『初恋』
私の初恋の相手は兄です。
兄は、妹の私から言うのもなんですが、とてもハンサムでスタイルもとてもいいんです。
大好きという気持ちが変化したのは、高校生になってからのことでした。
友達に彼氏ができて、初めてのキスや初体験について聞いていたら、不意に兄にキスをされている自分を想像してしまったのです。
私は、兄とキスやそれ以上のことをしたいと願っているのです。
『兄の恋人』
私が高校生の時、兄は大学生でした。
そして、ある日、とても綺麗な女の人を連れて帰ってきたんです。
すぐにピンときました。兄に恋人ができたのだと。
本当はその日は友達と約束をしていたのですが、私は兄と恋人が気になって部屋の壁に耳を当てて、じっと隣の部屋の会話を聞いていました。
すると、時おり兄と彼女の会話が聞こえてきます。
仲良さそうに笑い合っていて、私は激しく嫉妬しました。
そして、会話が途切れたんです。
もしかしたら、2人はキスをしているのかもしれない。
そう思ったら、いてもたってもいられなくなったのです。
私は、急いで紅茶とクッキーを兄の部屋へと運びました。
ノックをして入ると、兄と彼女は離れていました。
ですが、私は見逃しませんでした。
兄の額にはうっすら汗をかいていましたし、彼女のスカートの裾は乱れていました。
この部屋で、兄が何をしていたのか、何となく悟った私は、かなりショックでした。
わがままかもしれませんが、兄には性的なことをして欲しくなかったのです。
いつまでも私だけの兄でいて欲しかった。
私は次第に、兄に対して恋愛を意識するようになったのです。
私は、兄と恋人がするようなことをしたいと考えるようになりました。
『誘惑』
私は、兄を誘惑することを思い付きました。
兄だって男です。
そこを刺激すれば、もしかしたら私を恋愛対象として見てくれるかもしれないと思ったんです。
ですが、所詮高校生の考えることです。
せいぜい、バスタオル1枚で兄の前をウロウロするか、薄着で抱きつくかでした。
私はバストは75センチもあって、押し付ければ兄も反応してくれるかなと思ったんです。
ですが、特になにもなく、時だけが過ぎていきました。
やっぱり妹には欲情してはくれないのかと哀しくなりました。
『告白』
兄の本心を知ったのは、私が高校を卒業した時でした。
その頃、兄は1人暮らしをしていて、私はたまに母親に言われてお弁当やお菓子を届けに行っていたのです。
その日。
兄はかなり酔っぱらって帰宅しました。
なんでも、友達の誕生日だったらしく、口からはお酒の匂いがプンプンしていました。
帰宅した兄は足元も危なっかしくて、私が支えようとしたのですが、2人して倒れてしまいました。
どうやら兄は眠たいらしくて、口調も怪しかったんです。
私は、下半身に兄の下半身が当たっていることにドキッとしました。
私は身体を動かして、兄の股間を刺激しました。
これは、最初で最後のチャンスだと思ったのです。
「お兄ちゃん。私、お兄ちゃんが好きなの」
「んー、俺もだよぉ」
寝ぼけている兄の声に、私はたまらずその身体を抱き締めました。
「キスとか、セックスもしたい」
「俺だって、したいよ」
言いながら、兄は私にキスをしてきました。
お酒臭い舌が口の中を這い回り、指がせわしなく私の身体をまさぐっています。
私は、あり得ないほどの幸運に満ちながら、兄の前で服を脱ぎ捨てました。
全裸になった私に、兄がやっと我に返ったみたいです。
「何してるんだ。帰れよっ」
と、怒鳴りながらも兄は完全に私を意識していました。
背中を向ける兄に、私は裸の身体を押し付けて、ずっと秘めていた想いをすべて伝えました。
ずっと好きだったと、1度でいいから抱いて欲しいと言うと、兄はいきなり私をベッドに押し倒し、激しく乳首に吸い付いてきました。
「お前がいけないんだぞっ。お前が誘惑なんかするからっ、ずっとずっと我慢してたのにっ」
胸を揉まれながら、下半身を弄られ、私は初めて兄の指によってイッてしまいました。
それから、唇でも愛されて、私はたまらず声を上げてしまいました。
初めて、兄を受け入れた時には、かなり痛みが強かったのですが、同時に嬉しさも感じました。
『現在』
現在、兄は結婚して子供もいます。
ですが、私との肉体関係もやはり続いています。
辛くないのかというと嘘になりますが、やはり兄が欲しくてたまらないのです。
私を激しくベッドで抱いた後、奥さんに電話している姿を見ながら、虚しくなることもあります。
私のことを、都合のいいセフレだと思っているような節もあって、いつかはこの関係を正さなくてはとも思うのですが、すべては自分が兄を誘惑した結果なのです。
私にも、それなりに恋人はできました。
ですが、セックスは兄以外とはしたくはないのです。
「お兄ちゃん。もう1回しよ」
電話を終えた兄を誘惑すると、すぐに抱いてくれました。
私は、兄にしか欲情しない自分は、人間的にどこか間違っていると感じながら、やはり兄とのセックスをやめられないのです。
兄を誘惑するのは、いけないことでしょうか。