが私にあるなんて今までこれっぽっちも気付いていなかった私。
いつの間にか逞しくなった弟に男を感じながら今日だけは弟だけを見て寄り添ってあげようと思った。