『男友達のお悩み相談に乗った話』
自分の浅黒く日焼けした肌にじんわりと汗が浮かぶ夏の暑い日。
昔馴染みの男友達が何やら今にも死にそうな顔をしているのを見かけて思わず声を掛けた。
話を聞くとどうやら彼女にフラれたらしい。
それも原因が性事情に関係しているとのこと。
「まあ、身体の相性ってあるし、無理に関係を続けるよかいいんじゃね?」
男友達が小さく溜め息を吐く。
「相性以前の問題なんだよ」
「まあまあ、話くらいならオレが聞いてやるからよ」
男友達の家に押しかける形で久しぶりに訪れた。
子供の頃は結構な頻度で遊びに来ていたのに大人に近づく度に学校などの所属するグループなんかが別れて段々と疎遠になっていった感じである。
オレと身長差が余り無い男友達の肩に手を回す。逃げないようにだ。
「よっし! とりま一緒に風呂、入るぞ!」
「っえ!?」
こちらの提案に男友達が驚いている。
見ただけで女にフラれるブツってのが、どんなもんなのか興味を引かれたのだ。
「いいじゃねえか、ガキの頃に一緒に入ったことあるだろ」
「それはホントに小さい頃の話でしょ」
戸惑っている男友達を引っ張って無理矢理に風呂場へ連れて行く。
汗を吸って湿ってしまった服と下着を脱いで乾燥機能付きの洗濯機に全部放り込む。
「人の裸を見たんだから、お前も見せるのがスジってもんだぞ」
一糸まとわぬオレの姿を食い入るように見つめて来る男友達をからかう様に笑ってやる。
洗濯機を動かしたら自分も向かうと言ったので先にシャワーを浴びて待つことにした。
風呂場の入り口が開く音がしたのでそちらを見ると股間をタオルで隠した男友達が羞恥心で視線をオレから外しながら立っている。
「ほらほら、隠してんじゃねぇよ。ソイツを確認するために風呂に誘ったんだから」
恥ずかしさで抵抗する男友達の腕を掴んでその手を退ける。
「……でっか」
そこにはオレの人生で今まで見たことない大きさの男性のシンボルが存在を主張していた。
てっきり粗末すぎて愛想をつかされているのかもしれないと予想していたが逆のパターンだったようだ。
そして、男友達のブツは興奮状態にある。
「も、もういいだろ」
男友達が今更隠そうとタオルを被せるがその存在感を隠しきれていない。
「部屋で待ってるから、身体キレイにしたら来い」
男友達の耳元でそれだけ呟き、オレはバスタオルで身体を隠して浴室を後にする。
彼の部屋に入るのは久しぶりだが、几帳面な性格そのままに綺麗に整理整頓されている。
ベットに腰かけて待っていると彼が部屋にやって来た。
……服を着て。
男友達の行動につい溜め息が出た。
「あのさ、さすがにソレはないだろ。つか、期待してるクセに覚悟はできてないのかよ」
彼が興奮している証拠をズボンの上から撫でながらそう詰め寄る。
気まずそうに何も言い返せない彼に呆れ自分がリードしないとダメだと理解した。
「ったく」
バスタオルを外して床に落とす。彼に背中を向けてベットに手を着いてお尻を突き出す格好になる。
「ほら、ココに挿れるんだぞー」
ふりふりと挑発するようにお尻を振って、自分でワレメを開いて彼に見せ付ける。
「ふぅー」深く息を吐き出し「もう後戻りしないよ」と彼が宣言した。
ワレメに彼の先端が押し付けられるのを感じる。
彼がこちらの腰を力強く掴むと「ふん!」と掛け声と共に一気に奥まで突きこまれる。
「おぶ!」まるで杭でも打ち込まれたかのような衝撃が自分の一番奥の部分に押し込まれ、ナカを全て占領された感触が襲ってきた。
「動くよ」
「ちょ、ま、あぎ!」
静止の声が届くことはなく、彼の動きは段々と容赦なく激しさを増していく。
「っおう! っおう! っおう!」
奥に突きこまれる度に脳に電流が走るような衝撃で繕うことができない喘ぎ声を部屋に響かせてしまう。
彼が動きを大きくして、深々と力強く突く。
それと同時に自分のナカに熱いモノが広がっていくのを感じる。
フィニッシュを迎えて引き抜かれると力が抜けてベットに倒れ込んでしまった。
終わったと思い彼の方へ視線を向けようとしたが下腹部に依然として硬いモノを押し付けられていることに気が付く。
「まだ終わりじゃないよ?」
彼の宣言に自分の鼓動が早くなるのを自覚していた。
その後にコイツは何度も人のナカに好き勝手フィニッシュを決めてくれやがったので責任を取らせることにしたのであった。