・友達がアブノーマルでエロな子でした。
私の初めての自慰行為は中学校時代です。
当時の友人で性体験もまだないはずなのに、急にエロくなった女の子がいたんです。
ある日私がたまたま友人の家に遊びに行ったら、友人が私にある本を見せてきたんです。
これどう思う?と見せられたのは、SMプレイをしているシーンが多く描かれているいわゆるレディースコミックでした。
私の家庭はとても厳格で、エロいものに触れる機会はほぼありませんでした。
見たことがあると言えば、当時定期的に放送されていた芸能人の水泳大会でのいわゆるポロリくらいしかなかったのでそのような描写のあるコミックはかなり衝撃的でした。
さらに友人は雑誌を見せてきたのですが、その中にも女性が全裸で緊縛されている画像が多数掲載されていました。
友人はこれらのものは両親の寝室から出てきたと話し、その上部屋の収納から縄や大人のおもちゃなど複数のものが出てきたと暴露しました。
普通であればこのようなものを見ると女性は嫌悪感を示す人もいるのでしょうが、その友人はむしろ興味があるような感じでした。
道具があるということは両親、あるいはどちらかがSMプレイに興じていた可能性があるのでしょうが、それ以上のことは聞けずその日はそれで終わりました。
しかしその頃から友人はなぜか徐々にエロくなってきて、風貌も徐々に派手になり次第に関わることがなくなりました。
噂によると友人は中学生ながら大人の男性と交際していて、性体験はもちろん親のようにSMプレイに興じていたと後から聞きました。
・高校生で自分にも性欲が出てきました。
アブノーマルな行為をする様になったというエロい友人に対して一体どうしてしまったんだろうと最初は理解できませんでした。
しかし私も高校に入ると周囲がぼちぼち彼氏ができたり、あるいは処女喪失したという話を聞くようになり、自分もいずれ性体験をするようになるのだろうと思うようになりました。
それと同時にそれまであまり感じなかった、いやどちらかというと昔は感じてはいけないと思っていた性欲が徐々に出てきました。
しかしながら当時の私は県内でもトップクラスの進学校に通っていて、将来絶対に行きたい大学があり受験勉強に没頭していました。
そのためには昼夜勉強しないといけなかったので、他の友人たちのように恋愛を楽しむ暇もありませんでした。
また男子も私のようなガリ勉でお堅い女子を彼女にしたくはなかったようで、共学で男子が多い高校時代でも全く彼氏ができませんでした。
高校時代の男子の性欲はかなりすごいとは聞いていたものの、性欲は女子でも割とあるようなので、私もどうにか一人で抑えないといけないと思っていました。
・自慰行為で想像したもの。
今であればインターネットで自慰行為で利用できそうなメディアを探すことが可能なのですが、当時はインターネットもなくエロな媒体は店員と対面で購入しないと入手できない時代でした。
何も考えることなく自慰行為をするなどさすがに難しいかったので、何か自分で想像しないといけなかったのですが、それまで唯一見たことのあるエロなメディアがあの中学時代の友人が見せてきた女性が緊縛されている姿でした。
自慰行為で利用するにはかなり刺激的なものでしたが、それしか実際に見たことがなかったのでそれを想像しながら自慰行為をしました。
ただ自慰行為は一体どうしたらわからず、イクということがわかりませんでした。
当然友人の家にあったようなエロな道具もなく、まだ性的に未熟な自分は想像だけでは感じづらいものもありました。
絶頂に達することなく終えるのは何だかイライラしてしまったので、唯一自宅にもあった手拭いを使って自分に対して口枷をして自慰行為をしました。
するとあの緊縛の女性がまるで自分のように思えて段々気分がよくなり始めてであったにも関わらず、ついに絶頂に達してしまいました。
・それ以降緊縛シーンを想像しないと自慰行為できません。
その後はインターネットの急速な発達により、ノーマルな女性の裸やセックスシーンをとらえたメディアを多数目にすることができるようになったものの、最初に想像したのが例の緊縛画像ということもあってか、以降の自慰行為も継続して緊縛女性を自分に置き換えて想像しないと絶頂に達しないようになりました。
実は私は20歳を過ぎても彼氏ができず、処女のままだったのでしばらく自慰行為だけをする状態になっていたのですが、20代前半で初体験した時はあまりにも淡白なセックスに逆に満足できないというちょっと変な状態になってしまいました。
そしてアラフォーになった現在でも時折自慰行為をすることがありますが、どれだけ性経験を重ねても思い出されるのはあの緊縛画像です。
初めての性体験はその後にも大きく影響すると言われていますが、初めての自慰行為までその後に影響するとは思いもよりませんでした。