血が繋がった異性や同性の兄弟や姉妹に欲情し、近親相姦に陥るという関係は、実は珍しいことではないのです。
かつては当たり前と捉えていた時代もあるのです。
なぜ、人は血が繋がる相手に激しく欲情してしまうのでしょう。
そこで、近親相姦に関する歴史や心理について解説します。
この事実を知ったら、近親相姦に対する考えが変わる可能性があります。
・歴史的に近親相姦は当たり前
国にもよりますが、かつては歴史的に近親相姦は当たり前となっていた時代があります。
特に王族や貴族というのは、自分達の血が別の家系と交わることを嫌がり、わざと近親相姦させるなんてこともあったのです。
歴史的に有名といえば、カメハメハ3世の話です。
カメハメハ3世は、 実の妹であるナヒエナエナと結婚し、その愛は紛れもなく男女のものだったのです。
兄妹であっても恋愛感情を抱くのは決して珍しいものではなかったのです。
日本や他の国でも同じように近親相姦で結ばれたケースはたくさんありました。
キリスト教の布教などで、次第に近親相姦はおこなわれなくなったのですが、その血筋は現代に生きる私たちの中に着々と流れているのです。
そう考えれば、近親相姦に陥ることは特別なことではありません。
・近親相姦に陥る心理
なぜ姉や妹をムラムラしてしまうんだろう。
どうして、兄や弟に抱かれたいと思ってしまうのだろうと悩んだ人もいるでしょう。
近親相姦に陥ってしまう人の心理というのは、実に単純なものから複雑なものまであります。
1つめは、単に見た目の問題です。
見た目が可愛い、格好いいという相手に惹かれるのは仕方がないことです。
そこに、血の繋がりは関係ありません。
自分のタイプがたまたま血の繋がった相手というだけだったのです。
そして、人は自分と顔が似ている人に惹かれやすい傾向があります。
兄弟や姉妹というのは、元々顔が似ているわけですから、恋愛感情が芽生えるのは当たり前なのです。
・自分を理解してくれる存在
兄弟や姉妹というのは、性格的にも近いものがあります。
そのため、話が合ったり趣味が同じということもあります。
他人というのは、なかなか自分のことを理解してくれないものです。
悩みごとがあっても理解してくれなかったり、ひどい言葉を投げ掛けたりすることもあります。
ところが、兄弟や姉妹というのは、その気持ちを言葉で言わなくても理解してくれるため、とても居心地がいいのです。
誰だって、自分を理解してくれる人の側にいたいものです。
そのため、兄弟姉妹に対して特別な気持ちが起きるのです。
また、もう1つはタブーに対する憧れです。
人は、タブーに憧れを強く持ち、そのタブーを犯すことによって快楽を得る人もいます。
兄弟や姉妹で肉体関係を持つことは、最大級のタブーとも言えるため、あえて肉体関係を持ちたくなるのです。
・なぜ近親相姦はいけないのか?
そもそも、なぜ近親相姦はいけないのでしょうか。
あらゆる国や宗教で近親相姦はタブーとなっています。
ですが、その理由は曖昧なものが多く、なぜいけないのかは明確ではありません。
その中には、生まれてくる子供に関係があります。
近親相姦によって結ばれたカップルから生まれた子供には、障害が出る可能性があるからです。
不思議に思われるかもしれません。
そもそも、近親相姦は他の家との血筋を絶やさないためのものです。
ですが、そうして近親相姦を繰り返した結果なのです。
近親相姦で出来た子供は、遺伝性の病にかかりやすいとも言われています。
そういったことから、近親相姦はタブー視されていたのです。
兄弟や姉妹に対して、どれだけ愛情を抱いても、側にいたいと願っても、その間に子供を成すことはとても難しいことなのです。
・近親相姦に陥る前に
兄弟や姉妹に対して、恋愛感情を抱いてしまう。
肉体的に興奮するといった場合には、その感情に陥る前に、まずは自分の感情がどういったものなのかを冷静に見つめ直してみましょう。
それは、単なる憧れめいたものなのか、それとも肉体的な欲望をただ満たしたいだけなのか。
近親相姦は決して推奨されるものではありません。
ですが、互いの気持ちが本物であるなら、それは抑えることがとても困難なことでしょう。
なぜ、近親相姦がいけないのかというと、人は近親相姦に陥りやすいからなのです。
そうでなければ、そもそも禁止になどするでしょうか。
これまで、あらゆる近親相姦に関する映画やドラマ、漫画が発売されてきました。
人は、タブーとされる関係に弱く、その危うい世界観が人の心を掻き立てるのです。
近親相姦の歴史や心理を知ることは、自分の心と見つめあうきっかけにもなります。
兄弟や姉妹に対して、あってはならない感情が芽生えた。
セックスしたくて溜まらないという人は、まずは歴史や心理から自分自身を知ることから始めてみましょう。
そこから、関係を止めるか発展させるか、どういった行動をとるかについては自由です。